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大山倍達マニアック検定

【レビュー?】前田達雄・真崎明共著「命の恩人 大山倍達」(2012年)

JUGEMテーマ:空手
 

命の恩人大山倍達1.jpg

 「俺は大山倍達に命を救ってもらったんだ」

―前田達雄

 えー、今回紹介するのは、昨年亡くなられた極真メインの映像を取り扱う会社メディア8の前田達雄前社長と、大山倍達総裁没後にそのメディア8でよく監督を務める、映像作家の真崎明氏の共著「命の恩人 大山倍達」を紹介します。 珍しく今月発売の新品レビューですw
 でも、新刊と言う事であまり細かく描写したり引用はしませんので、めっちゃ短いです。 ちなみにネタバレも多分ありませんw



 本書は前田社長の生涯と、氏にとって大きな存在となった恩人・大山倍達総裁と過ごした日々がメインとなってます。 前田社長については以前追悼記事として少し取り扱いましたが、本書を読むと少々間違ってる所がありましたね、済みません。

大山倍達・直伝1.jpg

 とりあえず目次から。 …各章のタイトルはあれですね、メディア8が出したビデオのタイトルですねぇ。 第一章はDVD版ですが。


◆目次◆

◎第一章 牛を一撃で倒した男 大山倍達

メディア8広告199510_2.jpg

    池袋の親父
    どん底
    素うどんと涙
    大山倍達直伝
    サウナ一番勝負
    故郷
    試写会『牛殺し大山倍達』


◎第二章 人間 大山倍達

メディア8広告199412.jpg

    海外遠征
    黒澤明との出会い
    倒産
    秋子
    ヤクザとの決闘
    再生への道
    インド凱旋

    百人組手
    最後の演武
    極真は背中を見せない
    永訣

メディア8広告199510.jpg

◎第三章 大山倍達の遺言
    和合
    極真空手バイブル
    山籠り修行の地を探す旅
    祈望

故大山倍達総裁墓碑建立協賛記念.jpg

 あとがき

 
 読むと分かるんですけど、前田社長の人生もかなり数奇なものです。
 大山総裁とのエピソードは既出なものもそこそこありますが、多分そんなん憶えてるのはマニアくらいなもんでしょうから別にいいかな、面白いし。
 それに大山総裁の人柄が良く分かる話が多いですね、読んでて結構ニヤニヤしてたと思いますw
 一部では知られてると思いますけど、大山総裁がサウナに行ってサボってた話なんかも載ってました。 が、オチの付いた話は本書で初めて読みました。 瞬間で見せる怖さも良かったですね。

メディア8広告199205.jpg

 大会プログラムに載っける広告費取ってこーいネタは実際に聞いているよりかなりマイルドに書かれてましたけど、何て言うか…大山倍達だから許されるって事が我々の中には確かに存在するなぁと、改めて認識した次第です。
 後半は目頭が少々熱くなりますね。
 それから…、大山総裁の茶目っ気溢れるエピソードなんか必見です。

 いや、ここ何年かは分裂絡みのネタが多かったですからね、悲哀に溢れた本とか。 散々大山総裁を調査しといて言うのも何ですが、こういう暖かみのある本は読んでて楽しいものです。 大山倍達ファンにはオススメの1冊です。


 という事で前田達雄・真崎明共著「命の恩人 大山倍達」でした。
 私は週末受け取る前提でネットで注文する人ですが、いざ注文しようとしたら品切れしてた! なんて事はそうそうありません。 しかし本書は注文しようとしたら品切れしててやっちった〜と思ってたら、キャンセルでも入ったのか翌日には発送連絡が来てホッとしましたw
 仰々しいタイトルに見えますが、本書を読むと決して大げさには思えないです。 あ、ちなみに掲載した画像は全て本書の中に登場する話を現していますw スキャン数を抑える為、ビデオからじゃなく広告からスキャンしたのは内緒です。

