calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2019 >>

categories

無料
無料
無料






archives

大山倍達マニアック検定

ある日の極真会 9 (近代カラテ 1968年1月号)

JUGEMテーマ:空手
 さて、伊達直人さんが世間を騒がせていますが、それを受けて「タイガーマスク」の文庫本の増刷が決定した様です。  しかし、懐かしのアニメ特番以外でこの名前を聞く事があるとは思ってもいなかったので、私もちょっとテンションが上がりましたw

近代カラテ1968_1.jpg

 何だか「近代カラテ」の更新も久々ですね。 今回はちょうど新春号という事で年頭の辞が載っていますので、こちらを掲載したいと思います。


年頭の辞
極真会館会長 毛利松平
極真会館理事 塩次秀雄
極真会館館長 大山倍達

1968新年大山倍達.jpg

 新春の慶を申します。
 近代カラテの誌上から皆さんに新年のあいさつが今年も出来る事は大変うれしい事です。 近来の世界の様子は空手のみに目をむけると、増々繁栄の道を歩んでいる。
 一時のブームとしての面をうかがう事の出来る地域も確かにあるし、空手そのものを喰いものにして生きている者も居るようであるが、私達は、一時的なブームのような形のものを全て地につけて、着実な歩みを促進させて行かなければならないと思っている。
 社会という集団の中におこる事々は、最初の、おき方はさまざまな形をしていたけれど近ごろのように、マスメディアの発達は、良いものは良いものとして、一夜のうちに世界に拡散して行くのです。
 流行とかブームは、このメディア自体のもつ体毒のようなもので、悪しき面が出て、過度の評価や歪曲が生まれるのです。
 その面のみをシニカルに受けとったかたちのものが、真に良しとされる価値までをも、くもらせてしまうのです。
 それで、浮ついた先物買い的風潮の人々は陶冶されていき、真に地についた、歩みが始まるものです。 カラテは今そんな峠にさしかかっているといえます。
 今、正しい認識と活動が空手界にとって必要なときはないと言えます。
 空手に関係する又本誌読者諸賢と共に世界のカラテとして一層発展させる年としていきたいと思います。

昭和四十三年 元旦

'67年想いでの断片とその果て
■1/3 寒稽古
 極真会館は正月の3日から三峰にて厳しい寒稽古を行った。
■1/7 道場鏡開き。
■1月上旬 フィリピンよりパラガス氏来館。
 武道研究の為、パラガス氏が来館し、極真会館で空手の稽古に通った。
■2/25 ニュージーランドからジャン・ジャービス氏来館。
 イギリス支部で2級を得ていたジャービス氏は10ヶ月間の予定で来館し、熱心に稽古を積んだ。

