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大山倍達マニアック検定

【古記事】「タイ国拳法に挑戦する日本空手道」(1963年)

JUGEMテーマ:空手
 


 さて、今回は先日ヤフオクに出ていたこの本の記事を紹介したいと思います。
 1964年の極真タイ遠征の前に行われた選抜選手の座談会ですね。
 大山道場時代の記事は貴重ですが、実際に当時の門下生が語っている記事というのはもっと珍しいです。

タイ遠征1.jpg

 参加者は当ブログではお馴染み、森川哲郎先生と大日本空手道極真会館館長大山倍達八段、黒崎健時四段、岡田博文二段、大山泰彦初段、中村忠初段、藤平昭雄初段です。
 以前書いた「極真VSムエタイ 前編」及び「極真VSムエタイ 後編」を併せてどうぞ。




    まえがき

 タイ国の拳法に、日本の空手が敗れたという噂が伝わった。
 これはショッキングな、そして日本人としては、無念な話しである。
 事の真偽は、分からないが、空手界の某グループが、それだという。

 (中略)
 世界の眼は、柔道から空手になり、その吸収熱は、いまや全世界を掩っている状態なのだ。 その世界無比と思われている空手が、タイ国の拳法に敗れたというのだから、これは面白くないにきまっている。
 だが、この噂の出所は分らない。
 一部の人達がささやいているだけである。
 もっとも、たとえ日本の空手家でも、ごく初歩の未熟な人たちなら、外国の拳法の達人や、選手に敗けるのもとうぜんであろう。
 そのようなことが、誇大に宣伝されたのかも知らない。
 『しかし、いずれにしろ、このような噂は不名誉である。 日本の空手が、どの国の武技とも対等に戦って、遅れをとるはずはない。 必ず空手の真価をしめしてきて見せる』
 と決意して、タイ国拳法に挑戦した空手界の英雄がいる。
 大日本空手道極真館がそれである。
 館長は、大山倍達八段、猛牛と素手で闘いその角を一撃で叩き割るという古代ギリシャの豪勇そのままの荒技を以て鳴る斯界の天才だ。

 (中略)
 このように数々の国際試合、他流試合の経験を持つ大山道場が、未知の武技タイ国拳法に挑戦して、渡航するというのだから、興趣はいよいよ深い。

タイ遠征6.jpg

 もっとも大山八段は、現在世界百二十ヶ所にわたる支部道場の計画のために、渡航しない。 遠征するのは、極真館の師範代黒崎健時四段以下初段にいたるまで四名である。
 『敵を侮ることは、すでに敗れたことだ』
 という大山八段の指導のもとに、一行は、現在鬼怒川山中に合宿し、タイ国拳法を研究しながら、その征覇に向って猛稽古をつづけている。
 果して、この国際的に初めて試みられるタイトル・マッチで、大山道場は、果して勝利を得られるかどうか、興味津々たるものがある。
 一行の健闘を祈り、激励する意味で、現地に、合宿の選手団を訪ね、親しくそのファイトと抱負を語ってもらった。

    初めての国際試合

 森川  大山道場としては、すでに十何回かの国際試合でしょうが、今度は大山道場が行かれないそうで、そういう意味では、以前の先生の試合を知っている人々には、残念な気がしますね。

 大山  いや、私が行く必要もないほど、黒崎以下の五人は、充実しています。
 極真館空手の神髄を遺憾なく発揮してくるでしょう。
 その点少しも心配していません。

 森川  団長は、黒崎氏ですね。

 大山  そうです。 私は黒崎を深く信頼しています。 技だけでなく、真に日本の武道の神髄を把握した現代の侍だと思っています。

黒崎健時1.jpg

 森川  黒崎さんは、国際試合の経験もありましたね。

 大山  そうです。 三六年秋ハワイに遠征しました。
 この時黒崎の実戦そのままの激しい技に恐れて、誰も立ち向う者はありませんでした。
 ちょうど、ハワイで、各流派を集めた空手選手権がありましてね。 黒崎は、その最高審判長をつとめたのです。

