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大山倍達マニアック検定

「空手バカ一代」の元ネタ 6(KCコミック第5巻より)

JUGEMテーマ:空手
 

 さて、結構久々、「空手バカ一代」の元ネタを探すシリーズですね。 今回、第5巻はトッド若松の陰謀からグレート東郷までのお話になります。 表紙は東谷巧先生ですかね。

KC空手バカ一代5_.jpg

 ではまず本編から。 あ、本編で「倍達」と書けば登場人物としての「大山倍達」で、「大山総裁」と書いている場合は現実の大山倍達となります。 お間違え無い様にw
前回はコチラ




***

 FBIに信認された倍達を取られた、と感じたトッド若松は、対戦相手に「ザ・エクスキュースナー」(死刑執行人)を選ぶ。 覆面レスラーとの情報に、どうせ虚仮威しだと軽く見る遠藤幸吉。 若松は言わなかったが、実はこのエクスキュースナー、本当にリングで2人のレスラーを殺しているほどの悪役レスラーだった。

KC空手バカ一代5_1.jpg

 会場にはFBIのドナルド・バーグ捜査官以下、倍達に指導を受ける捜査員が会場に睨みを効かせ、観衆のヤジを止める。
 先に試合を行う遠藤は、元々倍達と対戦する予定だったポポ・リコとの対戦。 1本目は柔道着を着たジャケット・マッチで遠藤が勝利し、2本目は通常のプロレスで対戦する。 しかし柔道着を着ない相手には柔道の技が通じず、遠藤の流血KO負け。

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 担架で運ばれる遠藤は倍達に後を託す。 倍達は石割り、瓶切りを披露し、コーナーで対戦相手のザ・エクスキュースナーを待つ。 しかし、倍達もまた相手のペースに巻き込まれたら遠藤の二の舞になりかねない事を危惧していた。
 その時、リング下から出た手が倍達の両足を掴んで引き倒す。 不意を突かれ倒れた倍達の背骨に姿を現したエクスキュースナーがニードロップを食らわせる。 実はエクスキュースナーはリング下にずっと潜んでいたのだった。

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 背骨が折れる様な激痛の中、ペースを握ったエクスキュースナーが、倍達に頭突きを見舞う。 倍達は清澄山で鍛え上げた頭突きに自信があったが、マスクの下にヤスリを仕込んでいたエクスキュースナー相手には通用しない。
 プロレスの反則技など知られていなかった当時、レフリーに要請してマスクの下を改めさせ様とするも、レフリーもグルであり、おざなりな対応を見せる。
 辛うじて掌底をアゴに放って窮地を脱出する倍達だったが、スピードとタイミングが伴わなかった打撃は、却ってエクスキュースナーを怒らせる。 紐を取り出したエクスキュースナーは倍達の首に巻き付け、絞首刑を敢行しようとする。

KC空手バカ一代5_4.jpg

 不安そうに見守るFBI捜査官、反則に通用しない空手など彼らが学んでも意味が無いのだ。 最早死ぬしか無いのか、そんな中、控え室に寝かされていた遠藤が倍達に叫ぶ。

「日本は 戦争に負けた! この遠藤の柔道も 負けた! ひとつ・・・・ ひとつぐらいは ・・・・こいつら アメリカ人に 負けんものを!」
「ま・・・・ 負けんものを ・・・・! 日本にのこせ え〜〜〜っ!!」


 この声が倍達に聞こえた訳では無いが、同じ思いであった。 倍達は起死回生の肘打ちを叩き込み、エクスキュースナーをリング下に投げ落とす。 怒り狂うエクスキュースナーは会場の椅子を掴み、振り回す。 そのタフさを喜ばしく思う倍達は、見掛けの割りにスピードの無い凶器攻撃をやり過ごして体力を回復した倍達は、跳び蹴りで椅子と共にエクスキュースナーをKOする。

KC空手バカ一代5_5.jpg

 驚歎したFBI捜査官たちが駆け寄る中、トッド若松は倍達を負けさせる為の次の策を練り始めるのだった。

***

 んでは、解説。 ザ・エクスキュースナーですが、これは実在しますね。 何代目か続いたみたいですが、1950〜51年頃にデビューしたDonn Lewinというレスラーのマスクマン時代が最初みたいですね。 でも、大山総裁が渡米した頃にマスクを被っていたのかはちょっと分かりませんでした。 記事はあるんですけど1951年12月のなので、翌年の渡米時までそうだったかどうかは不明。 カラーリング以外はマスクが割と似てるので、写真とかは持ってたのかな?