1967ジャービス.jpg
ジャン・ジャービス氏

■3/5 色帯者の審査会。
 会員数増加の為、審査を2回に分け、第1回を行った。
■3/11 オランダから2名来日。
 ホーランダー、セリス両名来日、稽古を重ねる。 ヨーロッパの空手のリーダーの一人として活躍するべく抱負を語る。
■3/12 雑誌タイム・ライフの取材班来る。
 タイム・ライフは、大山倍達館長に焦点を当てて取材、雪中の三峰での稽古を撮影した。
■3/28 NETテレビ出演。
 大山館長は、NETアフタヌーンショーに出演、種々の術を披露した。
■4/8 加藤重夫指導員、オーストラリアへ派遣。
■4/9 白帯審査会。
■4/27 座間米軍キャンプで演武会。
 座間支部が企画した演武会は、キャンプ内で大きな反響を呼んだ。
■5/20 城西大学極真会館入会。
■5/31 シンガポールからピーター・チャン氏来館。
■5月下旬 イギリス極真会のアニール氏、ヨルダン王族を指導。
 イギリスから中東のヨルダンに出張して行われた極真会館空手の指導は、王族を魅了した。
■6/17 大山茂指導員アメリカへ。
 アメリカからの矢の催促を受け、盛大な壮行会で送り出された大山指導員は、ニューヨーク・ホワイトプレーン道場で指導を開始した。
■6/22 フジテレビに極真会出演。
 昨年2度目のTV出演。 フジテレビのセブントゥオーショーで、極真会の空手を披露した。
■7/7 アメリカ・ジョージア州支部長、デシック・キム氏来館。
 大山館長と種々の空手の状況、アメリカ空手界について話し合い、帰国した。
■7/21 朝霞米軍の極真会支部演武会。
■8/1 大山館長の著書「百万人のカラテ」、制作開始。
 講談社から発行する予定の「百万人のカラテ」の写真撮影その他が着手された。
■8/9 極真会館夏期合宿。
 昨年と同じ千葉一の宮海岸にて100名を超す参加者と共に合宿が行われた。 また、各種報道陣がこれを報じた。
■8月中旬、アメリカでも暑中稽古。
 ニューヨーク・アカデミー道場では、中村忠指導員の元、激しい暑中稽古が行われた。 大山茂指導員も応援に駆け付け、海水浴客の度肝を抜いた。
■8月下旬、オランダの留学生帰国。
■9月初旬、ニュージーランドからバーバー氏来館。
 先のジャービス氏の後輩で、共に10/18に帰国した。
■10/1 極真会館秋季審査会。
 中国拳法の大家、澤井健一師範を迎え、盛大に行われた。
■10/21 極真会館指導員、職員の慰安旅行。
 大山館長同行で熱海の先、綱代にて過ごす。

極真慰安旅行1967_2.jpg
慰安旅行

■10月下旬 中村忠、大山茂両名が、マジソン・スクエア・ガーデンにて演武を行った。
■10月下旬 オランダよりカレンバッチと、グラベスタイン両氏が空手留学に来た。
■11/2 雑誌ライフで中村指導員報じられる。
■11月下旬 大山館長、韓国空手界を視察。
■12月 四国極真会館に、愛媛県松山東警察が入会。
 一挙に多くの会員が四国に増えた。

「空手ニュース」 海外から
・イギリスのボルトン氏入賞
 イギリス極真会館のボブ・ボルトン氏は、先頃行われた、イギリス空手チャンピオンシップに出場し、2位に入賞した。 イギリス支部では、アニール氏が実技面では、非凡な才を示し、指導や実戦を行っており、ボルトン氏は運営面に才を発揮している。

・オランダからの留学生
 11月始め、オランダから本部道場に2人の留学生が来館した。

1968新年カレンバッチ.jpg
ヤン・カレンバッチ氏

 1人は小学校で体育教師を務めるヤン・カレンバッチ氏で、オランダで初段を得ている。 もう1人はグレベスタイン2級だ。

「空手ニュース」 国内から
・四国極真会館の状況
 四国極真会館は、徐々に発展している。 松山東警察の極真会入会もあって、野村、八幡浜は着実に人員を増やしており、芦原英幸指導員の滅私的な努力によって、技量も向上している様だ。

1968新年四国極真会.jpg
四国極真会館の稽古風景

・大山倍達館長の韓国視察
 大山館長は11月末から12月半ばまで、韓国の空手界視察に出掛けた。 大山館長は日本空手界の方向付け、また極真会館の発展の為に参考とするべく、各地を巡り要人とも会見した。

1967大山倍達韓国視察.jpg
韓国で組手指導をする大山倍達館長
 
・大山館長の著書進行中
 現在、大山館長の空手書”Advanced Karate”が撮影に入っている。 これは”This is Karate”で大ホームランを出した、日貿出版社から上級向けに出されるものだ。
 国内では日貿出版社の「ダイナミック空手」、講談社の「百万人のカラテ」が進行中である。

アメリカの空手熱の実態 第2回
文:日刊スポーツ新聞記者 鈴木庄一
 (この項はいずれ当ブログで別に記す)

