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大山倍達マニアック検定

ある日の極真会 14 (近代カラテ 1968年8月号)

JUGEMテーマ:空手
 
 さて、昨日は氷室京介の全曲BOOWYライブを見て来まして、未だテンション冷めやらぬここ、自宅からお送りしておりますw
 欲を言えばフルメンバーでやって欲しかったなーとか思いつつも、解散時は地方におりましたので、距離的にも金銭的にも最後のライブを見るチャンスが無かった私からすればもう大満足でしたねぇ。
 2時間全員立ちっ放しで大合唱ですよ。 流石は8ビートロックの頂点。 5万人のおっさん&おばさん(若い人もいたけど)が腕を振りながらKINGと共に大合唱、最高でした。
 という、私事はさておき、前田光世ネタやろうかなと思っていたんですが、そういうテンションじゃないので、次回に回しますw 英語読みながらだと、BOOWYを聞けないので。 で、まぁ、「近代カラテ」ネタですね。

近代カラテ1968_8.jpg

「空手ニュース」 国内から
・極真会館女子部、各方面から引っ張りだこ
 "This is Karate"の女性モデルがオーストラリアで大変話題となり、1度来て欲しいと再三の手紙が来た事があったが、この度7/30に「日本テレビ」「11.PM」に女子部から3名が出演し、護身術を披露する事になった。
 
・極真会館夏期合宿
 毎年恒例の極真会館夏期合宿が千葉県一の宮海岸で行われる。 場所は千葉県長生郡一の宮町にある日赤一の宮学園で、例年より多くの参加者が予定されている。 また、今回は城西大学空手部も大挙して参加する予定であり、より一層の迫力が加えられるだろう。 期日は8月7日から13日。

・ピーター・チャン氏、シンガポールへ帰国
 昨年5月31日にカンボジアの船で横浜に上陸して以後1年間極真会館総本部で空手を修行してきたピーター・チャン氏が8月15日帰国する事となった。

ピーター・チャン.jpg
ピーター・チャン

 1度は父の死で帰国したが直ぐに戻って来て再び修行に打ち込んだ熱血漢で、帰国後は支部道場を開設する予定。

・大山倍達館長の業績が少年層へも広く浸透
 日本語版の空手書を発売して以来、大山倍達館長が国内のマスコミに取り上げられているが、先だっては著名な少年誌の1つである「少年キング」で10ページに渡って紹介された。

少年キング1968_27.jpg
「少年キング」(1968年27号)

 他にも「中学一年」に武勇伝が紹介される段取りとなっている。

「空手ニュース」海外から
・大山館長のアメリカ・ヨーロッパでの足取り
 アメリカ・ヨーロッパ視察旅行に赴いた大山館長の日程に触れる。
6/2   ニューヨーク着。 中村忠指導員のアパートに滞在して出版社を訪問。
6/5   ジョージア州で知事に会い、旧交を温める。
6/8   アトランタで名誉ゲスト名士としてアトランタプレイボーイクラブのパーティに招待される。
6/9   同地で武道の講演。
6/13 アラバマ州バーミンガムで空手の講演。
6/15 同地にて1級以上の空手家を対象に講演会。
6/16 南部アメリカ極真会館トーナメントに出席。 中村、大山茂両指導員も参加。
6/17 ニューヨークに戻る。
6/23 プエルトリコの極真会館支部視察。 以後、ニューヨーク滞在。
6/30 シカゴへ。
7/2   ニューヨークからイギリスロンドン支部へ。
7/5   ロンドンからオランダ極真会館支部を視察。 サマーキャンプと全ヨーロッパ極真会館支部長会議に出席。
 以後、西ドイツ、スイス、スウェーデン、ヨルダンと廻って7月15日頃にヨーロッパからニューヨークに戻り、シカゴ、ミネソタ、ロサンゼルス、ホノルルと廻って8月上旬に日本へ帰国の予定。


「海外極真会館の動き」 第4回
 アフリカ・ローデシア支部 イアン・P・ハリス支部長

イアン・P・ハリス.jpg
イアン・P・ハリス

略歴
 1928年生まれの航空整備士。 イギリスで空手と柔道を始める。 64年に南アフリカ柔道選手権を獲得するが、"This is Karate"を読んで大山館長を知り、文通は始め映画フィルムによる昇段審査を受け二段を允許。 支部長として認可を得る。 68年に来日し本部道場で研鑽を重ね、三段となる。

イアン・P・ハリス2.jpg
本部近くの公園で稽古

 現在ローデシアにある空手道場は全てハリス氏の傘下にあり、全部で200人程度の門下生を抱える。

「近代カラテ 誌上教室」
「空手のポイント」2
円と点

この人に聞く 「ピーター・チャン氏」
 1941年生まれ。 シンガポール警察のアンコンバット(非武装戦闘)のインストラクター。 若い頃から中国拳法や柔道、合気道、テコンドーを学ぶ。

連載エッセイ
「空手と試割り(上)」
文:極真会館館長 大山倍達

 『試割りは、空手の一部であって、全体ではない。 あくまで空手の一分子である』
 ということを、何度も強調しておく。
 そして、次の三項目を頭に入れてもらいたい。
 1,空手の根本理念は、空手を通じて武の精神を把握し、人間完成をめざす。
 2,空手は同時に肉体鍛錬に役立たせる。
 3,空手の本義は技の真髄の追求にある。 そこでこの試割りはに関係がある。 技の真髄を追求し、それに効果を与えるための役をするものだ。

クニの目「アンバランスな成長」
文:洋子

カラテ界 現代の主役
大山国良氏

大山国良.jpg
大山国良

 大山氏は、当初空手を習う気はなかった。 ボクシングのジムに通って、若い体を力にまかせて発散し、 テクニックを憶えると良くケンカもした。
(中略)
 …そして大山倍達師範が田園コロシアムで、素手で牛と斗かって牛をたおし見事に偉業を成した大山倍達師範の勝負の一シュンを見たとき、何とまあ大変な人だろうと心から思うようになった。
(中略)
 前々から自分の考え方を引き出せる武道をさがして歩くが、とにかく大山師範の人物を考えると、他の道場を選ぶ考えはまったくうまれずに大山師範の立教大学の裏手にある大山道場に入会する事になった。
(中略)
 大山氏の弁は、果てることなく教育論が出てくる。
 人間は要するに、物事をやる気になるかならないかできまってくる。
 大山師範が良く言うように、「牛を小川につれて行く事は出来ても、水をのむかのまないかは自身の問題である。」と言う事だと思う。 そのやる気になる性格をつくりかえるのは家庭であり、進んでは、空手などの修業の中で大きく育ち、世の中へ大きく羽ばたいて行く大きな精神力と鳴る。 と大山氏は言う。
 今の若者をみていると何かはきちがえているところが多い。 例えば、彼等はアキッポイ。 アキッポイというのは、決断のある思いきりのよさとはちがう。 思いきりのよさとは、今迄やった事を別の方向で完全に生かす事を言うのに、アキッポクて他が良く見えてやめるのは身につかずにおわるのでその点改めてほしいと望む。 大山氏はこう結んだ。

「武道と空」 第18回
文:作家 森川哲郎

ミニ・レーダー
新案道着の考案一題
 北九州市門司区で護身術を指導している神道心練流師範、高橋安紀氏が、従来の着物式を頭からすっぽりかぶる丸首シャツの様な形に変えた道着を考案した。

