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大山倍達マニアック検定

ある日の極真会21 (現代カラテ 1970年9月号)

JUGEMテーマ:空手
 
 恒例の「現代カラテ」です。 手元にあるのはこれがラストですので、今後は入手したら継続、という形になるかと思います。 次回からは「現代カラテマガジン」ですね。 で、「月刊パワー空手」が創刊される時期になったらそっちと並行しようかなと。
 それでは、本編へどうぞ。

現代カラテ1970_9.jpg

 
「空手ニュース」国内から
・極真会館会長毛利松平氏帰国
 世界各国の国情視察の為、海外に赴いていた極真会館会長毛利松平氏が7月10日、帰国した。
 アメリカ・ニューヨークでは極真会館アメリカ連盟のメンバーから盛大な歓迎を受けた様だ。

・極真会館夏期合宿
 毎年恒例となっている極真会館夏期合宿は今年も千葉の一の宮海岸で行われた。
 7月24日から27日までの合宿は、昨年より参加人数こそ少なかったが、より質の高い合宿となった。
 海外からもコライリア・ミラン氏(ユーゴスラビア)、エスメ・ポトー嬢(南アフリカ)、そして7月25日に到着したばかりのニューヨーク支部の女性No1と表されるモーリン・ブラジル嬢らが参加し、稽古に励んでいた。
 この合宿の模様は、「日刊スポーツ」のテレビニュースとして取材され、合宿終了後暫くの後、「東京12チャンネル」で放映され好評だった。

・四国支部の合宿
 本部と同じ様に夏に合宿を行う四国極真会館では、今年も愛媛県八幡浜で8月6日から10日までの5日間に渡って激しい稽古が繰り広げられた。

芦原道場197009.jpg
四国支部

 念願の常設道場を得たばかりの四国支部は、芦原英幸支部長以下70名の道場生と共に迫力に満ちた合宿を行った。

・本部道場への外国人留学生
 ■7月25日に到着して直ぐに本部の夏期合宿に参加したアメリカのモーリン・ブラジル嬢は、体格も良く、おまけに組手が大好きという事もあって、男性顔負けの迫力がある。
 中村忠支部長の下で初段を得ているだけに、実力は中々のものだ。
 ■6月25日に来日して以来、猛烈な稽古に明け暮れているのは、共産圏ユーゴスラビアから来日したコライリア・ミラン氏だ。
 ユーゴには空手指導者が居ない為、白帯から始めて帰国予定の9月初旬までには何とか色帯を取得しようと、1日5時間の稽古を繰り返している。
 ■珍しくフランスからの留学生、マーク・ボヌー、デニス・ベナムーの両氏は8月2日から稽古を始めている。 両氏とも白帯ではあるが、大変熱心だ。
 彼等にフランスの空手道場の話を聞くと、フランスでは教える方も教わる方もあまり熱心で無いので、日本へ来たかいがあったという事だった。

・梶原一騎・川崎のぼる両氏を励ます会
 最近の漫画・劇画界に興隆のきっかけを作ったと言われる作家、梶原一騎氏と劇画界の雄、川崎のぼる氏を励ます会が7月27日、新橋第一ホテルで行われ、極真会館大山倍達館長も出席し、祝辞を述べた。
 これは、両氏のコンビでテレビに演劇にまで大ヒットを生んだ「巨人の星」の発売350万部を記念して催されたものである。
 梶原氏は、空手を題材とした「虹をよぶ拳」をつのだじろう氏と共に「冒険王」に連載して好評を博し、TV化も決定している。 極真会館と大山館長の協力という事で、同作品に知識を提供している。
 また、梶原氏は極真会館へ相談役として種々の助言を頂いている。

・国内支部の動向
 新道場の設立を果たした四国支部の芦原英幸支部長は、毎日休む事無く、宇和島、八幡浜、松山と各道場を指導して廻っている。
 大山館長の著書の写真撮影にも惜しみ無い協力を示し、合宿を開き、そして8月12日には、道場生の1人だった窪田マスミさんと結婚式を挙げた。 2人の門出を祝おう。

