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大山倍達マニアック検定

極真空手のレア物

JUGEMテーマ:空手
 
 それでは、改めまして明けましておめでとう御座います。 昨年は日本のみならず、世界的に大変でしたが、今年も波乱がありそうです。 気を引き締めていきましょう。

年賀.jpg

 まぁ、当ブログ的には…いつの間にか月間ユニークで2万、ここ3ヶ月は月間4万前後のアクセスという、予想もしていない数字になっています。 物凄いニッチなブログだと思うんですが、増田俊也先生の「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」の影響で9月頃から一気にアクセスが増えましたねぇ。 11月からの検索ランキングでは「木村政彦」が単独キーワードだけでも5000くらいになっています。
 ちなみに11月からのトップアクセスベスト5は以下の通りです。
1位 木村政彦、大山倍達を語る(1985年) 
2位 【古記事】 塩田剛三と木村政彦の対談(1987年) 
3位 極真空手と少林寺拳法の抗争1(1972年) 
4位 【レビュー】真樹日佐夫著 「極真カラテ 二七人の侍」(1986年)
5位 ある日の極真会20 (現代カラテ 1970年8月号)

 皆さんはどの記事が面白かったでしょうか? 私が直接聞いた所では、瓶切りの記事が良かったと言われましたw


 さて、今回は昨年もやりましたね、極真のレア物でもやろうかと思います。

空手道新教程海賊版1.jpg

 まずはこちら、「新教法 萬能空手道」 著者は鍾山正敏、萬世雄が翻訳の様です。 香港で出版されていますが、出版年は不明。 えー…勘の良い方なら分かるかも知れませんが、鍾山正敏とは、日本空手協会の中山正敏先生です。 つまりは「空手道新教程」の海賊版なのです。

空手道新教程.jpg
本物

空手道新教程海賊版3.jpg
海賊版

 では、何故極真のレア物にカテゴライズしたかと言うと…コレ、極真側から見れば苦笑物ですが、協会側から見れば噴飯物でしょうね、最初の数ページは極真のグラビアで占められていますw

空手道新教程海賊版2.jpg

 一応極真の名や大山倍達総裁の名が見られますが…海賊版にありがちな1冊でした。

***

ロシア版This_is_karate.jpg
"This is Karate"

 次は多分1998年に出版されたと思われる、"This is Karate"のロシア版、"Это  каратэ"。 ロシア語はまるで読めませんが、奥付を見ると、多分2000年に出た第3版かな。 ちゃんと許諾を得ているみたいで、日貿出版のコピーライト表記がありました。 もう1種類表紙違いがあるみたいですが、どっちが古いのか分かりません。
 最後に"This is Karate"が出版されたのは1991年の第5回世界大会に合わせて再版された物(大山総裁のサイン入り)だと思いますので、現在では本書が最も新しい"This is Karate"でしょう。
 まぁ…その割には手元にある"This is Karate"の中で一番ボロいのですが…。

***

8ミリ地上最強のカラテ.jpg

 8ミリフィルム版の「地上最強のカラテ」「地上最強のカラテ」は何気に超多展開しており、国内版だけ見渡してもVHS版で多分3種類、DVD版、DVD BOX版、VHD版、LD版、8mmビデオ版そしてこの8ミリ版とあります。 後はQUEST様にBDのHDリマスター版をお願いしたい所です。

8ミリ地上最強のカラテ2.jpg
中身

 時間の方は45分となっていますので、縮尺版だと思われますが、未だに中身を見た事がありません。 手元にオーディオカセット付とカセット無しの2種がありますが、一方は紛失したのか、元々入っていないのか不明。 中身は未使用では? というくらい綺麗です。

***

1969年極真シール.jpg

 1969年に作られたと思われる、極真のステッカー。 どういう経緯で作られたのかは不明ですが、第1回全日本に合わせたと考えるのが妥当でしょうね。 私が入手した先の事を考えると、大会に出資した協賛会員にお礼として配られた可能性もあります。