「近代カラテ」誌が新聞で紹介される
 「日刊観光」という新聞に「近代カラテ」が紹介された。

グラフ特集
ニュージーランド極真会館空手トーナメント

1968ニュージーランド大会.jpg

「私の道程」第25話
文:極真会館館長 大山倍達
 FBIを教える。


 それでは少し解説を。 「空手ニュース」登場する「少年キング」は、多分掲載した画像の物だと思います。 たまたま本誌を持っていましたw
 今回の大山倍達総裁の視察旅行ですが、「空手バカ一代」に登場した李青鵬と闘う前に中村忠、大山茂両先生を連れた旅行の事ですね。 時期的には全日本大会の前年だと言うのに、「空手バカ一代」ではもっと前の様に感じるのが不思議ですw 皆で海水浴に行って一緒に写っている写真とかありますが、その後を思えば少々淋しい気分になります。
 それからイアン・ハリス支部長。 この時期位までの極真の悪癖ですが、海外支部発展を進める際にやってしまった駄目な例が載っていますね。 それは直接指導せずに通信教育の様な形で支部認可を出したという事です。 殆どの支部長はその後必ず日本に来て多少なりとも指導を受けていますが、万年人手不足だったとはいえ、反省に値する出来事でしょうね。 まぁ、その後はこのやり方が禁止になったんですけどねw
 ところで、この写真で跳び蹴りしてるのって、ヤン・カレンバッハ先生でしょうかね?
 それでは、また。

参考文献:
週刊少年キング 1968年27号 少年画報社 1968年
近代カラテ 1968年8月号 近代カラテ研究所 1968年






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ある日の極真会 13 (近代カラテ 1968年7月号)

JUGEMテーマ:空手
   先週末は諸事情(サボりとも言う)により何にも更新しませんでしたが、昨日はTwitterで見た方にはご承知の通り、国会図書館へ行ってようやく極真VS某拳法の記事に必要な資料が揃ったので整理していました。
 なので、久々な更新になります。 月末は家におりませんので、今月の更新数は少なくなるかと思います。

近代カラテ1968_7.jpg

「空手ニュース」 国内から
・ミスター・ハリム氏、帰国
 今年4月より極真会館に入会して特別レッスンを受けていたハリム氏が帰国する事になった。 ハリム氏は池袋にあるアジア学生協会に行く途中、名高い大山倍達館長の道場を知り、入門したという。
 短い期間ではあったが、大山館長の特別指導を受けて帰国前の審査では2級となった。

・極真会館女子部、壮年部
 極真会館では以前より女子、壮年部の下地はあったが、この度はっきりとした形で活動する事となった。

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極真会館女子部

 女子部はテレビなどでも何度か紹介され名を馳せており、壮年部も活動はあったが、これからは稽古表に名が載る事となる。
 壮年部、女子部の稽古割りは毎週水曜日(19:00〜20:30)と金曜日(13:00〜14:30)の2回。

・A.Jスチュアート氏帰国
 カナダバンクーバーのスチュアート氏が2度目の来日を終えて帰国した。 氏はまだ有段者では無いが、将来は支部を設立して極真の空手を教えたいとの事。

・大山館長著「バイタル・カラテ」独訳される
 大山館長の英文書”Vital Karate”が6月初旬に独訳される。 その他にもフランス語、スウェーデン語にも訳される予定である。

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”Vital Karate”ドイツ語版

・大山館長、ニューヨークに着く
 6月2日に日本を発った大山館長は、その日の夕方にはニューヨークのJFK空港に着いた。 空港には中村忠、大山茂両指導員が出迎え、館長の姿に大感激だったという。
 ニューヨークの道場生250名が道着を着て館長を迎え、その父兄と報道関係者が100名ほど居た為、大賑わいの様子だった。

・韓国跆拳道の会長来る
 韓国跆拳道(テコンドー)は国の保護下で大きく躍進している。 会長である金鎔采氏は1ヶ月の間アメリカ・ヨーロッパを視察し、その後来館して大山館長と語り合った。

「空手ニュース」海外から
・オランダ極真会館スイス及びドイツに進出
 オランダ支部長ブルミン氏とホランダー氏はベルリンとスイスのセントガーレンに空手の出張教授を開始した。 ベルリンは近く本部認可を得て支部となる。
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ドイツ、インゴ・フライヤー道場


 また、スイスのピーターメンツ氏も極真会館スタイルの空手を行うようになった。

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オランダ、ブルミン支部長とホーランダー氏

「海外極真会館の動き」 第3回
 ニュージーランド支部 ジャン・ジャービス、ダグラス・ハロウェイ支部長
ジャン・ジャービス略歴
 1940年10月生まれ。 支部認可は67年10月。 イギリスのロンドン極真会館で学び2級となり、67年に来日して約10ヶ月間、本部で修業を重ね三段となる。

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1967年第1回ニュージーランド大会

ダグラス・ハロウェイ略歴
 1945年12月生まれ。 現在政治学の学生で最年少支部長。 64年にクリスマス休暇を利用して来日、大山館長に特別訓練を受ける。 その後暫くして初段、66年に二段、昨年三段となる。

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ハロウェイ支部長歓送会

この人に聞く 「平沢瑞雄」
カラテクター製造・販売 有限会社クマイ社長。

クニの目「戦争と平和と若者たち」
文:大山国良

 私達が日本人であり、今、この国に住んでいる事は偶然的な事実であるが、平和の中にあっても力強く生き、この国を発展させることは私達の義務である。 世界の中の日本として、もっとこの国を愛さなくてはならない。 又そうすることは世界の他の国々の人達に対する務めでもあるのだ。

「近代カラテ 誌上教室」
「空手のポイント」1
呼吸法

「空手の価値(下)」
文:極真会館館長 大山倍達

 古い話だが、三戦立ちをなし、いぶきを毎日千回やって、空手のけいこをした人がいる。 約百年前の人で、名を黒川善太衛門といった。 まだ琉球空手が本土にはいる前のことだから、日本の空手史上に欠くことの出来ない人物かもしれない。
 生国は不明だが、空手の奥義を究めようと試みた人といわれている。
 彼は幼少の頃、体質が弱く、病みがちであった。 彼は琉球にいき、空手のてほどきをうけ、ついで中国に渡った。 中国のどこなのかはっきりしないが、長い間彼の地で空手修業をした。 日本に帰ってからは、しばらくの間、九州の博多と長崎に住み、のちに江戸にでて、空手の一派をなした。 が、その頃は、一般に空手の関心がうすく、門徒も集まらず、さびしく晩年を終えた。
 空手の後継者がなかったことについては、当時の風潮や社会事情の影響もあったであろう。 とにかく、彼一代で空手が終わってしまっては、彼を空手の輸入功労者として扱うことはできない。 のちに琉球から本格的に空手が本土にはいってきてから、日本の空手史は正式に書き始められることになる。
(中略)
 黒川善太衛門は、その呼吸法の研究について一派をつくったらしい。 呼吸法は他の空手家も研究はしたが、黒川善太衛門ほどには大成しなかった。 彼が空手をマスターした時、ちょうど明治維新の変動期とぶっつかった。 ある政治家のボデー・ガードとなり、刺客を退けたことが、たびたびあった。
 彼の得意技は中段突きと、中段蹴りであった。
 彼の蹴りは、もっとも得意技で、いかに俊敏な相手もその蹴りを防ぐものはいなかったといわれている。
 その蹴りは一風変わっていた。 普通、中段蹴りは腹部か金的が目標だ。 ところが、彼は相手の膝骨で俗にサラという部分へ蹴りをいれた。 一撃して、その膝のサラを打ち砕いたというから、いかにその蹴りが強烈なものであったかがわかる。