松島道場197009.jpg
群馬支部

 群馬支部は群馬県山田郡で6月に新道場を設立し、指導している松島良一支部長は、現在道場の発展に努力している。 三共電気の空手サークルを指導したりと、やる事は多いが、今後の発展向上を期待したい。

海外から
・ヨーロッパ連盟綜合合宿
 ヨーロッパ極真会館連盟では、7月25日からオランダ極真会館を中心として、壮大な綜合合宿を行った。 ヨーロッパ各国の主要な空手家が一堂に会しての合宿の成果は計り知れない。


極真会館海外支部の動き
オランダ ハーグ支部
支部長 H.P.コージン氏 三段
 国際司法裁判所のあるオランダ・ハーグには、オランダ極真会館のジョン・ブルミン氏の薫陶を受けたH.P.コージン氏がいる。

ハーグ支部.jpg
ハーグ支部

 コージン氏は元々柔道家として知られていたが、極真空手に傾倒するに至り、その腕を大山館長に認められ、三段となった。
 オランダは非常に人材に恵まれており、ルック・ホランダー、ヤン・カレンバッチ氏等と並び、ブルミン氏の下で発展に寄与しているコージン氏の活躍を期待して止まない。

クニの目
文:大山国良

漫画「空手記行」 第19回
絵: 大倉元則
原作: 大山倍達著「世界ケンカ旅行」

空手記行19.jpg

日本剣客列伝(4)
無刀流 山岡鉄舟
文:大杉豪夫

AIR MAIL FROM NEW YORK
アメリカ極真会館連盟委員長 中村忠氏からの便り

大山倍達館長
    昭和45年7月12日夜
(中略)
 又、御無沙汰致しましたが、館長には常に、お変りなく御元気にお過しのこと心より念じております。 さて、毛利松平先生のニューヨークへいらした時の報告、遅くなりましたが、させていただきます。
(中略)
 そして、いよいよ、毛利先生がお着きになり、姿を見ると同時に、オッス! と大声を出してしまい周囲の人達はビックリ。
 先生もその声に気づき僕達を見て「イヤー中村君、ニューヨークで逢えると楽しみに思っていたが、わざわざワシントンまで来てくれたのかね。 イヤー、イヤーありがとう」
 この言葉を聞き、茂先輩、小生とも昨夜一睡もせず、そして経営者どもと口論して来た甲斐があり、ホーット致しました。 茂さんは今度初めて会長に逢ったので私から詳しく紹介致しました。

毛利松平NY.jpg

(中略)
 「ここにいる青年中村君は、世界一強い立派な大山倍達館長の愛弟子で、ここニューヨークで空手のために、一人で頑張っております。 しかし単独でしかも異国故何かと困難があると思います。 その折りは何卒、相談援助していただきたい」と申された時には、本当に眼がしらが熱くなり、感激と感謝の気持で一杯でした。 この時もつくづく先生の愛情の深さ、尊さに感銘しました。
(中略)
 …まず、このような立派な会に、小生のような若輩者を招待していただきました、内田総領事、そして、毛利先生にお礼を述べ、呼吸法の説明に入り、つい調子に乗り、日大節まで歌ってしまい失礼してしまいました。
(中略)
 毎日館長にあっては御多忙とは存じますが呉々も御身御自愛なされますよう猛暑の折特に御注意の程お願い致します。
 毛利先生お逢いの節は館長よりも宜しくお伝へ下さいませ、
 道場生諸氏にも充分宜しくお伝へ下さいませ。
     敬具
    門下生 中村忠拝
吾が師
大山倍達館長

拳法夜話 第8話 少林寺拳法の研究
文: 拳究生 M・松田

「武道と空」 第37回
文:作家 森川哲郎

大衆の空手として定着するために
第2回オープントーナメント 全日本空手道選手権大会を迎えて

第1回全日本東京体育館前.jpg

 このような前回大会の余波のくすぶっているなか、本年も東京体育館において第2回を迎える。 9月26日同様美午後2時から8時まで、前大会を上まわる内容と迫力を盛りあげるのに関係者一同日夜準備にいとまがない。

