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大山倍達マニアック検定

ある日の極真会館 26(現代カラテマガジン 1974年7月号)

JUGEMテーマ:空手
 

 えー今回は「現代カラテマガジン」の1974年7月号をやろうかなと。

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 今号ではイランより皇族が来日し、極真とも関わりを持つのですが、前年発生したオイルショックにより、「狂乱物価」と呼ばれたインフレが日本国内を恐怖に陥れた時期ですね。
 政界の動きを見てると同年1月に毛利松平極真会館会長(当時自民党副幹事長)を始め、通産相等がイランを訪れ、政経一体となって民間工場、製油所の建設と、中東外交が活発化しています。 日本独自の中東外交はこの辺りから始まったんですかね。
 ちなみに当時のイランは王朝で、現在のイスラム共和制ではありませんでした。
 それでは、本編。




巻頭特集
 〈写真ニュース〉

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 見よ!! 極真カラテの精華
 ――イラン皇太子ご夫妻歓迎演武会


去る五月二十九日、外務省の公賓としてご滞在中のイラン皇太子シャハーラム殿下ご夫妻は、東京・赤坂のホテル・オークラで極真会館の空手演武会をご覧になった

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シャハーラム殿下は大山倍達官庁の英語版著書をすべて読破されたという大の空手ファン。
今回のこの演武会も 殿下のたってのご希望で実現をみたもので 会場には政財界の要人多数が列席し 盛大な幕あけとなった

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巻頭言
大山倍達伝の
    レコード化

 文:梶原一騎

 イラン王室の熱烈な要望を入れてのホテル・オークラにおける極真演武会は石油ショックの直後でもあって政・財界をも刮目させ、あいついで今度は大山館長の一代記が劇画化、TV化についでレコード化されるはこびとなった。
 これは「世界空手道選手権・東京開催記念レコード」と銘うたれ、ワーナー・パイオニアから発売されるもので――。


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(中略)
 しかし、立派な記念レコードも結構なれど、その世界選手権東京大会の成功と必勝あってのこと――日本空手道は、極真空手は、だんじて柔道のように青い目の足もとに倒れてはならぬのだ!
 極真空手がマスコミの脚光をあびるのと比例し、必勝という宿命の十字架も重くなるのである。



USAカラテ奮戦記 (第7回)
 文:大山泰彦(極真会館四段)

 私はまず自己紹介を済ませたあと、稽古に先立って、
 「キミたちは正統の極真会館空手を学びたいか、それとも、アメリカ的にアレンジした商売的な空手をならいたいか?」

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 と、生徒たちに質問した。 そして更につづけて、
 「われわれ極真会館の海外支部道場は、このアメリカのみならず南米、カナダ、ヨーロッパ、アジアと、世界各国にある。 それらの国国では、一日も早く東京総本部からの指導員派遣を欲している。 もしも君たちが〈精神のない空手之道〉を、単なる〈レジャーとしての空手〉を望むなら、私は今ただちに館長のお写真をはずし、前にも述べたインストラクターを望んでいる他の国へ、館長の指令のもとに赴かなければならない」
 私はこの言葉が終ると同時に、チューインガムを噛むやら腕時計、イヤリング、ネックレスなどを身につけるやらして居並んでいた生徒たちの、それまで珍しいものでも見るように私をみていた視線が、一瞬のうちに真剣なかがやきを帯び、そして支部長のロン以下生徒全員が極めて自然に口を揃え、
 「アイ ウオント キョクシンカイカン カラテ(私は極真会館空手を望みます)」
 と一斉に答えた。 これには私も思わず微笑がもれ、改めて指導への情熱がフツフツと心の底から沸き上がってくるのを覚えた。


武道夜話 武士道考現学 (新連載)
 文:臥竜人(空手評論家)

随筆
 大山先生の想い出

 文:原田英雄(インターナショナル空手古武道連盟 養秀会本部事務局長)

 敗戦の痛手いまださめやらぬ昭和二十七年春、日本空手協会福岡支部の門をたたいた時から私の空手道修業が始まった。
 そんなある日、私は空手道一筋に生きぬく決心で、現極真会館館長である大山先生に内弟子願いの文面をしたためた。