アメリカニューヨーク ホワイト・プレーン道場生小論集「空手と私」

カラテ界 現代の主役
加藤重夫 三段

加藤重夫1968.jpg

 加藤氏に最後に語ってもらうなら、加藤氏の心の中に今迄の中で想い出深く残っているのは、初めての冬の合宿であった。 あの時の苦しさを思うとすれば、何の苦しさにも立ちむかっていける。
 当時は苦しく思っても、今こういう気持ちを持たせてくれた館長には、感謝の念が湧く。 自分が一番苦しかった時にそれをのりきるサゼッションをしてくれる先生先輩この関係も武道の世界特有だと思うし、それでいて結局自分の努力でしかない。 そのキビしさを自分は空手の良いところと思う。

「武道と空」 第17回
文:作家 森川哲郎

日本の笑い
異訳 醒睡笑

「私の道程」第24話
文:極真会館館長 大山倍達

大山倍達1968.jpg

 ロバート・ケネディの暗殺、FBIへの指導。


 という事で、ロシア版”This is Karate”を入手しました。 まだ手元にありませんが、2000年に発売されたという事なので、海賊版かも知れませんw レイアウトも表紙もかなり異なっている様ですね。 ”This is Karate”の東南アジア版も欲しいのですが、こちらは中々見付かりません。
 さて、少々解説を。 大山倍達総裁の今回の渡米は、劇画「空手バカ一代」にも登場するエピソードの根幹になっています。 例のゴリラと闘った旅ですね。 つまり、李青鵬一派と対戦したのは史実に当てはめるならば時系列上、1968〜69年頃という事なります。 多分、梶原一騎先生はそんなに細かいところまで気にしてはいなかったのでしょうがw
 
 後、あまり関係無いんですが、昔の日系レスラーとかが着ていたとされる田子作スタイル…膝当ての付いたロングタイツの上にショートタイツを履くスタイルですが、あれってひょっとしたらアメリカのキャッチ・アズ・キャッチ・キャンのレスラーが着ていたリングコスチュームが元なんですかね…? もしそうだとしたら、寝技が得意なレスラー=柔術レスラーというイメージを狙ったコスチュームだったのかなぁ。 田子作なんて変な訳を付けるから日本人をイメージした様に我々が勝手に認識していただけで、元々は膝をマットに擦り付ける事が多いレスラーが着ていた…と考えると筋が通る様に思います。
 それでは、また。

参考文献:
近代カラテ 1968年7月号 近代カラテ研究所 1968年






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ある日の極真会 12 (近代カラテ 1968年6月号)

 JUGEMテーマ:空手

 さて、今日、ウチの地元も県議選があったりします。 皆さんは行きましたか? 私は朝から行ってきましたよ。

 先週Twitterにて投稿したのですが、スマートフォン用の壁紙を17種類作った訳ですよ、オレ的カッチョイイ極真壁紙なのをずらっと。 ところがですねぇ、スマホには「ライブ壁紙」という、動く壁紙がありましてですね、鯉が泳いでいる壁紙に設定してしまったので使わずにいますw この壁紙、画面をタッチすると餌をあげたり出来るんですよね。

aniPet錦鯉ライブ壁紙.jpg
ちなみにこんな壁紙

 あ、壁紙(スマートフォン用)欲しいって方、いらっしゃいます? 希望者がいたら次回ちょろっと出してみようかなぁとか思ったり思わなかったり。

 という所で本編。 今回は6月号です。 冒頭に道場訓が入る様になり、「空手ニュース」のヘッドラインだけは英語表記が出る様になりました。

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「空手ニュース」 国内から
・ベストセラーに突進「世界ケンカ旅行」
 河出ベストセラーズから発売された大山倍達館長の自伝「世界ケンカ旅行」(定価290円)が4月末に全国で発売された。
 各新聞に広告が出され、駅の売店から書店まで積まれた同書は好調に売れ行きを伸ばしている。

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「世界ケンカ旅行」

 新書版の大衆読み物としてベストセラーが期待されている。

・極真会館秋田支部長、真壁氏四段に昇段
 秋田支部責任者の真壁忠氏は、活発に活動しており、先頃は空手大会を催して成功に導いた。 その氏に対して、本部は四段を与えた。

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極真会館秋田支部長、真壁忠氏

・本部道場トレーニング・チケット作成
 極真会館本部道場では、不定期な稽古にしか出られない会員の事も考え、チケット制を採用した。 15枚チケット3000円、30枚チケットは5500円と割安になっている。

・オランダからの留学生帰国
 オランダ極真会館から本部で修業をしていたカレンバッチ、グラベスタイン両氏は、半年の修業を終えて帰国した。
 5月10日に大山館長や拳友たちによる歓送会が開かれ、良く11日に横浜を発った。

・極真会館の拡張工事始まる
 4月末から本部道場の床板張り替えと一部拡張工事が始まり、一層広く稽古し易い環境が整う事になる。

・ニュースタイルの空手着制作中
 大山館長の指導の下、新しい合理的なスタイルの道着が研究されていたが、これが近く完成する見通し。

・大山倍達館長の渡米・渡欧の旅
 大山館長は、視察の為、6月2日午後2時に羽田発ノースウェスト機にてニューヨークに向かい、同地で修業中の大山茂、中村忠両氏に会う。
 16日にはダエシク・キム氏の主催する極真会館の空手大会に出席する為、ジョージア州アトランタへ。
 22日にはニューヨークからロンドンへ発ち、ロンドン支部のアニール、ボルトン両支部長に会って29日までにヨーロッパ各地を廻り各支部長に会う。
 29日にニューヨークに戻り、シカゴ、ミネソタ、ロサンゼルス、ハワイなどを歴訪、7月末に帰国される予定。
 また、7月3日から7日までは米「ブラック・ベルト」誌主催の国際武道大会に招かれて出席、大山館長の為に特別昼食会が開かれるとの事。

・春季昇段昇級審査会の結果
 結果は後ほど記す。

「空手ニュース」 国外から
・アメリカ極真会館の空手大会行われる
 ニューヨーク支部主催の空手大会が、4月21日に大々的に行われた。
 この大会には各地の支部、大山茂指導員も駆け付け協力し、大成功を修めた。

・ニュージーランドの空手大会
 5月12日、全極真ニュージーランド大会が開催された。
 ダグラス・ハロウェイ氏と、昨年日本で修業して大山館長の評価を得たジャン・ジャービス氏の協力の賜物であろう。

海外極真会館の動き 第2回 アメリカ・ハワイ支部
支部長 ボビー・ロー五段

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大山倍達館長の右隣がボビー・ロー支部長

 ハワイ大学・カリフォルニア大学経理課卒、職業は計理士。 大山倍達館長と知己を得ていち早く支部を設立し、現在に至る。

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 1964年には大山空手の本を出版している。 弟子の中にはハワイ州知事、ホノルル市長を務めたクレアレス・フォング氏や、乗員議員のダニエル・井上氏がいる。

