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大山倍達マニアック検定

「少年マガジン」と「空手バカ一代」、そして極真空手の時代2 (1973年)

JUGEMテーマ:空手
   先日カポエラ映画”Only the strong”やアメリカン空手映画(というかテコンドー?)”BEST OF THE BEST”が無性に見たくなったので思わず海外発注してしまったLeoです。 この辺りは90年代ハリウッド格闘技映画の中でも名作だと思います。 昔近所のブロック・バスターというレンタルビデオ屋に置いてあった格闘技映画を見まくった過去があるのですが(多分3桁近く見ましたw)、結構アメリカのキックボクサーって映画出てますよね。 ”No Retreat No Surrender”とか「カラテ・キッド」とブルース・リーの影響受けまくりで、最後はデビュー間も無いバン・ダムとか悪役で出ますし(いきなりコーナーポストで開脚には笑いましたが)w 同じバン・ダムの映画”Steet Fighter”も酷かったなぁ…。 ベニー・ユキーデが脇役だったり、歌手のカイリ・ミノーグがキャミィだったりとか。 その内ちょっと気になってる「葉問」も見たいと思います。 サモハン・キンポーが出てるのはポイント高いですね。 ブルース・リーの師という事で、葉問(イップ・マン)はアメリカでも有名な方ですが、某武道具店では大山倍達総裁と共に葉問師のタペストリーが売られていたのを見た事があります。 フランスで割と近年に作られたらしいサバットの映画とか、またウィル・スミスの映画”Ali”とか見たくなって来ました。 特にソニー・リストン戦でのモハメッド・アリの動きとか完璧でしたしね。
 ところで、どなたか手から変なビーム(氣?)を発して牛を倒すシーンがあるB級格闘映画をご存じの方はいらっしゃいませんか? 中米に滞在した時に深夜途中から見た事がありまして、スペイン語なのでタイトルも分からず、長年気になっている映画なのですw
 
 と、言いたい事を言って本編に入ります。1日2回投稿とか勿体無いんですけどね、さくっと書けてしまいましたので、芦原英幸先生の記事に続いて投稿ですw 今回は前回の続きですね。 「少年マガジン」で掲載された「空手バカ一代」と極真空手のネタを紹介しようという企画です。 ここで取り上げた号以外にも特集記事があるとは思いますが、私も全部をカバーしている訳ではありませんので、ご容赦を。 まずは、前回掲載漏れのあった大山倍達総裁の特別寄稿「日本の空手は負けていない!」ですね。

マガジン72年29号.jpg
左の絵が大東徹源っぽい大山倍達総裁

 ご存じの方も多いかと思いますが、この時期は極真会館が組織的に伸び始めた時期です。 そして「空手チョップ」では無く「空手」そのものの認知度上げに貢献していたのですが、全日本空手道連盟(以下全空連)の世界大会で日本が敗北した結果、柔道に続いて空手もか、とメディアに叩かれてしまいました。 そこで大山総裁としては我々の空手と全空連の空手は別物であるという事をはっきりして起きたかったのでしょうね。 無論、そこにビジネス的な打算もあったのでしょうが、そういう事で以降数年間は全空連というか…主に会長の笹川良一氏との確執に入ります。 大山総裁は元々強気な人ですが、70年代の雑誌インタビューで更に強気に発言していたのはこの辺りにも事情がありそうです。
 ちなみにこの回の「空手バカ一代」は、タム・ライス初登場回です。

 次は73年の7号。 カラーページに「大山空手秘伝公開 大鍛錬」 と大山総裁の連載「輝く日本の星となれ!」が始まります。 表紙では「極真の道」というタイトルになっていますが、次8号ではそれを訂正するかの様に、「新連載 大山倍達 輝く日本の星となれ!」と表紙にありましたw

マガジン1973年7号1.jpg

 カラーページの内容は、海外でも話題になった極真の野外稽古ですね。 合宿時に行われる野外稽古は荒行として評判だった様で、国内でも「空手バカ一代」以前からメディアが取材に訪れています。 何か本文中でも樹上からの跳び蹴り訓練と言うのが載っていまして、10メートル以上の高さから跳び蹴りして下りるとか書いてますw 確かガンダムの身長が18メートルなので、コクピットから飛び降りるようなもんでしょうか。 あれ、お台場に見に行きましたけど、結構な高さですよ。 2階から飛び降りた事はありますが、せいぜい3メートルです。 この訓練も実際には3〜6メートル、2〜3階くらいの高さだったんじゃないかと思っていますw