 森川  黒崎さん、感想はどうですか? 日本の空手界の名誉をかけて、国際的大試合を挑むわけですが?
 黒崎  ただ全力をつくして、闘ってくるだけです。 敗けては帰ってきません。 それだけの覚悟はもっています。

 森川  それは必ず勝つという自信があるからいうのでしょう。
  しかし日本の空手や柔道と違って、まるで勝手の分らない外国の拳法ですから、対抗するのに戸惑うと思うのですが? そのいう点の心がまえはどうでしょう。

 黒崎 
日本にも、タイ国の拳法家がきていますから、そういうものを見て、充分研究しています。 自信は充分あります。

 森川  他の方たちは、国際試合は初めてですね。

 岡田  そうです。 他流試合も初めてのことです。

 森川  そういう意味では不安に思いませんか?

 大山泰  全然、ただやってくるだけです。(笑声)

 森川 大した自信ですね。

 (中略)

    タイ拳闘との対決!!

 森川  タイでは、拳闘は、古くから伝わっているスポーツで、最も盛んなものだそうですが、ヨーロッパのボクシングとは、まるで違うのですか?

 黒崎  やはりグローブをつけて打ちあうのですが、ヨーロッパのものと違うのは、拳だけ使うのではない所ですね。
 肘、膝も使い、足も強烈な武器になっています。

 森川  そういう点では、やはり東洋の拳法や空手に近いのですね。

 黒崎  恐らく、東洋の拳法の流れが主体で、そこに欧米から入ったボクシングが加わって完成したものではないでしょうか。

タイ遠征3.jpg

 森川  両方の長所をとっているとすると、ちょっと侮れませんね。

 大山倍  グローブは三オンスのものです。 蹴りが許されているが、男性の急所だけは、法度になっています。
 両手で敵の頭をつかみ、膝で打ち上げるなど強烈な技をかけますから、文字通りいのちがけで、負傷者の出るのは当然のことのように思われています。
 それで、いつでも救急車がきて、待っているような情況です。 とにかく倒れるまでやるという凄惨なものです。

 森川  聞いただけでもかなり凄惨なものですが、日本の空手と比較して、長短はどうでしょう?

 大山倍  中国拳法を近代化したようなものですね。 進んではいます。
 しかし、日本の空手から見ると、とても満足できるものではありません。
 つまり私たちの空手で使っている細部の技が使えないのです。

 (中略)
 森川  みなさんは、タイ拳闘を見たことはありますか?

 藤平  あります。 リングに上るとまず祈るごとく、舞うごとく、タイ音楽にあわせて、種々の型を示すのですね。 これは、日本の相撲の土俵入りみたいなものですね。 観衆は、勝敗にうんと賭けて楽しむ習慣になっているようですね。

 森川  では闘うときは、こちらもグローブをつけるわけですね。

 黒崎  そうです。

 森川  すると、日本の空手の威力が半減しませんか?
 空手は、素手の拳に必殺の威力があり、また手刀、四本抜き、二本突きなどの組み、電光のような技が、施せないでしょう。

 黒崎  いや、日本の空手は、手の技だけではありません。
 足も、肘も、膝も、頭も全身みな武器ですから。
 それにその一つ一つの力の使い方、速度がまるで違いますよ。
 たとえば、タイの拳闘の足の使い方は、足を大きく後に引いて、それから前に蹴るのですが、日本の空手は、立ったままの位置からさっと打って引く。
 速度も違いますし、強さもタイの倍はあります。

 森川  なるほど力学にかなっているわけですね。 それなら安心です。
 やはり普通のボクシングのように、ゴングが鳴って休むのですか?

 中村  そうですね。 たしか一ラウンド三分闘って、二分休むのです。
 
 森川
  大山先生、彼らに勝つ絶対の秘訣は何ですか?

 大山倍
  即戦、即決ということです。 とにかく立ち上りざま相手を倒すというような速い勝負にもちこむことですね。
 空手の神髄もそこにあるのですから、――
 また、それほど威力は、格段に違うものなのですよ。

    空手の松

 森川  毎日見るからに猛訓練をやっているようですが、合宿の日課はどうなっているのですか?
 