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ロー支部長の著作

この人に聞く 「平井雄二郎」
レストラン・パラティーノ経営。

「近代カラテ 誌上教室」
-受け- 3

新連載エッセイ
「空手の価値(上)」
文:極真会館館長 大山倍達

 空手は根気と進取の気象を、本人の知らないまに養ってくれる。 かりに身体の弱い人、貧弱な人でも、相手なしに練習が出来るから、気おくれがいらないのである。 家人の見ている前でやらなくてもすむ。
 川原で石を相手にもできる。 それは氏割りのところに書いたが、割れそうな石、必ず割れる石をえらんで割れる練習をはじめる。
 叩けばすぐ割れる。 一度割れると二度目も割れる。
 割れる石をえらんだからだ。 それを百回もくりかえしていると、おれは石さえ割れる、といった自信がつく。 その次の段階でやや固い石をえらびそれを割る。 その時の喜びたるや実に大きい。 その喜びはそのまま自信に結びつくものなのだ。 こうして、彼は自分の身体の弱さを忘れ、貧弱であることのコンプレックスを追い出してしまっている。 そこで他の人と相対して、組手をした時、まるで別人のように強くなってしまった自分を発見するだろう。
(中略)
 腕力の強い人間がいる。 普段その人と腕力を競って彼に勝てる人はいなかったとする。 しかし、いざ真剣勝負となり、彼に精神統一力がなかったら、息は乱れ、動作は粗暴になるばかりだ。 攻撃において不発弾ばかり放って、遂に疲労困憊に達するのだ。 彼より腕力は弱いが、精神の統一のできた人は、相手の乱れに乗じて有効適切な必中攻撃を集中し、難なく相手を倒すことができる。

写真特集:四国極真会館の活躍

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四国極真会館支部

 四国極真会館は、安達恵氏の強力な賛助と多くの人々の協力によって大きく歩み始めている。 最近は合同して演武会を催し、大成功を修めた。

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芦原英幸指導員の瓦15枚割り

 ここにその活躍振りと努力を讃えて声援する。

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四国支部の練習風景

クニの目「ハイウェーの野次馬」
文:大山国良

カラテ界 現代の主役
極真会館成増道場師範 黒崎健時五段

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黒崎健時五段

 「大山館長とずい分前のことだが、千葉で合宿した。 その時、宿舎と稽古場とを行ききするのにのぼりおりする階段の数をきかれて答える事の出来なかった事を、大変に恥じている。 それは今でも心に汗する思いである。」
 「人間には、それぞれ分に応じた器(うつわ)というものがあり、小の器は大の器に、分を守って尽し、人の世はそう云うある秩序の中で回転する。 だから私は、私に出来ない事を、器としての差がある大山師範には出来るとして、夢をたくし、協力する。 そこにある喜びを見いだせる。」
 「人間は、生身であり、聖人ではないのだから、間ちがいや誤まちのないはずはない。 そして自分を中心に物事を判断して、生きる。 けれども錯覚の連続の中で生きているとも言える。 その錯誤に早く気づき、反省し是正する事が大切であり、その誤まちや、錯覚を最小限にとどめる事が人間の道の努力と云うものだと思う。」
 「人間が最後的に勝ち負けを決するとしたら、それは意志力の問題になってくる。
 形のうえで、負けても勝っている場合がある。 それはある行為をある者が止めようとする。 意志と意志のぶつかりあいになってくるが、最後迄、たとえ、矢尽き、刀折れても意志をひるがえさない強い精神力をもったものが最後的な勝ちということになる。」

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大山館長と黒崎師範の組手

(中略)
 氏が、先頃空手家の職業化ということで、キックファイトに鋭意努力した。 空手をするものも生活が出来る。 そんな風な日本にしなければ、日本の慢性疾患の多く、根本は除かれる日はないというのである。

「武道と空」 第16回
文:作家 森川哲郎

女性のために 美容教室(5)

極真会館会員 極真会館職員 金田和子嬢

「私の道程」第23話
文:極真会館館長 大山倍達

 私は言いたい、牛の角を折ったり、たおす事に色々言うのなら、同じ事をした上で始めていう資格があり、それから物事ははじまるのだと。 負け犬の遠吠えよのうに、かげでものを言う者に真の力があったためしはない。 事実、言う者の中で山羊の角一本でも折ろうとして見たものがあっただろうか。

春季審査会結果(一部抜粋)
とりあえず有段者だけ出しておきますね。 フルネームもあれかな、と思い高段者以外は名字のみとしました。

黒崎健時五段、大山国良四段
少年部
林二段、関原二段
一般部
ミリアン二段、溝端初段、林初段、加藤初段、今井初段、香取初段、伊藤初段、松島初段、張初段、グラベスタイン初段、ピーター・チョン初段
秋田支部
尾形初段、高橋初段

 今回の審査会は本部、成増、朝霞(米軍キャンプ)の生徒を対象にしたものですが、城西大学も支部扱いで登場しています。 まだ昇段者はいませんけどね。 それから、後に支部長となる、松島良一初段、高木薫三級、長谷川一幸四級といった方々も昇段/昇級していますね。
 個人的に意外だったのは、思った以上に成増支部から審査会に出ている、というところでしょうか。

 という事で、如何でしたでしょうか? 少し解説しておきましょうかね。

「世界ケンカ旅行」は出版後に出版社の河出書房が倒産してしまい、その年の内にKKベストセラーズに移ったという経緯があります。 この号ではまだ倒産していなかったんでしょうね。 ベストセラーになる位売れたかどうかは知りませんが、新書、豆本、文庫本と3種類作られた事を考えると、ロングセラーという方が正しいのかも知れません。
・金田和子氏は「100万人の空手」でモデルを務められた方です。 当時は本部の事務員で、この春季審査会では2級になっています。

 後、少々驚いたのですが、ハワイ支部にはダニエル井上氏が在籍していらしたんですね。 この方は日系二世で、大戦中は第442連隊で活躍された英雄です。 その後は政界に入り、現在最古参の上院議員(上院仮議長)となります。

 さて、このシリーズも残りは「近代カラテ」が4冊と「現代カラテ」が3冊となりました。 以降は「現代カラテマガジン」へとシフトしますが、こちらは「マス大山カラテスクール」に収録されているスキャン済みの素材があるので簡単ですw 同様に、この「近代カラテ/現代カラテ」もデータベース化されたら良いのになぁ。 手持ちの素材は提供しますので、どなたか有志を募って全巻集めてみる気はありませんか?w Nさん、今度は「現代カラテマガジン」よりもスキャン数少ないですよ!
 
 以下、蛇足。
 まぁ、ちょっと昨晩、大人買いしてしまった「うしろの百太郎」読みながら考えていたんですけどね、視線って何なんでしょうね?
 視線その物には質量がある訳でも無いですし、不可視な光線を発している訳でも無いのに、「視線を感じる」。 これは気のせいになるんでしょうか?
 私はオカルトネタとか割と好きでして、殆ど信じていないのに読むのが好きだったりします。 先日も超常現象に否定的な本を買って読んでたんですが、面白かったです。
 さておき、「うしろの百太郎」に「誰もいないのに気配を感じたー」とか、「見つめられている気がして振り向くと、自分を見ていた人と目が合ったー」的な事が書いてありまして、これは「霊感力だー」とある訳ですね。 実際、こういう事を経験された方は多いと思います。 私の場合ですと、ブラウン管テレビのスイッチが入ると壁を隔てていても結構分かります。 これは電磁波とか静電気とかそんな類の物を感じて分かるんでしょうけどね。 もしくは聞き取れない帯域の波長とかそんな感じでしょうか。 しかし視線、こいつが良く分かりません。 女性に「胸を見られていると視線を感じるから、あんまり見ない方が良いよ」なんて話をされた事もありますが、どこまで気のせいで自意識過剰か分かりません。 街中とか、女性と話をしている時に胸を見て指摘された事が無いのでw
  何が言いたいかと言うとですね、タダの与太話ですw
 それでは、また。


参考文献:
Bobby Lowe, MAS OYAMA'S KARATE AS PRACTICED IN JAPAN, ARC BOOKS, Inc., 1963
世界ケンカ旅行 大山倍達著 河出書房 1968年
近代カラテ 1968年4月号 近代カラテ研究所 1968年






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ある日の極真会 11 (近代カラテ 1968年4月号)