「詩」
文:歌人 草壁焔太

「古武道の研究」
文:松田鉦
 糸洲安恒「糸洲十訓」、喜屋武朝徳「実戦の心得」、船越義珍「空手道二十ヶ条」全文。
 
「日本剣客列伝」 第1話
 天竜の祖 斉藤伝鬼坊
文: 大杉豪夫

「近代カラテ 誌上教室」 第6回
特殊攻撃 -蹴り-

「空手と禅」 第5回
文: 極真会館館長 大山倍達

「武道と空」 第12回
文:作家 森川哲郎
 毛利松平会長、大山館長の対談抜粋(「武道日本」)

「モリイの目」 第3回
文:元極真会館事務局長 極真会館委員 森井嘉孝
 公相君について

「私の道程」第19話
文:極真会館館長 大山倍達

 
 今回はここまでです。 「空手ニュース」は短文ですが、その他の記事(例えば松田隆智さんのエッセイ等)も読んでみたいという要望があれば、別記事としてブログに掲載します。
 まぁ、謹賀新年という事で、「近代カラテ」にも色々と届いていますが、その後も長らく極真会館に(程度はともかく)関わっていた竹下登元総理や、谷川和穂元衆院議員、三浦六郎元警視庁警察学校柔道師範と云った方々のお名前もありました。
 でも、ブログ的には初期の高弟が寄せているページの方が興味深いかと思いますので、掲載しておきます。

1968新年挨拶.jpg

 …下書きの日付見たら4日前にこの記事を書き始めてたw
 いや、昨日は「日曜日の今日」国会図書館に行ってこようと下調べしてたんですよね。 で、久々だったし今朝になって、「日曜って何時からだったかな〜」とサイト見たら日曜が休館日だった事に気付きまして、「庶民の為、休館にすんなら平日にしろやゴラァァ!」と、些か凹みました。

 さておき、リクエストのあった某拳法との抗争について、後2,3記事が揃ったら、構成と台割り作って執筆に入りたいと思います。 来月か、再来月には連載出来るんじゃないですかね…って書くと何かプロっぽいなw
 そこで、ちょっと皆様の手を借りたいと思います。
 時期は1999年か2000年頃、雑誌は「月刊フルコンタクトKARATE」誌だったと思いますが、ハワード・コリンズ先生のインタビューがあったと記憶してます。 あれって何号でしたっけ? 自宅で探してるんですけど、何か見付からないんですよね。
 あの記事に「闇討ち」された時の話が載ってた記憶があるんですよ。 確か、「後ろから殴って来て逃げていった」とか何とかそんな感じだったと思います。
 という事でコメント欄でもメールでも構いませんので、情報をお願いします。 無論、他にも「こういう記事があるよ」というのがありましたら、参考させて頂きます。 改めて探してみると案外忘れている物で、現在はあの記事はどこだったかと資料を漁っている最中ですw

 それでは、また。

参考文献:
近代カラテ 1968年1月号

参考映像:
伝説の勝負師 崔倍達 韓国KBS 2000年


 






東京・池袋の武道具専門店 ブドウショップ



フレッツ光で最大106,000円キャッシュバック実施中!





コメント
いつも楽しい記事をありがとうございます。特に近代カラテのコーナーのファンです。この時代はジャービス氏、カレンバッハ氏と歴史に残る強豪が来日し、芦原先生が四国の礎を築きと非常にマニアには堪らない資料ですね。いずれ八幡浜の道場開きなんぞが出てくる事を願ってます。ありがとうございます
  • くし
  • 2011/03/01 1:01 PM
>くしさん
いえいえどうも。
言われて気付きましたが、最近「近代カラテ」、やってませんね。 そろそろ続きを出します。
まぁ、私が所有しているのは全体の約1/3なので、ここから先は欠けているところもあります。
四国芦原道場の記事もチラホラ出て来ますが、写真付きのものはなるべく出そうと思いますので、今後もお付き合い下さい。
  • Leo
  • 2011/03/02 8:55 PM
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック