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大山倍達マニアック検定

【レビュー】 マンガ 緑健児物語

JUGEMテーマ:空手
 という事で震災から1週間が経過しましたが、皆様大丈夫でしょうか。 何か先週も書きましたが、とりあえず原発ですね。 事ここに至ると私も(本当にプチ、ですが)プチ被災者みたいなもんでして、今週ずっと切れてたお米もようやく購入出来ました。 また、電池が切れそうだった目覚まし用の電波時計の単2も入手出来ました。
 そして割とどうでも良い話ですが、月曜から金曜まで全ての時間であの殺人的なラッシュを回避するという快挙を達成しました。 月曜は早めに帰宅して回避、火曜は定時終了で回避など、情報の勝利、ですかね。

 まぁ、そんな小市民的な小さな喜びはさておき、今回は新極真会の緑健児代表の漫画をですね、紹介したいと思います。 つい先日発売されたばかりですが、この状況下でもキチンとAmazonから届く、というのも素晴らしいですね。

緑健児物語.jpg

 まぁ、ぶっちゃけるとコレ、かつて緑代表が書いた「太陽よりも輝いて」(後に版替えして「死力達成」というタイトルで再版される)が原作になっている様です。 本書には原作の事は何も書かれていませんが、間違い無いでしょう。

太陽よりも輝いて.jpg
原作

 正式には「平成版 新空手バカ一代!! マンガ緑健児物語」、作画は多田拓郎先生です。 帯には歌手の長渕剛さんと劇画「空手バカ一代」の作画を担当していた影丸穣也先生の推薦文があります。
 それでは各章のタイトルを書き出してみます。

序章 栄光の瞬間
第一章 少年時代は無手勝流
-小さなボス、緑健児君- 湊川泰恕
第二章 上達したのはケンカだった
第三章 さらなる夢を追って
第四章 不本意な引退
第五章 不死鳥の如く
-極真の牛若丸、緑健児- 宮畑豊
緑 健児 -年譜-

緑健児物語2.jpg
第5回世界大会決勝

 参考までに、「太陽よりも輝いて」の方もタイトルを書き出してみましょうか。

序文 大山倍達
発刊によせて 阿久津秀男
序章 栄光の瞬間-これが奄美のすとぐれ魂だ!-
第一章 少年時代は無手勝流
小さなボス、緑健児君 湊川泰恕
第二章 上達したのは、ケンカだった
廣重師範に聞く(一)
第三章 苦難の果てに初優勝
第四章 不本意な引退
廣重師範に聞く(二)
第五章 悔しさの中のリフレッシュ
極真の牛若丸、 緑 健児 宮畑 豊
第六章 頂点を目指した復活
廣重師範に聞く(三)
終章 果てしなき未来へ

 これで原作が「太陽よりも輝いて」だというのが明確になっているかと思います。 なので、こっちを読んだ事があれば別に良いかなーとw あぁ、でも最後の方に長渕剛さんのメッセージとか載ってるんですよね。 この辺りは原作にはありません。
 この原作本が出た頃って、確か五反田か恵比寿で指導していた八巻建弐先生の元に長渕さんのご子息が通って居たんじゃなかったですかね。 同じ城南支部系だし、九州人というのは九州というだけで割と親近感を憶えるので、それから親しくなったんでしょうか。
 そう言えば97年に長渕さんが出演した「ボディガード」という極真の道着を着て、道場訓を唱えながら敵と闘ったりするやりたい放題なドラマでも、緑代表の名前がスタッフロールにありましたっけね。

 閑話休題。
 本書ではちょっと詳しい人なら何の写真を元に描いているか、とか結構分かる試合シーンが多々ありますw  現在の立場上微妙な関係となる松井派の方の名前はあまり出ませんが、恩師となる廣重毅先生や、最後の対戦相手となる増田章先生、後輩となる八巻先生、岩崎達也先生は割と登場します。 そう言えば芦原英幸先生は何故か「芦原秀樹」という名前になっていました。

緑健児物語3.jpg
故アンディ・フグとの試合

 で、本書について結論から言うと…個人的な感想を言えばさほど面白いマンガではありませんでした。 少なくとも私の好みではありませんね。 原作のまま進めずにもっと大胆に構成を変えれば面白くなったんじゃないかなぁと。 ただの伝記マンガになってしまったのは非常に勿体なく思います。
 そう言えば…かれこれ10年くらい前の話になりますが、目黒高校出身のサーファー(色々と社会的にダメな人でした)と知り合った事があります。 緑代表から数えて8歳くらい年下になるのですが、その彼と話をしていた時に「『目高の緑』って知ってる?」と何気なく聞いてみたら、びっくりした顔で何で知ってるんだ?と聞き返されました。 どうやら緑代表は8歳下の後輩に名前が知れるほどの存在だった様ですw (※学生時代の緑代表はかなりの不良で、最終的には10日ほど鑑別所に入っています)

目高の緑.jpg
「目高の緑」時代

 まぁ、その悪童振りは本書の中でも描かれていますので、興味のある方は是非w

 毎度の事ながら、私はあまり良いレビュアーじゃないですねw
 というかですね、今思い出したんですが、昨日は川原正敏先生の「修羅の門 第弐門」の第1巻発売日だったんですよね。 連載開始時からリアルタイムで読んでるのでかなりの思い入れがあるマンガですし、早速探して買わないと。
 えー、何が言いたいかというとですね、やっぱりマンガはエンターテインメントなんですよ。 伝記マンガは伝記マンガで需要がありますが、別段面白い訳ではありません。 賛否両論ある「空手バカ一代」は、梶原一騎先生の手によってエンターテインメント性が加味された結果、名作に仕上がったと思います。
 伝記風マンガで「栄光なき天才たち」という私も好きなマンガがありますが、これは悲劇的なクライマックス等を軸に展開しており、話の全てはこのクライマックスに向けて構成されています。 その為史実を無視している箇所もある訳です。 今回紹介した「緑健児物語」も、もっとマンガ的な手法で設定されたクライマックスに向けて盛り上がるような、そんな構成だったらもっと面白かったのになぁ。
 私は基本的にノンフィクションが好きで、小説ならば設定がしっかりした海外のSFとかが好きな人ですが、マンガに対してはテンポと盛り上がれる様な展開の作品が好きなタイプです。 活字なら活字の良さを、マンガならマンガの良さを生かした作品が好き、という事ですかね。

 それでは、また。

参考文献:
月刊パワー空手別冊 極真カラテ91 大山倍達監修 パワー空手出版社 1991年
太陽よりも輝いて 緑健児著 六法出版社 1993年
マンガ 緑健児物語 協力:NPO法人全世界空手道連盟 新極真会 作画:多田拓郎 高段者 2011年

 






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コメント
私が所属していた道場に緑代表の同級生が入門して来た事を思い出しました。首都圏交流試合で準優勝した前後の時期だったと記憶しています。目黒高校ラグビー部出身の方でした。当時、目黒高校ラグビー部は全国屈指の強豪校でしたね。
  • 四十路
  • 2011/09/02 12:35 AM
>四十路さん
剛柔流やってた友人がラグビー部に入ったんですけど、1年後くらいにスパーやったら、突進力が滅茶苦茶付いてましたねぇ。
全国レベルの方なら、もっと凄そうです。
  • Leo
  • 2011/09/02 9:51 PM
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