タイ遠征2.jpg

 黒崎
  朝の五時から二時間は、ランニング十キロ、走り終ると、基本動作の蹴り、突きの稽古。
 つぎは柔軟体操、型の練習をつづけます。
 七時に合宿に帰り、食事をして自由時間、昼寝を二時間ほどします。
 
 森川 
午後は?

 岡田
  二時から四時ごろまで、ナワトビ、サンドバッグ、グローブ・スパーリングをつづけます。
 夜は、自由にして、十時就寝という日課です。

 森川  なかなか科学的な、バランスのとれたいい日課ですね。
 この中で、平生一番稽古熱心なのは誰でしょう。

 黒崎  みな、熱心な、稽古の虫みたいな奴らばかりですが(笑)強いていえば、藤平かな。
 こいつのことは、"けいこの鬼"といわれていますよ。
 あまり夜遅くまでやるので、
 『はた迷惑だ』
 と、先輩が顔を顰めるほどで(笑声)

 森川  なるほど、凄い体格をしていますね。 上背は、あまりないようですが?
 それなら一撃で、タイ拳法は、吹きとばしそうだ(笑)
 一日何時間ぐらい稽古しますか?

 藤平  十二時間ぐらいです。

 森川  十二時間、それでは半日じゃないですか(笑声)

 岡田  体は小さいくせに、気合も一番大きいのです。
 『コーリャ』などとね。 独特の蛮声を張り上げてね(笑声)

 大山  奴は、木村製作所の社員で、千葉県泉郡の出身です。 とにかく大した侍ですよ。

 藤平  人のことばかり、いわないで下さいよ。 先輩のことは"要領のやっちゃん"というのですよ。(笑声)
 森川  要領のやっちゃん。 大山泰彦だからやっちゃんか(笑声)
 そんなにドライなのですか?

黒崎  いや適確に技も、呼吸ものみこむのですね。 巧さでは随一ですよ。
 本格的にやれば、ずい分強くなりますよ。 いわば、天才肌とでもいうのですか。

 岡田  黒崎先輩には、いい話があるのですよ。
 先輩の郷士は、小山市なのですが、そこに剣道の先生がいる。
 先輩は、終戦後そこで剣道を習っていた。 しかし、そのうち空手に志を抱いて、庭にある松の木に、藁を巻いて毎日叩いていたのですね。
 そのうち、佐郷屋留男先生の紹介で大山先生のもとへ弟子入りして、世界的な空手家になったのですが、小山に帰って見て驚いた。
 その先生が、大事にその松を育てて、保存してあるのです。
 しかも、それに"空手の松"と書いて貼りつけてある。
 『これは、俺の弟子だった黒崎が、若い頃毎日、巻藁を叩いて修行した因縁のある松だ。 彼はいま、世界的に有名な空手武道家になった』といって、弟子たちに教えているのですね。 先輩は、それを聞いて思わず涙を流したそうです。

タイ遠征7.jpg

 中村  今度のタイ遠征にも、小山市では"大日本空手道黒崎健時氏後援会"をつくり古城国で、盛大な壮行会を行なってくれたほどです。
 この合宿も、先輩の故郷の桑絹町中島の田中栄一氏が、自宅を提供してくれたのです。

 岡田  その後援会の"舌代"の冒頭には、こう書いてあります。
 「わが郷士の生んだ黒崎健時氏は、少年の頃より、武道に精進し、青壮に至り、上京、大山道場に入門、日本空手道の奥技に達し、今や世界的選手となれり。
 三六年秋ハワイに遠征して、名声海外に現し、今回はタイ国に遠征して、タイ拳法と大試合を試みることに相成り……』

 森川  郷土の英雄ですね。 空手の松まで、できているとは?
 こうなると郷土のためにも、どうしても敗けられませんね。
 ところで、岡田さんは、見るからに野性的で、見たところは、四人の中で郡を抜いて強そうですが?
 黒崎  岡田君は、有名な小唄勝太郎の息子ですよ。

