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大山倍達マニアック検定

【米誌】「ブラック・ベルト・マガジン」(1962年4月号)

JUGEMテーマ:格闘技全般
 

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 えー今回は米武道誌「ブラック・ベルト・マガジン」の1962年4月号を紹介します。
 柔道の記事が多いというのは、何か隔世の感がありますねw
 それではまず目次から。
 



Editorial
Dutchman Geesink World judo Champ
Newspaper Comment on World Judo Championship
Historical Roots of Karate
Family of Enthusiasts
An Old Sword Flashes in The Dark Shadow
Nick Adams -- With the Samurai Yen
Self Defense Women
Master Hidetaka Nishiyama
The San Fernando Valley Judo Club
Judo in SAC Air Force
1st All-America Karate Tournament
Mind over Matter
Aikido's Basic Technique
Boys' Judo Sport-Defense
General Thomas S. Power, SAC AFB Commander
Letters to the Editors
Club News


 さて、本編に入る前に…広告見てたら大山倍達総裁の"What is Karate?"の改訂版が売ってましたw

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 値段が6.5ドルなので、当時の日本円で2340円。 現在なら大体1万円くらいの豪華本になるのかな。

 では、気になる記事をピックアップ。
 1961年、パリで行なわれた第3回世界柔道選手権の記事がありました。 無差別級の優勝者は…そうですね、ご存じオランダのアントン・ヘーシンクです。 史上初の外国人王者誕生は、日本に屈辱を、海外には希望を与えました。 体が大きく力もある外国人が日本人並の技術を身に着けたら…海外を知る指導者が兼ねてより危惧していたのを現実にしてしまった訳ですね。

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 東京五輪に向けて国内の柔道が盛り上がっていた矢先の出来事、当時の朝日新聞の見出しからその衝撃を見てみましょう。

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第3回柔道選手権トーナメント表(無差別)

「日本、敗れる ヘーシンク(オランダ)が優勝」(1961/12/3夕刊)
「さらってゆかれた"国技"の選手権 大きなショック」(1961/12/3夕刊)
「今や全世界のものに 嘉納国際柔道連盟会長語る」(1961/12/3夕刊)
「ヘーシンクは全く強い 曽根選手の話」(1961/12/3夕刊)
「日本柔道の敗因をきく 牛島八段 金光九段」(1961/12/5朝刊)
「ヘーシンク 世界柔道界の新チャンピオン」(1961/12/6朝刊)
「マット上の明暗 日本柔道敗る」(1961/12/6朝刊)
「世界柔道で日本は体力負け 夏井審判の帰国談」((1961/12/7朝刊)


 本当はもっと記事ありますが、見出しで選びました。 一般の全国紙でこれだけ書かれるほどの衝撃だったのが窺えます。

 んで…これかな、ゴードン・ワーナー先生による黒澤明監督作品「椿三十郎」における三船敏郎の、5秒間で8人斬るという殺陣の解説。 次々と斬り倒していく様が素敵ですw

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 日本ではもう知る人も少ないのかなぁ、松濤館の西山英隆先生の記事がありました。 ちょうどアメリカに行った頃ですかね。 ググると日本語の記事は殆どありませんが、アメリカの武道界では創始者、現地に滞在して指導した人ほど評価される傾向にありますので、今尚ビッグネームな筈。 1953年に米空軍に招かれた渡米した空手と柔道のチームの1人でした。

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 SAC(戦略航空軍団)が柔道を採用しているという記事。 1952年より講道館で指導を受け、2万人の将兵が稽古し、160名の有段者を生み出したそうです。 写真は全日本柔道選手権を見に行く米兵かな?

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 これが厳密な意味で第1回なのか分かりませんが、第1回全米空手道選手権大会の記事がありました。 主催者は先に紹介した西山先生、優勝者はジェームス・ヤベ、西山先生のお弟子さんです。 正確な日付は書いてませんが、1961年12月のオリンピック・オーデトリアムで開催された模様。 ヤベ先生はこの大会を皮切りに3連覇を成し遂げ、通算5度全米大会で優勝、第1回と第2回のWUKO主催の世界空手道選手権にもUSチームとして参加。 その後日本に空手留学を果たすなど、真摯に空手に取り組んでいる様です。

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 ちなみに今回も合気道の藤平光一先生が出てます。 どれだけビッグネームだったのかが宇陰るのでは無いでしょうか。

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 と言う事で…「ブラック・ベルト・マガジン」の1962年4月号を紹介しました。
 朝日新聞の見出しは「朝日新聞戦後見出しデータベース」より検索してます。 これ、調べたい記事を探すのには良いんですが、中身が分からないのが残念。 個人レベルで使えるくらい安い新聞DBを各社出して欲しいですね。
 今回はここまで。 それでは、また。


参考資料:
Black Belt Magazine Apr, 1962, BLACK BELT, INC., 1962


バックナンバーリンク:
Black Belt Magazine Apr, 1962 (2015/03/08)

参考リンク:
James Yabe(2015/03/08)

関連リンク:
大山倍達著 ”What is karate?”
米軍が見た空手(1948年〜1958年)








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コメント
大変ご無沙汰しております。
前からすごく気になっていたのですが、藤平先生の著者で、御祓(みそぎ)で丹田を知ったとありました。山崎照友は歌謡教室の発声練習で理解したようなことを無心の心で書かれています。また、前田比良聖の立ち上げた流派も発声を重視していて、声と丹田の関係がとても興味深いです。気合いは喉に悪いだけ、なんてご意見もありますが、やはり松井、ローヤマと言った名選手の気合いに痺れていた私としては、声の効能も知りたいところです。関連資料お持ちでしたらレビューを期待しています。
  • kim
  • 2015/03/09 10:41 PM
>kimさん

関連資料と若干違うかも知れませんが、福昌堂の「筋肉を超えた格闘技」で気合いの声を掛けると瞬間的に出る力が変わる、と言うような実験が載っていたかと思います。
中国拳法でも発力する際に、逆腹式呼吸で短い気合いを掛けるそれが秘伝になっている流派もあるそうですね。 「イッ!」とか「フン、ハッ!」とか。

有名な示現流の「猿叫」もそれになるのかな。 声を出して恐怖を払うとか、機先を制して相手を威圧するとか、いう意味もあるかも知れませんが。
  • Leo
  • 2015/03/14 10:57 AM
Leo様 ご回答ありがとうございました。ご紹介の書籍、探して読んでみようと思います。
  • kim
  • 2015/03/17 11:27 AM
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