(中略)
 …先生はその優しいお心で読みとられ、折返し丁寧なご返事をくださった。 今もその一つの便りを、私は自分の宝のように保管している。
(中略)
 …目的の為に馬鹿になる事こそ大事です。 他人に出来る事が自分に出来ない事はない。 天才とは先天的なものではなく後天的努力によるものである。 原田君わかりましたか? 一人でもいいから鉄の亜鈴(約十貫程度)を一日五〇〇回位やり、そして型もやり柔道もやりなさい。 そして空手の大家となり天下の王者となることを期待する。
 今日はこれまで――
 目白にて三月四日 大山
    (原文のまま)



続・赤軍用心棒 〈第1回〉
 原作:真樹日佐夫 画:制野秀一

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国内支部めぐり
福井支部磯部道場

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支部長の磯部清次三段は一昨年、海外インストラクターとして本部から派遣され、現在ブラジルで活躍中である。 その留守をあずかるのが高橋康夫(事務委員長)、水上裕(同副委員長)と三人の指導員――堀泰文、吉塚功、西市稲善で、この五名の幹部が力を合わせて支部運営の大任をつとめている。 支部の認可を受けたのが昭和四十四年五月、現在は県下に三つの道場を有し、学生、社会人あわせて百名近い稽古生が連日猛稽古に汗を流している。

空手バカ一代 (26)
 文:梶原一騎

新・誌上カラテ道場(第2回)

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 という事で、「現代カラテマガジン」1974年7月号でした。
 こういう言い方はアレかもしれませんが、毛利松平先生としても極真会館という海外展開をしている空手道場を、著名な空手家を持っているというのは、与党の政治家としても便利だったんでしょうね。 思っている以上にWin Winの関係だったと思います。
 宗教的対立も無く、西側陣営の一員と言っても人種も文化も異なる日本は、現在でも中東に対して独自のスタンスを持っています。
 そして、その中に極真も微力なれど貢献していたという事実は、憶えていて欲しいものですね。
 ちなみに今回出て来た大山倍達伝のレコード、天地上下の構えのジャケットが有名ですが、映画公開後に便乗?で下記画像の左側のジャケットで再販されましたw

現代カラテマガジン1974_7_10.jpg

 「地上最強のカラテ」のサントラはまた別にあるのですが、間違って買われた方もいるんじゃないすかねw
 今回はここまで。 それでは、また。


参考文献:
現代カラテマガジン 1974年7月号 現代カラテマガジン社 1974年








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コメント
こんばんは(^O^)/
最近の漫画で魏桜流の原田先生が描かれているらしいのですが、どなた様かご存じありませんか?
(^O^)/
  • ぬこやなぎ
  • 2015/03/09 2:49 AM
『大山倍達伝のレコード、天地上下の構えのジャケット』持ってましたよ!
あのレコードの中で稽古の音声が入っているのですが、記憶では佐藤勝昭先輩の先導されたものでした。
  • 名誉五段
  • 2015/03/09 10:57 PM
追記させていただきますm(__)m

最近、原田先生が取材を受けたライターさんから聞いたお話だそうです。

大山倍達氏のお弟子さんで漫画家?の方が描いた漫画雑誌の中で、原田秀康先生が紹介されているそうです。
昔、極真の大会に出場していたエピソードや現在は健康家(足もみ家)としても活躍していると書いてくれているそうです。

原田先生ご自身も読んでみたいらしく、LEOさんも含めご存知の方がいたら是非教えてやってください。m(__)m

  • ぬこやなぎ
  • 2015/03/10 12:14 AM
>ぬこやなぎさん

初耳ですね、誰か知ってたら教えて下さい。 私も読みたいですw
しかし大山総裁の弟子の漫画家…極真をやった事のある漫画家というのは、70年代入門で割といそうだなぁ。
最近だと新極真会の福島支部をモデルに「空手婆娑羅伝 銀二」を書いていた野部優美先生が極真出身ですかね。

>名誉五段さん

やはり買われましたかw
勝昭先生が先導されてるとは、貴重な一品…なんですが、今これを黙って最後まで聞くのは結構辛いですw
  • Leo
  • 2015/03/14 10:50 AM
>>LEOさん
ありがとうございます、こちらでも引続き調べてみますo(^-^)

感謝
  • ぬこやなぎ
  • 2015/03/17 5:35 PM
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