 やはり親の血を引いて、大変優れた特質をもっているのですね。
 大変真面目な、しっかりしたところをもっていて、誰からも信頼されています。 いつかも街で、やくざ三人に襲われて、立ち会ったことがありますが、冷静に落ちついて、寸法間隔をはかってあっというまに三人をそこに打ち倒していました。
 静かなる男というのですか。

 (中略)
 黒崎  中村は、一番、二枚目の優男ですが、これで強いのですよ。
 空手兄弟でしてね。 兄貴は、明大の空手部の闘将だったのです。
 次兄が、東邦医大の空手部、中村が日大三年で、やはり空手部。 学校中の空手選手を総ナメにしたという強者です。
 お父さんは、池袋駅前の中村屋というお菓子屋さん。 お母さんは耳鼻咽喉科の女医という家柄ですが、また三人そろって親孝行なのですね。

 (中略)

    "五輪の書"と他流試合

 森川  武道の神髄、空手道の精神の話がでましたが、先生は、他流試合については、どのように考えますか?

タイ遠征5.jpg

 大山  武道の修練、人間の錬成の上には、当然のことで、むしろ不可欠のこととさえ思います。
 これがいけないということは、むしろ邪道ですね。
 自分の殻だけにこもる。 自流の周囲に門を高くとざし、その中にこもって、一歩も出ない。
 他も入れなければ、外にも出ない。
 これは古い封建的な考え方で、学問でも、武道でも、スポーツでも、そういうことをしていては、少しも進歩がありませんし、修行にもなりません。
 封建時代の武道家が、自分を守るために考えだした姑息な手段で、そのようなことを美徳して賞賛するのは、思想も感覚も、やはり封建的だというべきでしょうね。
 他と技も心も競いあい、吸収しあってこそ内容も、形ものびて行くのです。
 それが最も科学的で、また最も心を深める道にもなるのです。
 勝敗を争うと考えるから、勝敗のこだわるので、相手の長所をとり、自己の短を矯正すると考えるべきなのです。
 たとえば、柔道を大成させた嘉納治五郎先生などは、あらゆる柔術のよい所を吸収したその綜合の上に近代柔道を築いたのです。
 その時は、いたる所で他流試合を行ない、技も心も練り上げて行ったのですよ。
 国際的にも、外国で、ボクサーやレスラーとわたりあい、これを投げとばしてきたからこそ、日本の柔道は神技のように思われて、世界に布及したのです。
 世界の他の武技、スポーツと闘うことに対し、恐れたり、退えい的になってはいけません。
 その時は、他のスポーツや武道に、心も実力も落ちる時なのですね。
 私はこう思うのです。
 柔道も、そのように積極的、他の世界に挑んでいる時は強かった。
 ところが、他流をなぎ倒して、綜合完成し敵と争う必要なくなった時から退歩を初めた。
 生死の関頭になった緊迫感も、精神の錬成も、技への反省、錬磨の機会もなくなったからです。
 ところが、オランダのヘイシングなどは、日本の柔道だけでなく、欧米のボクシング、レスリング、フットボールとあらゆるものを積極的に吸収している。
 しかもその上に、選手権の前に、私のところにきて、空手の練習もして帰っているのですよ。
 他のあらゆる長所を吸収し、それに勝ろうという努力をしている。
 これでは、一道の殻の中にしかとじこもらない日本選手に勝つのは当り前です。

タイ遠征4.jpg

 黒崎  私も、先生のいう他流試合の哲学はよく分ります。
 他流を征服して、自己の力を誇示しようというチャチな気持ではないのです。
 現代は、もっと科学的、綜合的に深くえぐり、発展する時なのですね。
 そのためには、つねに未知なものに対しての挑戦、それに伴う危険感による緊張、内面の錬成ということが必要だと思うのです。
 そして、それが武道です。
 緊張感のない武道などはないと思います。
 自分だけが一番偉いんだ、他は学ぶ必要はないという思い上った、たるんだ気持からは武道の修行は生れませんね。