JUGEMテーマ:空手
   昨夜はお仕事で新橋に行ってまして、その後呑みに赤坂の方にタクシーで行ったのですがその道すがら、霞ヶ関の辺りを見ていこうと元政治家の方に言われまして、タクシーでぐるりと省官庁の建物を見て来ました。
 まぁ、何が言いたかったかと言うとですね、あの辺は節電とかしてないって事なんですね。 今の東京メトロに乗れば分かりますが、駅構内どころか、車内の蛍光灯を減らして節電してるんですよ。 私の会社もそうですし、大半の会社がそうだと思いますが震災後は暖房も着けず、電気も来客時以外は間引いたりしてるんですよね。 天皇陛下の御所だって自主的に停電なさっている訳です。
 ところが、率先して範を垂れるべき官僚が間引きもしないと、それで庶民に節電は無いだろうと。 官邸とか公邸も節電していないんだろうと言う様な話をされてましてですね、色々思うところがあったのでちょっと書いてみました。

 という事で本編です。
 今回は1号飛んで4月号を紹介するんですけど、中を見る限り3月号は無かったのかなーという気がしますw まぁここからはあまり連番で揃ってはいないので、過剰な期待はしないで下さい。

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「空手ニュース」 海外から
・またまた「ライフ」誌に載ったアメリカ極真会館
 1月26日発売のアメリカ版「ライフ」誌に中村忠、大山茂両指導員とその生徒たちが掲載された。

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実際の記事

 ニューヨークを中心に極真会館本部より派遣されている両名は様々な活動を行っており、中村指導員に至っては先年のカナダモントリオール万博では会場のどこかでカラテを披露したいと考え、羽織袴と道着を着込んで鉄下駄でヶ条を練り歩いて、遂には会場で演武を披露したという。

・ニュージーランド、ハロウェイ支部長暑中稽古を行う
 ニュージーランドで極真を指導しているのダグラス・ハロウェイ支部長はこの度、暑中稽古を行った。

・帰国したジャン・ジャービス氏が道場を再編成
 昨年末にニュージーランドに帰国したジャン・ジャービス氏は、以前から同地のウェリントンにあった自身の道場を再編して「錬武殿」と名付けた。 現在の生徒は60名ほどだそうで、日本で共に修業したバーバー氏と組んで生徒を育成している。
 また、同じニュージーランドのハロウェイ誌と共に大学やスポーツ団体で積極的に極真空手の紹介を行い、意気盛んである。

「空手ニュース」 国内から
・第一製パンに極真会館空手部発会
 パンメーカーの第一製パンに従業員のスポーツ部の1つとして極真空手部が発足した。 指導は本部から派遣する事になっており、発会式では極真会館本部員たちの演武が行われた。

・ 極真会館ブラジルに指導員派遣
 2月15日、極真会館指導員小倉正一郎氏がブラジルのサンパウロに向かって出発する。
 昨年より指導員派遣を要請されていたが、この度遂に実地されたという事である。

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小倉正一郎指導員

 小倉指導員は羽田をノースウエスト航空でニューヨークに向かい、そこからサンパウロに向かう予定。

・大山倍達館長の著書、この春に続々出版
 大山倍達館長の著書、日貿出版の”Advanced Karate”、講談社「百万人のカラテ」、河出書房「世界ケンカ旅行」と春に続けて出版される。

・イギリス極真会館の審
 昨年12月にイギリス極真会館で行われた昇級昇段審査の結果が発表された。 総勢141名で、初段は2名となっている。

・イギリスとインドネシアから留学生来日決定
 1人はイギリス支部のスティーブ・アニール支部長の弟子、ピーター・ハウキンズ氏で、2年半の予定。 もう1人はインドネシアのヒーロ・J・ホン・シング氏で、航路で日本へ向かっている最中である。

アメリカの空手熱の実態 第4回
文:日刊スポーツ新聞記者 鈴木庄一
 (この項はいずれ当ブログで別に記す)

この人に聞く 「イブ・ニボーグ」
デンマーク出身。 ドン・ドレガー氏の紹介で1964年に入門。 一端帰国するも、67年に再び来日。

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クニの目「明治百年への笑い」
文:大山国良

投稿
「冬合宿」
文:柴崎繁昭

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冬合宿

「重役さんは空手初段、三年越に黒おびを果たす」
文:「沖縄タイムス」
「カッコイイ!! 黒おびの王子様」
文:「毎日新聞」

空手道エッセイ 「私と空手」
「私が空手で得たもの」
文:極真会館指導員 小倉正一郎

誰の歌か知らないけれど「八百の嘘を上手にならべても誠ひとつに敵はなさりけり」と言うのが有りますが、これからは私は空手道と共に強く生きることを自身の胸に決め、なによりも真面目に稽古をし真面目に生きて行こうと思う、そして空手道修業者はほんとうに立派であると言われる人間になることも目標にいつそう努力するつもりです。(一部抜粋)

「空手と禅について思う」
文:元極真会館指導員 廬山初雄

 今は永い人生においての一つの試練である。
今だけでなく人生そのものが試練であるような気もする。
ある時期を乗り越えてから楽になろうとは思っていない。
人生その物が自分との戦いであり、空手を生涯の修業とし、一生稽古に精進する事であろう。 こういう道を踏んで行けるのも大山館長のご指導があった為かと感謝いたしております。(一部抜粋)

モリイの目
「論語」から 「ナイファンチの型」から
文:極真会館委員 森井嘉孝

 知る者は好む者に如かず
 好む者は楽しむ者に如かず「論語」

 物事を、知る、好む、楽しむの三段階に分けて考える。 知る、好むの段階では、まだ対象と我とが別個のものとして相対している。
しかし、楽しむとなると、その対象のなかに自分を没入してしまう。
そこには彼も我もない、没却された自分が、対象のなかで、ともに変転している。
 空手道も、これを楽しむ、境地にまで高めなければならない。

「詩」
文:歌人 草壁焔太

「武道と空」 第14回
文:作家 森川哲郎
「平沢貞通を救う会」での大山館長の言葉。

「近代カラテ 誌上教室」 第8回
-受け-

「空手と禅」 第7回
文: 極真会館館長 大山倍達

「私の道程」第21話
文:極真会館館長 大山倍達


 という事で如何でしたでしょうか?
 今回はいくつか解説。 「投稿」にある「冬合宿」は極真の冬期合宿のレポートです。 今みたいに靴を履かない時代ですので、足の裏が大変になっていた様子などもレポートされていました。 そして「毎日新聞」の転載記事はスペインのカルロス王子の事です。 この記事には極真会館の事は書かれていませんけど、ちょっと詳しい方ならすぐにピンと来ますよね。
 で、小倉正一郎先生のブラジル行きと廬山初雄館長が指導員を辞めているという事が出ていますね。 辞めた理由その物は書いていませんでしたけど、廬山館長の著書を読まれた方ならよくご存じかと思います。
 次回は春季昇段昇級審査(氏名あり)とか四国支部とかハワイ支部とか黒崎健時先生の記事とか色々あるので、いつもより長文になるかも知れませんw
 でもって、明日はプロレスラーのルー・テーズが巡業中に持ち歩いていたレスラーのバイブルか、海を渡った柔術家東勝熊か、1956年の雷電号のどれかをやりたいなーと思っています。
 それでは、また。

参考文献:
"Karate:New Tough-Guy Cult", Life January 26, Time Inc., 1968
近代カラテ 1968年4月号 近代カラテ研究所 1968年







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ある日の極真会 10 (近代カラテ 1968年2月号)