***

極真会館しるべ.jpg

 「極真会館しるべ」。 1974年頃に制作されたと思われる本部入門者/入門希望者に渡される小冊子です。 中身は日本語と英語で入会手続き等の説明があります。 見学に行ってこの小冊子を貰った方もいらっしゃるかと。
 そして1982年に制作された「入門のしるべ」。 この辺りになると組織としての厚みが出来てきました。 目次も書いておきましょうかね。

会長御挨拶
理事長御挨拶
館長御挨拶
入門要項
入門者の心得
稽古時間表
稽古内容
    一般部
    少年部
    女子部
    壮年部
    補修課
    黒帯研究会
昇級・昇段規約
道場訓
道   則
歴代入賞者一覧
除名者名簿
=至難の技=百人組手
極真会館のあゆみ
極真何でもNo.1
海外支部一覧
国内支部一覧
大山倍達館長著書一覧

入門のしるべ.jpg

 この本には縁ある著名人が寄稿していますが、テレビ撮りしたという大山総裁とマッハ文朱氏の組手、見たかったですねぇ。
 他には内弟子の若獅子卒寮生の名簿という面白い物が載っていますが、その反面歴代入賞者一覧に目を通すと全員ではありませんが、除名者の名前が消されるという事が起きています。 また、除名者名簿というのがあり、7名がその理由と共に記されています。
 余談ですが、地方支部の場合は大会プログラムに入門書が印刷されており、そちらに記入して切り取って入門、なんて事もありました。 なのでその支部では入門者にプログラムを渡して「これ、読んでおいて」なんて言ってましたねぇ。 あれも「入門のしるべ」になるんでしょうか。

***

三重支部記念誌.jpg

 これ、他の支部で作っているのか知りませんが、三重支部が97年に出版した記念誌「極真カラテ 三重支部の足跡 (1985〜)」。 函入り豪華本です。
 長谷場譲支部長は内弟子卒寮後にパワー空手編集部に入っていますので、経歴を考えるとこういう記念誌もさすがだと思います。 当時の「月刊パワー空手」でも取り上げられていましたが、四日市大学での空手集中講義の記事が多いですね。

***

 で、遺族派…当時は連合会かな、による「パワー空手」全3冊。 97年12月から98年6月まで3回発行されました。 20ページの中綴じ。

パワー空手(1997年).jpg
復刊第1号

中身は「月刊パワー空手」の再録の他に大石代吾先生の寄稿記事や故大山智弥子館長の記事。 しかし出版業界の人間がいない中での継続には無理があり、廃刊になってしまった模様です。
 智弥子館長による「パワー空手」創刊秘話(多分、「近代カラテ」の事だと思いますが)や、本部道場設立秘話、吉川英治先生による道場訓完成秘話は面白かったですね。 第3号の表紙には田畑繁先生の名前があるのに本編ではその記事が無かったりと、色々バタバタしています。 では、道場訓完成秘話を少し引用してみましょうか。
 
 そしてある日、吉川先生は不断は裏庭など来られないのに、その日はたまたまお散歩にいらした。 そして薪が沢山、きれ〜いに積んであるのを見つけて、「誰がやったんだ」とお尋ねになったそうです。 きっと切り口もちがったのでしょうね。 「もう半年も前から、先生にお目にかかりたいと通ってらっしゃる方がいらして……大山さんという方なのですけど……先生にお会いできるまで、こちらに通うとおっしゃっていました」 「あぁ、そうか」。