マガジン1973年7号2.jpg

 さて、「輝く日本の星となれ!」ですが、大山総裁のサインが署名代わりとなっています。 この頃のサインは晩年と比較するとまだ固い感じがありますねぇ。 晩年はもう少し丸っこく大胆に文字を崩していると思います。

マガジン1973年7号3.jpg

 後に「私の空手道人生」として書籍化されたこの連載は、書籍版と少しだけ文章が違います。 触りだけ比較しますと…

連載時
 「空手バカ一代」の大山倍達です。
(中略)
 毎号の本誌で読むにつけ、…

「私の空手道人生」
 少年マガジンに連載中の「空手バカ一代」の大山倍達です。
(中略)
 同誌で毎号読むにつけ、…

 こんな感じですね。 更に読み込めばもっと差違が見付かると思いますが、流石にそこまではやりませんw
 しかし「あしたのジョー」はやっぱり名作ですね。 手元にあるのはとてもレアな雑誌版なので軽く読むにはちょっと向いていないんですw 文庫版でも買おうかな。
 そして今号での梶原一騎。
・愛と誠: 大賀誠、青葉台に転入
・あしたのジョー: ホセ・メンドーサとの対戦前、ジョーと葉子、控え室にて
・空手バカ一代: 由利辰郎との死闘、決着(扉絵のキャッチ「倍達 殺したり〜!!」は何かシュール)

 続いて、同年48号です。 今号で作画がつのだじろう先生から影丸譲也先生へと交代し、第4部の昭和武蔵編が始まります。 表紙では大山総裁が跳び蹴りしまくっていますw このコーヒーカップを持った女性、あべ静江さんですね。 この20年後に極真の機関誌「月刊パワー空手」で大山総裁と対談する事になるとは、誰も想像出来なかったであろう…w

マガジン1973年48号1.jpg

 で、アニメの「空手バカ一代」が始まった直後なので、あちこちでアピールしているのですが、ここでまさかの作画交代ですからね、梶原一騎先生もさぞ困った事でしょう。 何せアニメが10月3日放映開始で、この号が10月24日(首都圏)発売ですよ。 たった4話目、山籠もり回の直後に原作の絵がガラリと変わってしまう訳ですからねぇ…。

マガジン1973年48号4.jpg
単行本と同じ表紙

 今回の特集記事は2つ。 カラーページは「嵐へ挑戦! 昭和の武蔵 大山倍達」 そして巻末の方に「キミを強くする誌上特訓 大山空手 7大パワー」です。

マガジン1973年48号2.jpg

 とりあえずカラーページから解説。 扉絵は大山総裁の煉瓦割りとセシル・クック氏が描いた「大山倍達VSゴリラ」。 以前某氏に戴いた「近代カラテ」の1966年の記事では別に大山総裁とゴリラが闘ったという話は無いのですが、このゴリラ自体は実在するんですよね。 カトゥンガという雌ゴリラの子だと文中にあるのですが、彼女には子供が何体かいますので、その内の1体という可能性が捨てきれませんw まぁ、こういうのはのんびり調べるのが楽しいのですがね。

マガジン1973年48号3.jpg

 他には…そうですね、大山総裁の年譜が載っていましたが、1950年の所にはGHQのボディガードになると書いてありました。

マガジン1973年48号5.jpg

 巻末の「大山空手 7大パワー」は要するに護身術講座です。 何で7大パワーかと言うと、7種類のシチュエーションに対応した技術を紹介しているからですね。 肩を極めながらの大外刈りで投げる技等、少々危ない技術なんかも載っています。
 今号の梶原一騎。
・空手バカ一代: 昭和武蔵編突入、謎の道場破り集団まで
・紅の挑戦者: スパイダー黒江戦。 オーバー・ヘッド・キックを防がれるも、フェイントを入れて大逆転
・愛と誠: 高原由紀の正体判明
・愛と誠: 主題歌オーディションの募集

おまけ。 74年の「少年マガジン」はあまり持っていませんが、表紙買いした号が手元にありますので、これを掲載します。 74年の21号、ブルース・リー特集号ですね。 でも…表紙メインが極真の組手シーンで、主役な筈のブルース・リーはちょっと見切れてますw これがこの時点における力関係の差なのか…。

マガジン1974年21号1.jpg

 まだ「燃えよドラゴン」「ドラゴン危機一発」しか上映されていなかったみたいですね。 「怒りの鉄拳」が近日上映予定となっている模様。 まぁでも日本で偶然連動してしまった2つの打撃系格闘技は、互いに信憑性を高め合ったんじゃないでしょうか。