JUGEMテーマ:空手
   言われてみて気付いたのですが、このシリーズ、1ヶ月も更新してなかったんですね。 久々ですw
 そうそう、「大山倍達検定」ですが、あれは私が作ったものじゃありませんよ? たまたま見付けたので、確か全国で4番目に検定を受けてみただけですw
 という事で本編。
 
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「空手ニュース」 海外から
・アメリカの中村忠指導員からの便り
 ニューヨークで指導中の中村指導員は外人も日本人も別なく、極真会館空手の厳しさを身をもってアメリカ人に体験させている。
 この事が、逆にアメリカの人々に信頼を植え付けているようだ。
 中村指導員は、大山倍達館長の教え通り、空手の道にあっては、何人も同等であるという事を実践している。
 12月3日にニューヨークの極真会館系を集めた寒稽古は前回「ライフ」誌に載ったのに引き続き、12月18日号で同じ「ライフ」のスペイン版でも中村指導員の活躍が報じられている。

・大山茂指導員のアメリカ便り
 ニューヨーク、ホワイトプレインで指導をしている大山指導員は、11月に初の審査会、そして今年1月6日には空手トーナメント大会を催して成功を収めた。
 中村忠指導員と密な連絡を保ち、6日当日は中村指導員の応援、ブリッジボートからの参加者などあって、大成功だったという。 場所はホワイトプレイン・ケニーセンターで、オープン形式。 参加者は270人と、今までの倍。 観衆は2200人だった。

・オーストラリアから
 オーストラリアで昨年から指導中の加藤重夫指導員は、2度の審査会を終えて多くの昇格者を出し、テレビやデモンストレーションと活躍している。 加藤指導員は契約を更新して、もう半年滞在するとの事。

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先頭は加藤重夫指導員

・アフリカのヘンドリック氏、愛娘に大山館長の名を付ける
 アフリカに住むヘンドリック氏は先頃生まれた娘に極真会館大山倍達館長の様に強くなって欲しいと、オオヤマという名を付けたという。
 ヘンドリック氏は当地の日本有段者拳法道場で空手を修業中。

「空手ニュース」 国内から
・大山館長、平凡パンチに載る
 極真会館大山館長は、「週刊平凡パンチ」連載中のチンペイ対談に引っ張り出されてしまった。 相手は野末陳平氏。

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実際の記事

・「世界ケンカ旅行」河出書房から発刊
 大山館長、今度は河出書房からの新書版「世界ケンカ旅行」を出版する。
 今までとは様相を変えて、楽しく読める物になっているとの事。

・ローデシアからの留学生
 アフリカ・ローデシアから2人の白人が訪れた。
 1人はイアン・タードン4段、もう1人はイアン・P・ハリス氏は2段で、地元では既に200名に及ぶ門下生に指導している。 1月2日に来日して9日から稽古に入り、約3ヶ月の滞在を予定してる。
 彼はローデシア極真会館の指導員として、恥ずかしくないように日本で学びたいという。

・恒例の寒稽古
 極真会館の寒稽古が1月3日から4日間にわたって、奥秩父三峰神社にて行われた。 今年は雪が少なかったが、滝での禊は相変わらず凄まじかった。
 女性もよく耐えて、少年部も元気なところを見せていた。

・クリスマスカードの山
 極真会館館長室には、大山館長宛のクリスマスカードが殺到して部屋一杯を飾った。

・極真会館での各賞が決定
 極真会館は、毎年「極真賞」、「功献賞」、「技能賞」、「努力賞」などの賞を設けて賞している。
 「極真賞」は組織全般に貢献したものに与える最高の賞だが、一昨年は出なかった。 詳細は告知板にて掲載している(後ほど掲載)。

アメリカの空手熱の実態 第3回
文:日刊スポーツ新聞記者 鈴木庄一
 (この項はいずれ当ブログで別に記す)

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ブルックリン道場、大山倍達と嘉納治五郎の写真が掲げてある

この人に聞く「イアン・P・ハリス」
ローデシア極真会館支部長・イアン・P・ハリス
フェンシング、柔道、松濤館系の空手に学び、大山倍達館長”This is Karate”読みながら修行し、日本空手協会と大山館長に指導を仰ぎ入会した。

「日本剣客列伝」 第2話
 天竜の祖 斉藤伝鬼坊
文: 大杉豪夫

クニの目「オリンピックメダリスト 円谷を殺したのは何か」
文:大山国良

カラテ界 現代の主役 第2回
剛柔流本部 素水館館長 市川素水師範

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市川素水師範

「詩」
文:歌人 草壁焔太

「近代カラテ 誌上教室」 第7回
-蹴り-

「空手と禅」 第6回
文: 極真会館館長 大山倍達

「武道と空」 第13回
文:作家 森川哲郎
 スティーブ・アニール、ピーター・マックレーン両氏の対談抜粋

「私の道程」第20話
文:極真会館館長 大山倍達
 ジョージ・ベッカーとの対戦

ー告知板ー
1967年度 極真会館受賞者
極真賞 板橋秀行
功献賞 添野義二、金田和子
技能賞 金子進憲、安荘定
努力賞 1位:林英夫 2位:白良治 3位:松島良一
ー少年部ー
努力賞 関原聖仁
技能賞 林光太郎、石井正士
ー四国支部ー
努力賞 山元博明、黒田逸郎
技能賞 浜木義紀
1967年度 極真会館本部道場 出席率ベスト20(抜粋)
1位:関原(192回)
5位:松島(130回)
8位:山崎(118回)
20位:藤沢(51回)

 という事で今回はここまで。
 賞に関してはフルネーム記載をちょっと悩んだのですが…、クレームが入ったら名字のみにしようかなと思います。
 しかし松島良一先生や山崎照朝先生の名前が挙がって来ているのを見ると、発展期に入っている事を実感しますね。 海外を優先させた為、実際に国内支部が充実するのは80年代に入ってからですが、1代で単なる町道場から世界組織へと発展させた大山倍達はやはり傑物という他無いでしょう。 国内支部の充実には「空手バカ一代」が大きく影響していますが、海外支部に関してはその影響は皆無ですからねぇ。
 ただ、支部長認可が結構いい加減だったので、80年代後半に入ってようやく基本稽古や型の統一に入る訳ですが…。 拡大→充実化というプロセスを踏む予定だったんでしょうかね?
 これは一部の国内支部にも言える事で、本部から派遣、もしくは支部出身で支部長となった人間以外は他流の経験はあっても、あまり「極真空手」の経験が無かったりします。
 本来なら 充実化→拡大 という方が良かったと思いますが、弱小組織としてはそうも言っていられなかったのでしょう。

 そう言えばですねぇ、以前掲載した「空手の大山八段と少年の物語」という記事、その中に登場する下田一郎少年は”What is Karate?”の初版に載っている人物が父親かな?みたいに書きましたが、大山道場の写真を漁っている最中によーく読んだら、「下田医師」とありましたw
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 私もまだまだ見落としがありますねぇ。
 
 さて、このまま次の記事を書いて…出来れば今日中に更新したいものです。
 それでは、また。

参考文献:
Masutatsu Oyama, What is Karate? EVERYONE CAN PRACTICE KARATE MYSTERIES, Tokyo-News Co., 1958
近代カラテ 1968年2月号 近代カラテ研究所 1968年
週刊平凡パンチ 1968年3/11号 平凡出版 1968年







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ある日の極真会 9 (近代カラテ 1968年1月号)

JUGEMテーマ:空手
 さて、伊達直人さんが世間を騒がせていますが、それを受けて「タイガーマスク」の文庫本の増刷が決定した様です。  しかし、懐かしのアニメ特番以外でこの名前を聞く事があるとは思ってもいなかったので、私もちょっとテンションが上がりましたw