エクスキュースナー.jpg
初代ザ・エクスキュースナー

 そして、このリング下に潜んで足を引っ張るという反則、実は使い回しですw
 私が知ってる範囲だと、初出は1968年の「タイガーマスク」かなぁ? 第1話でハリケーン・ヒルを相手に同じ反則を行いますw ニードロップに繋げる展開までソックリ。

タイガーマスク1.jpg
「タイガーマスク」より

 で、「ジャイアント台風」でも同じネタが使われてますw ジャイアント馬場とブル・カーリーの一戦でもやはり足引っ張りからニードロップw まぁ、当時の梶原一騎先生が思う、悪逆極まりない反則がコレ、だったのかも知れませんねぇ。
 ちなみに、極真の第15回全日本で準優勝の経験がある「足技の魔術師」こと小笠原和彦先生は、プロレス団体ZERO-ONEに参戦していた頃、巻いていた黒帯で首を絞められたり、場外乱闘で振り上げられたパイプ椅子を正拳でブチ抜いてそのまま相手をダウンさせたりしてるので、ある意味リアル「空手バカ一代」ですw
 しかし…遠藤氏の扱いは酷いですねぇ。

***

 辛くも激戦を制した倍達は、FBIサンフランシスコ支部で、隊員に稽古を付ける。 人間の身長ではまずあり得ない高さに釣ったボールを蹴る稽古に疑問を持つ隊員に、倍達はこう言い放つ。

 「五の目標に 五だけの努力を していたのでは イザというとき 五の力を発揮 できるものでは ない!」
 「日ごろ 十の練習を していて はじめて五を 完全に 達成 できる!」
 「空手に かぎらず 人生のこと 万事おなじ !!」


 大事な事に気付かされた隊員は、深く頭を垂れるのであった。
 稽古終了後、早速稽古場で喫煙し始める隊員に、倍達は足でタバコのみを蹴り飛ばす神技を見せる。 稽古に厳しい姿勢を見せ付けた倍達に対して、隊員たちは今度こそ深く反省する。

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 今後も稽古を付けて欲しいと懇願するFBI隊員であったが、倍達には次の他流試合が待っていた。 FBIでトッド若松との契約を買い取る、といった提案もあったのだが、倍達はこう断言する。

 「わたしは 戦いたい!!」
 「この命の 燃えつきるまで 世界の強敵との 血の海に 戦いを もとめ 自分の 限界を見きわめ たい! あえて ハッキリいいます わたしには アメリカの FBIよりも 自分の夢のほうが 大事なのです!」


 一方、倍達の高潔な志など理解の範疇外にあったトッド若松は、FBIに倍達を奪われる危惧から、自分の手駒であるレストランの店主を使い、倍達の飲み物に痺れ薬を混入させようと企む。
 そんな中、レストランに日系人の少年が働いている事を知り、同時に戦時中は収容所に閉じ込められていた日系人が、経済的困難にある事を知る。 この日系人の少年―ポール・オカモト・トシオに対して、もし苦境に喘ぐ日系人を自分の試合に無料招待したら来てくれるだろうか? と提案する。 色良い返事を返さなかったトシオであったが、一行はジュースを飲み干し、次の試合会場であるリノへと車を走らせた。

KC空手バカ一代5_7.jpg


 対戦相手は、カジノで用心棒をやっていた悪役レスラー、ディック・リー。 両脇と内股を締め、強烈な蹴りで攻め立てるリーを、冷静に捌く倍達。 倍達は、得意のフライングキックを十字受けで受け止め、バランスを崩したリーの脳天に蹴りを叩き込みKOする。