カラテ・エッセイ
組手の心得 1
文:極真会館館長 大山倍達

「私の道程」第44話
文:極真会館館長 大山倍達

 …「武道」と始まって「柔道」「剣道」「弓道」「空手道」そして「茶道」「華道」「香道」また「芸道」とか「商売道」となるとなにがなんだかごっちゃになってくる。 しかし、よく考えて見るとこの「道」ということばは重宝なもので、あるジャンルに徹していく、そういう精神構造を一つの方向にもっていく、そんな役目がある。 ひどいになると悪道と若衆道などというのもある。
 悪の道に徹していく心胆であり、男色を真当に進むことであったりするのだから、「道」ということば自体が可愛想なくらいである。
 これらやたらと「道」をくっつければ何か箔がついたり、高貴に思えるというメッキのような役目も、もたらされてしまっている。
 私はそれらの意味とごっちゃになった武道であるなら、その「道」の思想をすててしまいたい。
(中略)
 私が「空手道」としているのを容認するとすれば、それはその当時者たる空手家自体の歩んできた道の体験と観察によって「空手」という武術の意味あいや主旨が決定されていると解釈するときだけである。
 少なくとも私はそうである。 国債空手道連盟は空手マン一人一人が、世界平和と人類愛を空手の道という中で、実現させて行くこと。 そして、一人一人の道程がより集まって、空手という人間にとって一つの共通項の意味をふくらませ、主旨を附与していくことをもって空手道としている。
 「道」は一人一人が自分の意志と責任のもとに、強い遂行力をもって歩むものである。 空手道はそのような人々の無限の集まりのタバであり、多様な道を内蔵し、どのような人々をも包含していく豊かな巾をもったものとしたい。
(中略)
 …また、世界の空手としてというとき、その心底には常に、真の日本人としての誇れるべき精神性を保持していなくてはならない、インターナショナルは、ナショナルなものがあって始めて存在する概念だからであり、真のナショナリズムなくして世界人たらんとする愚は、さけたいものである。 私の言う新しい空手道はその意味において定点を占めていると自負しているものである。

わーるど・みに・あい
ブラジル(リオデジャネイロ)

 日本本部道場へ修業に来てから一層の充実を見せた、ブラジル・リオデジャネイロの田中恒義氏はブラジル極真会館支部をおさめていると同時に南アメリカ連盟の責任者として、毎日を忙がしく過している。
 父君から柔道を手ほどきされて、ブラジルで育った田中恒義氏は、日本の土をふむ事は、父の故国へもどった事でもあった。

新空手界 現代の主役
山梨県弦武館道場(山梨県)
小倉且昌(庸義)師範

大山倍達と小倉且昌.jpg
大山倍達館長と小倉且昌師範

私立甲府商業高校卒
私立明治大学法律本科卒
私立明治大学政治経済学部卒
昭和16年 儀間真謹師範に師事空手を始める
(中学生時代に剣道二段)
昭和20年10月 甲府駅市村米造居合道場にて、終戦直後剣道禁止のため、その道場にて空手の指導を開始して、山梨県での空手普及の緒をつける。 以後25年間空手指導と修業研究をつづけ現在、総本部、中央、南と各道場を中心に県下高校他学校方面に普及指導をくり拡げている。
44年1月月刊の空手新聞を発行、全国に普延4万1千部の発行部数を誇る。

気合いがこだまする海岸で
極真会館本部夏期合宿一於、千葉県一の宮海岸

夏期合宿1970.jpg


 という事で、今回は以上です。
 大山倍達総裁の記事が面白かったので、長文転載してしまいました。
 後は特に説明する事も無いですかねぇ。
 先に書いた通り、次回からは「現代カラテマガジン」を紹介して行きます。
 それでは、また。


参考文献:
現代カラテ 1970年9月号 現代カラテ研究所 1970年






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