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 何だか「近代カラテ」の更新も久々ですね。 今回はちょうど新春号という事で年頭の辞が載っていますので、こちらを掲載したいと思います。


年頭の辞
極真会館会長 毛利松平
極真会館理事 塩次秀雄
極真会館館長 大山倍達

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 新春の慶を申します。
 近代カラテの誌上から皆さんに新年のあいさつが今年も出来る事は大変うれしい事です。 近来の世界の様子は空手のみに目をむけると、増々繁栄の道を歩んでいる。
 一時のブームとしての面をうかがう事の出来る地域も確かにあるし、空手そのものを喰いものにして生きている者も居るようであるが、私達は、一時的なブームのような形のものを全て地につけて、着実な歩みを促進させて行かなければならないと思っている。
 社会という集団の中におこる事々は、最初の、おき方はさまざまな形をしていたけれど近ごろのように、マスメディアの発達は、良いものは良いものとして、一夜のうちに世界に拡散して行くのです。
 流行とかブームは、このメディア自体のもつ体毒のようなもので、悪しき面が出て、過度の評価や歪曲が生まれるのです。
 その面のみをシニカルに受けとったかたちのものが、真に良しとされる価値までをも、くもらせてしまうのです。
 それで、浮ついた先物買い的風潮の人々は陶冶されていき、真に地についた、歩みが始まるものです。 カラテは今そんな峠にさしかかっているといえます。
 今、正しい認識と活動が空手界にとって必要なときはないと言えます。
 空手に関係する又本誌読者諸賢と共に世界のカラテとして一層発展させる年としていきたいと思います。

昭和四十三年 元旦

'67年想いでの断片とその果て
■1/3 寒稽古
 極真会館は正月の3日から三峰にて厳しい寒稽古を行った。
■1/7 道場鏡開き。
■1月上旬 フィリピンよりパラガス氏来館。
 武道研究の為、パラガス氏が来館し、極真会館で空手の稽古に通った。
■2/25 ニュージーランドからジャン・ジャービス氏来館。
 イギリス支部で2級を得ていたジャービス氏は10ヶ月間の予定で来館し、熱心に稽古を積んだ。

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ジャン・ジャービス氏

■3/5 色帯者の審査会。
 会員数増加の為、審査を2回に分け、第1回を行った。
■3/11 オランダから2名来日。
 ホーランダー、セリス両名来日、稽古を重ねる。 ヨーロッパの空手のリーダーの一人として活躍するべく抱負を語る。
■3/12 雑誌タイム・ライフの取材班来る。
 タイム・ライフは、大山倍達館長に焦点を当てて取材、雪中の三峰での稽古を撮影した。
■3/28 NETテレビ出演。
 大山館長は、NETアフタヌーンショーに出演、種々の術を披露した。
■4/8 加藤重夫指導員、オーストラリアへ派遣。
■4/9 白帯審査会。
■4/27 座間米軍キャンプで演武会。
 座間支部が企画した演武会は、キャンプ内で大きな反響を呼んだ。
■5/20 城西大学極真会館入会。
■5/31 シンガポールからピーター・チャン氏来館。
■5月下旬 イギリス極真会のアニール氏、ヨルダン王族を指導。
 イギリスから中東のヨルダンに出張して行われた極真会館空手の指導は、王族を魅了した。
■6/17 大山茂指導員アメリカへ。
 アメリカからの矢の催促を受け、盛大な壮行会で送り出された大山指導員は、ニューヨーク・ホワイトプレーン道場で指導を開始した。
■6/22 フジテレビに極真会出演。
 昨年2度目のTV出演。 フジテレビのセブントゥオーショーで、極真会の空手を披露した。
■7/7 アメリカ・ジョージア州支部長、デシック・キム氏来館。
 大山館長と種々の空手の状況、アメリカ空手界について話し合い、帰国した。
■7/21 朝霞米軍の極真会支部演武会。
■8/1 大山館長の著書「百万人のカラテ」、制作開始。
 講談社から発行する予定の「百万人のカラテ」の写真撮影その他が着手された。
■8/9 極真会館夏期合宿。
 昨年と同じ千葉一の宮海岸にて100名を超す参加者と共に合宿が行われた。 また、各種報道陣がこれを報じた。
■8月中旬、アメリカでも暑中稽古。
 ニューヨーク・アカデミー道場では、中村忠指導員の元、激しい暑中稽古が行われた。 大山茂指導員も応援に駆け付け、海水浴客の度肝を抜いた。
■8月下旬、オランダの留学生帰国。
■9月初旬、ニュージーランドからバーバー氏来館。
 先のジャービス氏の後輩で、共に10/18に帰国した。
■10/1 極真会館秋季審査会。
 中国拳法の大家、澤井健一師範を迎え、盛大に行われた。
■10/21 極真会館指導員、職員の慰安旅行。
 大山館長同行で熱海の先、綱代にて過ごす。

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慰安旅行

■10月下旬 中村忠、大山茂両名が、マジソン・スクエア・ガーデンにて演武を行った。
■10月下旬 オランダよりカレンバッチと、グラベスタイン両氏が空手留学に来た。
■11/2 雑誌ライフで中村指導員報じられる。
■11月下旬 大山館長、韓国空手界を視察。
■12月 四国極真会館に、愛媛県松山東警察が入会。
 一挙に多くの会員が四国に増えた。

「空手ニュース」 海外から
・イギリスのボルトン氏入賞
 イギリス極真会館のボブ・ボルトン氏は、先頃行われた、イギリス空手チャンピオンシップに出場し、2位に入賞した。 イギリス支部では、アニール氏が実技面では、非凡な才を示し、指導や実戦を行っており、ボルトン氏は運営面に才を発揮している。

・オランダからの留学生
 11月始め、オランダから本部道場に2人の留学生が来館した。

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ヤン・カレンバッチ氏

 1人は小学校で体育教師を務めるヤン・カレンバッチ氏で、オランダで初段を得ている。 もう1人はグレベスタイン2級だ。

「空手ニュース」 国内から
・四国極真会館の状況
 四国極真会館は、徐々に発展している。 松山東警察の極真会入会もあって、野村、八幡浜は着実に人員を増やしており、芦原英幸指導員の滅私的な努力によって、技量も向上している様だ。

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四国極真会館の稽古風景

・大山倍達館長の韓国視察
 大山館長は11月末から12月半ばまで、韓国の空手界視察に出掛けた。 大山館長は日本空手界の方向付け、また極真会館の発展の為に参考とするべく、各地を巡り要人とも会見した。

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韓国で組手指導をする大山倍達館長
 
・大山館長の著書進行中
 現在、大山館長の空手書”Advanced Karate”が撮影に入っている。 これは”This is Karate”で大ホームランを出した、日貿出版社から上級向けに出されるものだ。
 国内では日貿出版社の「ダイナミック空手」、講談社の「百万人のカラテ」が進行中である。

アメリカの空手熱の実態 第2回
文:日刊スポーツ新聞記者 鈴木庄一
 (この項はいずれ当ブログで別に記す)

「詩」
文:歌人 草壁焔太

「古武道の研究」
文:松田鉦
 糸洲安恒「糸洲十訓」、喜屋武朝徳「実戦の心得」、船越義珍「空手道二十ヶ条」全文。
 
「日本剣客列伝」 第1話
 天竜の祖 斉藤伝鬼坊
文: 大杉豪夫

「近代カラテ 誌上教室」 第6回
特殊攻撃 -蹴り-

「空手と禅」 第5回
文: 極真会館館長 大山倍達

「武道と空」 第12回
文:作家 森川哲郎
 毛利松平会長、大山館長の対談抜粋(「武道日本」)