やっとお会いできた

 それが頭に残っていらしたのでしょうね、しばらく経ったある日、突然、「大山さんがもしいらしたら、お目にかかってもいいよ」とおっしゃったのですって。 それでお目にかかる機会ができました。 「吉川先生はお書きになる方、私は身をもってそれに尽くしている者です。 この度念願の道場を建てることになりました」 「あぁ、おめでたいことです。 それでご用は何でしょうか」 「これから若い者が沢山入門してくるでしょう、自分のような人間が訓話を書くなんてなかなかできない。 先生の本は読まないものはない、感動しました、ぜひ先生に訓話をお願いしたい」。 私は、その時の総裁の顔が目に浮かぶわよ。 先生はしばらく黙ってらしたけど、ふっとお顔をあげて、「わかりました、引き受けましょう」とおっしゃって下さったそうです。 気が遠くなりそうだったって、本当に現実かと思って手にぐっと力が入ったって、あとで話していました。 「できましたら郵送しますからご心配なく。 届かない時は、まだできあがらないのだと思って下さい」とおっしゃって、勝手口から帰る時にはお手伝いさん達も「大山さん、よかったですね」って見送って下さったのですって。 しばらく経って、ちゃんと送られてきましたよ。 普通の白い紙でした。 和紙っていうのはわかりました。 それが今の道場訓になったのです。

吉川先生の心

 吉川先生とのご縁の中で、私が一番感動したのは、このあとの先生のお言葉でした。 先生が引き受けて下さった時に、総裁は「今の自分は何もお礼ができない」と正直に話したそうです。 「今は嬉しくて、もう踊りたいぐらいだ、だけどそれを受け取ってよいものかどうか迷っている、先生のご厚意を受けるわけにはいかない」って。 そうしたら先生が「大山さん、もうお礼はいただいたよ」っておっしゃったんですって。 「あなたが割ってくれた薪のおかげで、どんなに気持ちよくお風呂に入れたかわかりませんよ」って。

臨時増刊パワー空手.jpg
臨時増刊号

 ちなみに95年春に出版された「臨時増刊 パワー空手」という物も存在しますw 95年に松井派の機関誌が「月刊ワールド空手」になりましたが、当時の遺族派で臨時増刊号を出しました。 メンバーは小野寺勝美、林栄次郎、睫攘、安西友吉、手塚暢人の5支部長。 30ページほどの雑誌ですが、その大半が遺言書と松井派への糾弾となっています。 陰謀論を仄めかす人もいて、結構カオスな一品。

***

1980異種格闘技戦.jpg

 最後に1980年2月27日、蔵前国技館で行われたアントニオ猪木VSウイリー・ウイリアムスによる「格闘技世界ヘビー級選手権試合」のパンフレット。 冒頭から梶原一騎先生が飛ばしていますねぇ。 本書によれば、ウイリー・ウイリアムス先生の本名はジョン・ホーキンスだと…?
 有段者名簿を見る限り、何かの間違いだと思います。 アマの試合でリングネーム…赤星潮じゃあるまいしw


 今回はこんなもんでしょうか。 やってみて気付いたのですが、この記事は結構面倒ですねw 昨年みたいに他格闘技と合わせてやれば良かった…。 来年まだこのシリーズをやる気力があったら、次は色々合わせてやりたいと思います。
 それでは、今年も宜しくお願い致します。

参考文献:
極真会館しるべ 国際空手道連盟極真会館総本部 1974年
格闘技世界ヘビー級選手権試合プログラム 1980年
入門のしるべ 国際空手道連盟極真会館総本部 1982年
臨時増刊 パワー空手 1995 Spring パワー空手出版社 1995年
パワー空手 1997年12月号 パワー空手出版社 1997年
パワー空手 1998年3月号 パワー空手出版社 1998年
パワー空手 1998年6月号 パワー空手出版社 1998年
空手道新教程 普及版 中山正敏著 鶴書房 1968年
極真カラテ 三重支部の足跡(1985〜) 長谷場譲監修 国際空手道連盟・極真会館・三重県支部 1997年
新教法 萬能空手道 原著:鍾山正敏 著:萬世雄 世雄健身院印行 (出版年不明)
Масутацу Ояма, Это  каратэ, (出版社未確認)、 2000




 






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