 さておき、大山倍達を、そして極真空手を撮り続けた前田社長の功績は、今後も我々の財産として残っていくのではないでしょうか。
 それでは、また。


参考文献:
月刊パワー空手別冊 極真カラテ91 パワー空手出版社 1991年
月刊パワー空手 1992年5月号 パワー空手出版社 1992年
月刊パワー空手 1994年12月号 パワー空手出版社 1994年
ワールド空手 1995年10月号 ぴいぷる社 1995年
'97全世界ウエイト制空手道選手権大会プログラム 国際空手道連盟極真会館監修 1997年
命の恩人 大山倍達 前田達雄・真崎明共著 蕗書房 2012年

参考映像:
大山倍達・直伝 メディアエイト 1987年
 

関連リンク:
【特別編】 ビデオ「大山倍達・直伝」(1987年) 









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コメント
私も読んでみます。

> 極真は背中を見せない

第二章にあるこの名文句は確か梶原先生が言い始めたと思います。力道山の弟子でレスラーの大木さんが大山館長に挑戦して来た時だったと思います。その時は「大山空手はうしろを見せない」でしたね。
>名誉五段さん

当時の記者会見を見る限り、発言したのは大山総裁ですね。
こんな感じです。

「…現に大木君はこの記事で近く挑戦状を発送するといっていながら、今日で二週間になるのに、まだ私の手元には届いていない。 挑戦を受けた以上、応じるかどうか、また勝つか負けるかは別として、大山空手は後ろをみせない。 誰が挑戦し、勝っても負けても再びリングに上がれないだろうと思います」
(「東京スポーツ」1975/7/3)
  • Leo
  • 2012/10/07 2:53 PM
いや〜読む価値がある一冊ですね。
サウナでのエピソードは痺れました。
本当に凄いとしか言いようがないです。
最後まで尖がってた総裁が益々好きになりました。
総裁こそ本物の男の中の男ですね。
今の時代には、ここまで骨のある人は見当たらないですもんね。
  • 大山総裁ファン
  • 2012/10/07 5:57 PM
>大山総裁ファンさん

面白かったですよねぇ。
サウナのあの話は知りませんでしたけど、最晩年に他流派の先生を叩いて慰謝料を払わされた大山総裁らしいというかw

そう言えば「サムライパンチ」で言ってた「ビデオ業者との二重契約」って、本書の「ザ・極真」のビデオの事なんですかねぇ。
  • Leo
  • 2012/10/07 7:49 PM
 「命の恩人」、良かったです。
空手本を読む度に、頭と心が20代に戻るんですよね。
時代を忘れてしまう。
 「正伝」「遺言」の読後とは全く違う
さわやかな気持ちになりました。

 師匠に対する、受けた恩とか
感謝の気持ちが違う、
愛情が違う、
と感じました。
  • tama
  • 2012/10/08 6:01 PM
>tamaさん

確かに気持ちの良い本でしたね。
まぁ、ある種感謝を綴った本とも言えますので、前掲の本とは主旨が違うし比べちゃあれかな、とも思いますがw
久々に大山倍達語録が読みたくなったので、ブログでシリーズ化しようかと考えてしまいました。
  • Leo
  • 2012/10/08 9:00 PM
ビデオシリーズでの総裁の若い頃の映像がやたら短い理由がわかりました(笑)
若い頃にそれ目当てで大金出して買ったのを思い出します。
今から思うと短すぎる気もしますが、当時は正座してみていたくらい貴重なものでした。
  • kimura
  • 2012/10/10 12:06 PM
昨夜、読み終わりました。
総裁の魅力を思い出しました。忘れちゃうもんですね。
さりげなく勤行の事も書いてありましたね。
  • ひざげり
  • 2012/10/11 8:10 AM
>kimuraさん

まぁ、映画版の方を見ると分かるんですけど、結構哀しそうな声を牛が出すんですw
まんまは出せないなぁと初めて見た時は思いましたねぇ。

>ひざげりさん

一連のビデオシリーズで前田社長が撮ってきた大山総裁の魅力を真崎さんが上手く引き出していますよね。

今回のレビューは関係者の方にも好評だと聞きまして、恐縮してますw
  • Leo
  • 2012/10/12 10:02 PM
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