KC空手バカ一代5_8.jpg

 勝ち名乗りを受け、遠藤と共にリングを下りると、そこには痙攣する若松の姿が。 理由は会場の外にいたトシオが明かした。 実は、トシオが倍達と若松のグラスを入れ替え、若松に痺れ薬を飲ませていたのだ。
 全ての真相を知った倍達と遠藤、特に遠藤は卑しい若松の所業に激怒し、暴行を加えようとする。 しかし倍達は日系人に対してプロレスへの無料招待デーを作る事を確約させ、それと引き替えに許すのであった。

***

 FBIのとこは前回説明したのでさておき、タバコ蹴りの神技、ですね。 私個人の技量で考えれば、神技というほど難しく無いような…。 昔室内灯の紐を足の親指で真上に蹴り上げる練習をしてましたが、そんなに難しいと感じませんでしたw

タバコ蹴り.jpg
見えないがタバコ蹴り

 まぁ、人を蹴っちゃうかも知れない、というプレッシャーはあるんでしょうけど、当てるのは簡単だと思います。 あ、でも蹴り飛ばしたタバコを3つ同時に窓の外に蹴り出すのは神技かとw
 しかしやった事もやられた事も無いので分かんないですが、タバコってフィルターが唇に張り付いて取れにくい時もあるので、ポキッと折れて先端が顔に当たる懸念が…。 試すにしても、火が付いていないタバコで行うのをオススメします。
 そして、日系人の少年、ポール・オカモト・トシオ。 このキャラも多分使い回しですね。 前述した「ジャイアント台風」には日系三世のジョージ・岡本という少年が登場し、ジャイアント馬場のサポートをしますw

ジャイアント台風1.jpg
「ジャイアント台風」より

 この現地の少年キャラというのは少年誌向け梶原原作漫画の常套手段なのかな。 一応遠藤幸吉氏によれば、リトル・トーキョーの都ホテルに杉山という日本人の青年がいたという話はありますが、あんま関係無いかなぁ。
 対戦相手のディック・リーは、名前見てピンと来る人もいるかと思いますが、多分ディック・リールが元ネタでしょう。 しかし対戦内容は完全なオリジナル。 ディック・リールの正体に関する考察は以前書きましたので、そちらを参考にして下さい。

 そして、これは両方持ってる人か、「空手バカ一代」をかなり読み込んだ人じゃないと、気付かないかも知れませんが、最初のKCコミックス版では痺れ薬を飲んで引っ繰り返った若松を、遠藤が「テンカン持ちだったのか?」というシーンがあります。 これは出版社の自主規制に引っ掛かった為、「小心もの」という台詞に置き換わってしまいました。

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 確かDX版までは元の台詞のままだったので、文庫版以降台詞が置き換わった物と推測されます。

***

 倍達の希望通り、日系人無料招待デーが開催された。 先発した遠藤はこれまでパッとしなかったが、この日ばかりは大ハッスル。 日本の柔道の活躍に、日系人は涙し、感動する。 そして日系人を勇気付けると次は倍達の出番である。

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 まずはビール瓶の頭を切り飛ばし、レンガを叩き割ると初公開のハンマーによる拳頭叩き。 白人が名乗り上げ、倍達の拳頭を叩かんとするその時、日系人の老婆が我々の為に無茶をするなと懇願する。 制止を振り切ってリングを振るわすほどの打撃で拳を叩かせる倍達だったが、全くの無傷であった。 鍛えた拳とリングの弾力、これらが倍達の拳を守っていたのである。

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 このデモンストレーションを見せ付けられた対戦相手のダニー・プレッチェス、"ブルドック"の異名を持つレスラーだったが、日系人を威嚇し、罵倒する。 静まりかえった日系人を見て、身に染み込んだ白人コンプレックスを感じ取り、民族の誇りと新しい生命力に目覚めて貰う為に闘わんとする倍達。

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 ゴングが鳴り、攻めあぐねたプレッチェスは、倍達にパンチをぶち込もうとする。 このパンチを蹴りで弾いた倍達は、跳び蹴り一閃、プレッチェスをリング下に蹴り落とす。 圧勝だった。
 興奮した遠藤はリングに上がり、激励を送る。