マガジン1974年21号2.jpg

 今号の梶原一騎(つのだ先生も併せて紹介)。
・愛と誠: 座王権太、恋に狂って鯉を殺す
・空手バカ一代: 大山道場修繕中。 万福軒で太極拳士と中村忠以下門下生が遭遇
・紅の挑戦者: 帝王ガルーダ、タイトルマッチを観戦しに来日
・うしろの百太郎: ワッコ、後心霊科学超能力開発研究所で自分の超能力を確信する


 という事で「空手バカ一代」ネタは久々ですね。 最近Gyao!で韓国から見た大山倍達伝、映画「風のファイター」を配信しているみたいですが、あの映画は反日思想が割と出ていてあまり好きじゃありませんw 韓国オリジナル版を見たせいでしょうけど、より日本人を悪役に仕立ててるんですよね。 ちなみに本来3部作の予定だった同映画は遺族の抗議により、1作のみで終わってしまったという経緯があります。 理由は多分…大山総裁が打ちのめされる描写が酷かったからでしょうね。 アクションは面白いんですけどねぇ、終戦直後の池袋のセットがしょぼくてしょぼくてw 同じ韓国映画でも「力道山」の方がずっと面白かったですねぇ。  あぁ、でも韓国版の特装版は道着に「極眞會」の意匠があるんだよなぁ、日本の特装版は「風のファイター」なのに。 あれだけは羨ましいですw
 それでは、また。

参考文献:
近代カラテ 1966年8月号 近代カラテ研究所 1966年
週刊少年マガジン 1972年29号 講談社 1972年
週刊少年マガジン 1973年7号 講談社 1973年
週刊少年マガジン 1973年8号 講談社 1973年
私の空手道人生 大山倍達著 講談社 1973年
週刊少年マガジン 1973年48号 講談社 1973年
週刊少年マガジン 1974年21号 講談社 1974年






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コメント
この頃のマンガは正に少年のための読み物でしたね。なつかしいです。マガジン サンデー チャンピオン ジャンプ よく読んでました。でも立ち読みが多かったかなwマガジンには淀川長治先生の映画評が載っていたような気がします。記憶が怪しいんですがwチャールズブロンソン主演のストリートファイター評があって それで観に行った記憶があります。ところでGスピリットvol.19は御覧になりましたか?森忠大さんのインタビューが掲載されてますよね。あのTBSプロレスの裏話なんですけど グレート東郷に関する貴重な証言にもなってますね。これは立ち読み(南方熊楠流にしてますw)をしないで購入しましたw
  • tada
  • 2011/05/13 10:54 PM
>tadaさん
そう言えばまだ「Gスピリット」は読んでませんね。 確かアントニオ猪木のアメリカ遠征時代の記録が出ているんでしたっけ?
あの雑誌は面白いですね。 特にヨーロッパのキャッチとカール・ゴッチの特集は面白かったなぁ。

今、真樹日佐夫先生原作の極真系漫画を探索してますので、「別冊少年キング」か「ジャンプ」に載ったのをコンプリートしたら紹介しようかと思います。
  • Leo
  • 2011/05/14 6:13 PM
昭和の終わり頃、神田の文献書院(ってとこだったと思う)で週刊少年マガジンの極真特集号と「現代空手」を購入した記憶があります。購入はしませんでしたが、第二回全日本大会のプログラムが販売されていたのを覚えています。
「現代空手マガジン」は最終号まで購読させて頂きました。私が覚えている限りでは、「現代空手マガジン」は
日本武道具、西武池袋店内の書店、書泉系、三省堂、東京守礼堂、池袋芳林堂(記憶が曖昧)で見かけた記憶があります。通販が主体でしたが、関東圏内の読者は直接購入する事が可能でした。販路が本屋へと拡がったのは昭和50年代後半以降の事だったと思いますが、その後、敢え無く終刊を迎えてしまいました。どれ位の発行部数だったんだろうか?今となっては興味があります。
  • 四十路
  • 2011/05/15 1:35 AM
私が購入した「現代カラテ」の号には、山崎ファンの方の投稿があったと記憶しています。その後、多くの極真本と共に、「現代カラテ」も処分してしまいました。
  • 四十路
  • 2011/05/15 1:54 AM
>四十路さん
真樹先生の回想だと「現代カラテマガジン」の初期の頃は3000部とか言っていた様な記憶がありますねぇ。
あんまり売れる業界では無いので、大山総裁や芦原先生の様に何万部も売れる方がむしろおかしいんですよねw
  • Leo
  • 2011/05/15 4:47 PM
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