 森川  それはそうですね。
 宮本武蔵が、一生を通して、あれだけ数多い他流試合を経てこなければ、恐らく"五輪の書"は、生れなかったでしょう。

 (中略)
 他流試合と私闘は違いますからね。
 滝野川の有名な"いま武蔵"といわれる囲井貴之師範も、他流試合論者ですが、剣道家としては、やはり一番実力があるという評判ですね。
 また、それだけによく各流の長を集められていますよ。

 大山倍  そういう風に、分ってくれる人は少ないのです。
 嘉納師範が、他流試合で各派をなぎ倒している時は、非難が集り、各派はこぞってこれを叩いた。
 世界で、レスラーや、ボクサーと闘うことにも、多くの非難があった。
 しかし、統一してしまうと、みなその歴史や、成立の課程を忘れて、他流試合をしないことを品のよいことのように貴族ぶるのですね。
 貴族というのは、大体柔弱なものです。
 だが、武道の成長というものは、統一時代にはむしろなくて、各派対立、乱立時代にこそあるのです。
 問い打つは、むしろ退歩の象徴です。
 政治でもそうでしょう。 二大政党対立の姿に理想があるのです。
 軍閥が、日本を統一したから敗戦と滅亡の谷間に顚落したのですよ。
 自由競争こそ進歩の原因ですよ。
 人間の生命が、一番生々と発らつと躍動することなのですね。
 とにかく、私は他流とでも、案とでも、人間のあらゆる可能性をたしかめる。
 力の限界を試みるという修行が必要だと思うのです。

 (中略)
 黒崎  要するに、武道の心は、いつでも死に切るということです。 これは国家主義的な自己犠牲の心ではなくて、自分にこだわらずに、自分を捨てて、大きな生命の中に没入する。
 その心の中に他流と合流し、それを超えてもっと大きく成長し、流れて行くことができると思うのです。

 森川  そういう意味では、他流試合というのは、他流との闘争ではなくて、むしろ他流との調和ですね。
 それでこそ大きく発展することができるわけですね。
 とにかく、タイ国の拳法との初めての決戦です。
 御健闘を祈ります……。
 では、また帰国なさってから、お会いしましょう。 この辺で……

(おわり)


 という事で、1963年のタイ遠征選抜メンバーの座談会でした。
 当時の門下生の肉声が収録された本記事は、中々興味深い物だと思います。 本記事で、とある事を1つ確信しましたが、まぁそれはいずれw
 で、黒崎健時先生。 この記事読んでも引率者なのか、自身も選手なのかよく分りません。

黒崎  ただ全力をつくして、闘ってくるだけです。 敗けては帰ってきません。 それだけの覚悟はもっています。

 って言ってるし、後援会も出来てるくらいだから闘う予定があったのかな? まぁ、60年代当時に地方で海外に行けるって人は限られるので、相当期待されてたのかも知れません。
 ちなみに「空手の松」の画像は黒崎先生の自著「必死の力・必死の心」に載ってる物ですw
 それから、藤平昭雄先生が既にムエタイを見ていた、というのも面白いですね。 野口修氏の持つ8ミリじゃないかと思いますが。 この時に日本に来日してるムエタイの選手というのは、大体ボクシングで来日してる選手の事でしょうが、意外に皆さん気が大きくなってるのは、合宿の成果なのかも知れませんw
 後、そうですね、個人的には「犬シリーズ」と名付けてる一連の写真がありまして、この鬼怒川合宿の際に回りをチョロチョロしてる犬と一緒に写ってる写真の事なんですが、どうもこの記事用の写真だったみたいですね。
合宿1.jpg
「犬シリーズ」の1つ

 5人で並んで稽古している所の写真や、ランニング中の写真に写っていますので、興味のある方は色々と探してみましょうw
 試合の顛末については以前書いた記事を御覧下さい。
 今回はここまで。 それでは、また。