 「見たかあっ!! 日系の兄弟たち!! あんたがたと 同じ血のながれる 日本人に こんなに 強い男がおるっ!!」
 「なにも 白人と張り合う 必要はないが チリほどの 劣等感を持つ 必要もなしっ」
 「自信を 持たれよっ!! ホコリをっ !」


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 歓声の沸き起こる中、先ほど倍達の身を案じた老婆が孫娘を連れ、嫁に貰うように勧める。 やがて胴上げが始まり、2人の勝利を祝う日系人に溢れる場内を余所に、若松は「悪魔」に2人の契約を売り飛ばす覚悟を決めるのであった。

***

 ハンマーによる拳頭叩き、有名な演武ですね。 日本では殆ど行われていないみたいですが、1957年頃に行われた佐渡が島での演武で行ったら、拳じゃなく手の甲を叩かれてしまい、酷い目にあったとかw

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ハンマーで叩いているのが遠藤幸吉

拳頭叩き2.jpg
作中使われた写真

 アメリカでも手を怪我して、52年4月23日の演武とかは休んだみたいですね。 昔自分で試した限りで言えば、台になる机と手の間に空間(例えば折った手拭いとか)があれば、少しは楽になります。 ビタッと付けると力の逃げ場が無くて痛いです。 しかしこういう無茶な演武は、詳細は知りませんが後々に後遺症を残した様です。
 で、先にこっちを書こうかな、ダニー・プレチェス。 "ブルドッグ"の異名を持つレスラーですが、オールドファンならご存じかな、日本にも来日経験のあるレスラーですw
 NWAのレフェリーの資格を持っていたので、来日した際にはレフェリーも兼任してますね。 多分大山総裁と対戦した経験は無いんじゃないかなぁ。

ダニープレチェス.jpg
ダニー・プレチェス

 ちなみに元ボクサーと、当時のプロレス名鑑にありましたので、あそこでパンチを振るおうとするのは、ある意味正しいかと。
 そして、老婆。 この人も元ネタがありますw 帰国間もない1952年11月の「東亜新聞」「在外同胞を語る〜唐手で三万浬を行脚して〜」という大山総裁(署名は崔永宜ですが)の寄稿文にはこうあります。

 色々と空手術を見せた後「強いパンチや石や板割をする為に手のこぶを鍛えるトレーニングとして金槌で手の甲を叩く練習をするのだ」と云つて実演を見せた所突然年老いたおばあさん達が二三人馳せ寄つて来て「ウフーもういいからお止めなさい」と云つてか痛つたろうと云わんばかりに手をさするのである。


 ちなみにコレ、ハワイで韓国人同胞に見せた演武でのお話ですけどね。 まぁ、戦前ハワイに移民した朝鮮系は日系人に該当するので、財産没収されたり収容所に入れられたりしてます。 ですから、「広義の意味」で日系人にしておきましょうか。

***

 痺れ薬入りのジュースをすり替えたトシオは、仕事を首になり、靴磨きで生計を立てていた。 そのトシオからトッド若松より酷い悪魔の様な国辱的な日本人レスラーがいると聞かされる。
 メインイベントに登場したそのレスラーの名は、グレート東郷。 敵地で堂々と反則攻撃を繰り返し、観客の憎悪を煽り、一転して屈辱的なやられ役を演じるその姿は、日本人の魂を売り飛ばす金の亡者そのものだった。

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 2人が控え室に抗議に行くと、東郷が若松から2人の契約を買い取った事を知らされる。 契約社会であるアメリカにおいて、これを覆すのは困難である。 そのまま倍達と遠藤は東郷の車に乗せられ、東郷の邸宅に行く。 そこで3人は遠藤はコー東郷、倍達はマス東郷というリングネームに変更し東郷ブラザーズとして活動する事が決まった。 最初は相手を痛めつけ、最後は痛め付けられて敗退するという八百長をする事を強要されるのだった。
 試合当日、倍達と遠藤には1つの決意があった。 試合直前、東郷から今回の6人タッグでは1本目は反則負け、2本目は相手レスラーの怒りを買って、叩きのめされるという筋書きを聞かされる。 しかし倍達はゴングと同時に反則を犯そうとする東郷を止め、正々堂々と闘おうと宣言する。
 あっという間に3人を倒した倍達と遠藤は、そのまま会場を後にする。 しかし会場の外には2人を狙う銃口があった。 車に乗せられ、連れて行かれた先の公園には、一足早く逃げ出し、ヤキを入れられる東郷の姿が。

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 あまりの打たれ弱さに、八百長レスラーの悲哀を見る倍達。 このままではどうあっても無事で済まないと察知した倍達は、銃を持った10数名のギャング相手に反撃を開始する。 遠藤と2人、銃弾の飛び交う中、決死の戦いが始まったのだった。

***

 まぁ、当ブログの常連様ならご存じの通り、そもそもトッド若松なる人物はおらず、最初からグレート東郷が2人の引受人でした。 本人の悪評も色々ありますが、現地で嫌われていたのかは良く知りませんw また、今の所私が見た限りでは土下座までしてやられる様な試合はありませんでしたねぇ。 「卑劣なジャップ」路線のキャラではあった様ですが、あんまり弱かったらきっと面白く無くて干されるんじゃないかな。
 グレート東郷に関しては以前書いたので、そっちを読んで下さい。 ただ、ゴージャス・ジョージを模して作ったキャラですので、劇画の様な格好はしておらず、むしろ煌びやかでした。 52年の宣材写真を掲載しておきますので、見て頂ければ分かるかと思います。 多分、あの格好はミスター・モトじゃないかと…。

グレート東郷1.jpg
1952年5月の宣材写真

 ちなみに、当時の記事を読むとリングの外では丸で別人で、敬虔な仏教徒、みたいな事が書いてありましたねぇ。
 そう言えば、グレート東郷夫人は結構似てます。

グレート東郷夫妻2.jpg
「空手バカ一代」のグレート東郷夫妻

グレート東郷夫妻.jpg
本物のグレート東郷邸での夫妻

 で、対戦相手のレスラーですが、何かみんなありそうな名前ですw 元ネタはいくつか想像出来ますが…。 あ、ザ・ミステリー・マンというのは確実にいたっぽいですね。 1931年にイギリスで試合している同名のマスクマンがいました。
 それから、八百長でギャングが稼ぐ、という話ですが戦前とか昔はそういう事もあったみたいです。 しかし、50年代のTVプロレス時代にそういう事があったのかどうか。
 そしてギャング編は次回のこのシリーズですかねぇ。
 あ、ここにも自主規制がw
片輪→半身不随となってます。

KC空手バカ一代5_16.jpg


 と言う事で、「空手バカ一代の元ネタ」でした。
 サクッと終わらせる予定が結構長々と。
 今回の巻で一番書きたかったのは、梶原一騎先生の使い回しですw
 後、小笠原和彦先生の試合は10試合も見てないんでアレですが、パイプ椅子正拳ブチ抜きは格好良かったですよ。
 現役時代から華麗な足技とは裏腹に、メッチャ怖い先輩だという話は聞いていたんですけど、まさかプロレスをやるとは思いもしなかったです。 故橋本真也選手の試合を見て爆殺キックをバカにしたのが遺恨の始まり、みたいな話になってますが、元は小笠原先生の後輩となる黒澤浩樹先生との繋がりかな、と思ってます。 確か…小川直也選手とのリターンマッチの前に橋本選手が新日本プロレスの道場に黒澤先生を呼んで回転手刀打ち(スピンチョップ)を指導してましたし。 この技は燕返しって技になりましたっけね。 まぁ、憶測ですがw
 もう、自主規制はやらないと思います。 流石に毎回は面倒ですし。
 今回はこれまで、それでは、また。