参考文献:
剣豪列伝集 第91号 双葉社 1963年
必死の力・必死の心 黒崎健時著 スポーツライフ社 1979年

関連リンク:
極真VSムエタイ 前編(1964年)
極真VSムエタイ 後編(1964年)
【レビュー】 松永倫直著「小さな巨人 -大沢昇伝」(1986年)
黒崎健時著「必死の力・必死の心」を4種類用意してみた。
【レビュー?】ムエタイの他流試合満載の本(1988年)









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コメント
貴重な記事ですね!有難うございました!
  • 木村
  • 2015/08/11 8:55 AM
Leo様
いつも楽しく読ませていただいています。

ムエタイ挑戦における合宿写真の犬シリーズは、密かに気になってました。
ランニングで一緒に走り、基本稽古にも参加?

黒崎先生のご愛犬か?と思ってました。
  • レイジェス
  • 2015/08/12 10:24 AM
この時も含め、当時、大山総裁が自ら以前タイ式と戦ったというコメント、記事はないですね。
  • オールドキックファン
  • 2015/08/19 6:43 PM
どこかで読んだ記事ですが、今では太気拳の重鎮の方が若い頃に、総裁に久しぶりに会った際に、「君たち、最強の格闘技はなんだかわかるか?」と質問されたので、もちろん空手です、と答えたら「違うよキミ、今はタイ式だよ!!」と言われて、ぶっ飛んだと書かれていました(笑)
何とも総裁らしいエピソードですね。
  • 木村
  • 2015/08/20 8:32 PM
貴重な記事ありがとうございます。
当時の空手界からすれば
行動もスタイルもモダン(近代的)ですね。
黎明期の力強さを感じます。
  • tama
  • 2015/08/22 1:37 PM
いつも記事有り難く読ませていただいております。「滝野川の有名な"いま武蔵"といわれる囲井貴之師範も、他流試合論者ですが、剣道家としては、やはり一番実力があるという評判ですね。」と森川の発言でありますが、これは鹿島神流の国井道之(善弥)だと思います。現資料の誤記でしょうか?
お教えくださればありがたく存じます
  • 酒徒吉風
  • 2015/08/30 5:27 PM
>オールドキックファンさん

まぁ、そういう事ですw ずっとタイ遠征以前に大山総裁が発言した記事を探していましたが、これで確定でいいかなーとw

>木村さん

それは面白いエピソードですねぇw

>酒徒吉風さん

国井先生の誤記だと思いますよ。
  • Leo
  • 2015/08/31 6:47 PM
ふと思い出したのですが
 〃邊空手道1995年4月号「新説空手道戦い闘い
 の原典」で金城裕氏が大山総裁との対談写真が掲載 され 雑誌のインタビューとして口上で述べた草稿
 写真が掲載されています。
 毛筆で崩し字で全文判読できないですが(私の能力 では....)読めないですがこの中に「タイ式ボクシン グ〜」との記述があります。、
◆,修譴1969 6月4日の日刊スポーツで山崎照朝氏 紹介( 牛殺直伝)の記事の中で「大山氏は32年タイ に渡りタイ式ボクシングの試合を体験している。  キックボクシングの母体であるタイ式ボクシングは 本来足技から発展した。手は足に勝てないというの が大山氏の体験的持論」
 ただ、私見ではこの時は「世界ケンカ旅行」の著書 発刊後で極真、山崎ヨイショ的な記事くさいような
 気もするのではないかと思いますが。
  • オールドキックファン
  • 2015/09/04 9:24 AM
>オールドキックファンさん

ムエタイ自体は一部でしょうが、知られていましたからね。
兼高かおるさんも戦前にニュース映画でムエタイを見ており、当時の感想をその後本場でムエタイを見た時に書いています。
1936年には新聞記者がムエタイのレポートを書いてますね。 曰く、
「シャムの拳闘は凄い。 闘鶏シャモの乱闘をそのものを髣髴させるに十分である…」

ムエタイに関しては、今のところ1964年以前に記述が無く、キックボクシング発足以降、空手より強い事をアピールするような風潮(特に梶原一騎先生w)に対し、何かしら思う事があったのかな、と思います。
  • Leo
  • 2015/09/06 7:09 PM
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