参考文献:
Centralia Daily Chronicle, 12/11,1951
Albuquerque Tribune, 6/25,1957
WRESTLING AS YOU LIKE IT, 7/19, 1952
The RING, September, 1952
Sid Feder, WRESTLING FAN'S BOOK(New second edition),  Key Publishing Co., 1953
東亜新聞 1952年11/1 東亜新聞 1952年
100万人の空手 大山倍達著 東都書房 1969年
KCコミックス 空手バカ一代 第5巻 原作:梶原一騎 作画:つのだじろう 講談社 1974年
プロレス30年 初めて言います 遠藤幸吉著 文化創作出版 1982年
激録 力道山 第1巻 原康史著 東京スポーツ新聞社 1994年
ジャイアント台風〈愛蔵版〉第1巻 原作:高森朝雄 作画:辻なおき 朝日ソノラマ 1999年
講談社漫画文庫 空手バカ一代 第4巻 原作:梶原一騎 作画:つのだじろう 講談社 1999年
講談社漫画文庫 空手バカ一代 第5巻 原作:梶原一騎 作画:つのだじろう 講談社 1999年
写真集・門外不出! 力道山 流智美、佐々木徹編著 集英社 2001年
講談社漫画文庫 タイガーマスク 第1巻 原作:梶原一騎 作画:辻なおき 講談社 2001年

参考リンク:
gettyimages (08/11/2013)
Obsessedwithwrestling.com Donn Lewin(08/11/2013)
WRESTLINGDATA.COM Danny Plechas(08/11/2013)
WRESTLINGDATA.COM Donn Lewin(08/11/2013)

関連リンク:
「空手バカ一代」の元ネタ 5(KCコミック第4巻より)

大山倍達のアメリカ遠征 6 (”ディック・リール”の謎)
大山倍達のアメリカ遠征 10 (グレート東郷と遠征の背景)








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コメント
アニメ版でもグレート東郷が一番おもしろい気がしますw
珍老人=沢井氏説が否定されるのは何故なんでしょうね?

ところでマス先生のお師匠のソウネイチュウさんはほとんど情報が出てきません、
晩年まで日本にいらっしゃったのでしょうか?
  • ぬこやなぎ
  • 2013/08/14 8:52 PM
残暑お見舞い申し上げます。

この巻の表紙の横蹴りの写真は紛れもなくあの東谷巧先輩ですね。10代後半の頃で、マス大山カラテスクールの教本より後の最初の切れ味の良かった頃ではないでしょうか。次の切れ味の良かった頃は申すまでもなく第1回世界大会の対マーチン戦と言うところでしょうか。私が指導を受けたのは後の方でした。
  • 名誉五段
  • 2013/08/20 10:18 PM
かっこ良かったですね東谷選手。組手のときマネする人がいました。私もマネしてました(笑)
  • やいや
  • 2013/08/23 11:41 AM
>ぬこやなぎさん

陳老人=澤井健一説を否定しているのは…真樹先生と小島一志さんと私かなぁ。
まぁ、私が基本、ここで展開しているオリジナルの推察はメディアに出ていないので、あんまり関係無いとしてw 真樹先生は陳老人の手紙があった事を根拠にしていますね。 小島さんは、大山総裁が実在と非実在の両方を告げられたそうですが、色々あって、どちらかというと実在の立場でしょう。
私は「世界ケンカ旅行」等で脚色が増える以前の大山総裁のインタビューや手記にも陳老人が登場する、というのが根拠になっています。

>名誉五段さん&やいやさん

ありがとうございます。
世界大会の東谷先生の組手は確かに格好良かったです。
私も「地上最強のカラテ」での神社でいきなりシャドーを始めて、後ろの女性がびっくりしてるシーンのあのシャドーとか真似しましたw
しかし相手の蹴りをバック転で避けるという組手、見てみたかったですねぇ。
  • Leo
  • 2013/08/25 1:50 PM
いつも興味深い記事、ありがとうございます。
小笠原先輩(先生)ですが、昔から?は?ひょうきんで、
道場でもいつもニコニコされて、あの華麗な足技で張り手(足?)を
かましてくれましたw
指導は丁寧で理論的、旧城西支部の雰囲気をよく体現されている方でした。

懐かしいです。
  • 名誉初段
  • 2013/09/16 3:24 PM
>名誉初段さん

小笠原先生は大会が近付くと怖い人になると聞いた事がありまして、普段は良い先輩だよーという大雑把な話しか聞いた事が無かったですw

デビュー戦の映像を見ましたが、まだ段を取る前でもその片鱗を覗かせていました。
  • Leo
  • 2013/09/17 12:19 AM
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