「モリイの目」 第3回
文:元極真会館事務局長 極真会館委員 森井嘉孝
 公相君について

「私の道程」第19話
文:極真会館館長 大山倍達

 
 今回はここまでです。 「空手ニュース」は短文ですが、その他の記事(例えば松田隆智さんのエッセイ等)も読んでみたいという要望があれば、別記事としてブログに掲載します。
 まぁ、謹賀新年という事で、「近代カラテ」にも色々と届いていますが、その後も長らく極真会館に(程度はともかく)関わっていた竹下登元総理や、谷川和穂元衆院議員、三浦六郎元警視庁警察学校柔道師範と云った方々のお名前もありました。
 でも、ブログ的には初期の高弟が寄せているページの方が興味深いかと思いますので、掲載しておきます。

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 …下書きの日付見たら4日前にこの記事を書き始めてたw
 いや、昨日は「日曜日の今日」国会図書館に行ってこようと下調べしてたんですよね。 で、久々だったし今朝になって、「日曜って何時からだったかな〜」とサイト見たら日曜が休館日だった事に気付きまして、「庶民の為、休館にすんなら平日にしろやゴラァァ!」と、些か凹みました。

 さておき、リクエストのあった某拳法との抗争について、後2,3記事が揃ったら、構成と台割り作って執筆に入りたいと思います。 来月か、再来月には連載出来るんじゃないですかね…って書くと何かプロっぽいなw
 そこで、ちょっと皆様の手を借りたいと思います。
 時期は1999年か2000年頃、雑誌は「月刊フルコンタクトKARATE」誌だったと思いますが、ハワード・コリンズ先生のインタビューがあったと記憶してます。 あれって何号でしたっけ? 自宅で探してるんですけど、何か見付からないんですよね。
 あの記事に「闇討ち」された時の話が載ってた記憶があるんですよ。 確か、「後ろから殴って来て逃げていった」とか何とかそんな感じだったと思います。
 という事でコメント欄でもメールでも構いませんので、情報をお願いします。 無論、他にも「こういう記事があるよ」というのがありましたら、参考させて頂きます。 改めて探してみると案外忘れている物で、現在はあの記事はどこだったかと資料を漁っている最中ですw

 それでは、また。

参考文献:
近代カラテ 1968年1月号

参考映像:
伝説の勝負師 崔倍達 韓国KBS 2000年


 






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ある日の極真会 8 (近代カラテ 1967年12月号)

JUGEMテーマ:空手
 本編を始める前に一つ。
 先月、11月19日の夜にジャック・サンダレスク氏(82歳)が多臓器不全で亡くなられたそうです。 「空手バカ一代の元ネタ」で取り扱った5日後のことですので、少し奇縁に思います。
 最近読んでいなくて気が付かなかったのですが、海外の極真系掲示板でも大山倍達総裁の親友の訃報として流れておりました。
 
サンダレスク.jpg
往年のジャック・サンダレスク

 謹んで哀悼の意を表します。

近代カラテ1967_12.jpg
 
 さて、本編ですが、ずーっと目次に載っていて気になるものがありました。 毎回何かしらの名言が載っていたんですよね。という事で今回から紹介します。

 人智の発達上 他のいかなる時期においても今日の時代ほど 人間が自身にとって疑問になったことは かつてなかった
マックス・シェラー

「空手ニュース」 海外から
・ニュージーランドのジョン・ジャービス氏一行帰国
 11月下旬、3月から日本で修業をしていたジャン・ジャービス氏が帰国した。
 約10ヶ月間、大山倍達館長の元で稽古を重ねて来たジャービス氏は帰国前に百人組手に挑戦した。
 有段者が相手だったという事もあって、達成後2,3日は全身痣だらけだった。
 「かなり、きつく当てられていたので、今に倒れるかと思っていたが、とうとう最後迄やりとうした強いねおどろいた」
とは、大山館長の談。

・オランダから留学生
 オランダ極真会のジャン・ブルミン支部長の弟子であるヤン・カレンバッチ氏ともう1名が11月初旬に来館。 暫くの間、日本で空手を学びたいと云う事だ。

・ロンドン・タイムスから
 イギリス極真会から便りが来た。 ロンドン・タイムスに、中近東のヨルダンで教えている時のスティーブ・アニール支部長の弟子が大きく扱われている。
 既に本誌でお伝えした通り、アニール支部長の弟子とはヨルダンの王族である。 詳細は来月号に掲げる。

「空手ニュース」 国内から
・四国の松山警察極真空手採用
 四国極真会館は、今年始めの大山館長の四国行きをきっかけに発足した。
 本部からは芦原英幸指導員が赴き、現在も指導の任に当たっている。
 芦原指導員と在地の協力者によって発展を続けており、既に何回かの演武会も行われた。

芦原英幸瓦15枚割り.jpg
芦原指導員の瓦15枚割り

 最近では、松山警察が極真会館に入会する事になり、四国の極真会が大きな発展を遂げている。 大山館長がアメリカにおいてFBIに逮捕術を指導したのと同様である。
 11月26日には、松山警察署長も見物する演武会を開くとの事。
 その際には、本部よりも応援に行く事になっている。 女子部と指導員による編成だそうだ。

・極真会館 秋の旅行
 極真会館では、大山館長を始め、指導員、職員、外国から来た留学生を交えて10月22日、23日、綱代温泉に出掛けた。

極真慰安旅行1967.jpg

 夜には、宴を開き、館長の昔の愛唱曲を聴き、和やかな一時を過ごした。

・極真会館1968年カレンダー
 多くの希望者に、未配布があった前回のカレンダーは問い合わせが殺到していた。 思わぬ反響に館長も驚いたが、今回は前回の轍を踏まぬ様に、部数を増やした。
 写真は講談社写真部、日貿出版等から厳選し、迫力あるものになっている。

・昇段者に論文提出の義務
 初段以上に昇段する者は、空手に関する自分自身の論文を作成して、大山館長に提出する仕組みが出来た。
 段位以上は少なくとも、空手観及び、技術上のそれにしても、一応理論を造らねばならない。

アメリカの空手熱の実態
文:日刊スポーツ新聞記者 鈴木庄一
 海外における空手ブームをレポートした。
 現在ニューヨーク空手界で最も大きな道場は、ヘンリー・チョウ氏のコリアン・カラテ・インスティーチュートと極真会館のスクール・オブ・サイエンティフィック・ジュードー・カラテの両道場である。

中村忠ブルックリン道場1967.jpg
中村指導員の道場

 韓国系米人のチョウ氏はニューヨーク空手界の実力者で、今春4月にマジソン・スクエア・ガーデンで大会を開催しており、同所で大会を開いたのは大山館長とチョウ氏の2名だけである。

「モリイの目」
文:極真会館委員:森井嘉孝

「この人に聞く」 第20回
栄光産業K・K社長 加藤憲司氏
 加藤氏は、大山倍達館長が東京目白に道場を設けた1952年頃に、一番始めに入門した人物である。

「カラテ界 現代の主役」
全日本空手道連盟理事長 全日本学生空手道連盟顧問 小幡功氏

小幡功1967.jpg
小幡功氏と慶応大空手部


文:歌人 草壁焔太

「古武道の研究(お留武術について)その2 大東流合気柔術の謎」
文:松田鉦

「近代カラテ 誌上教室」 第5回
特殊攻撃

「空手と禅」 第4回
文: 極真会館館長 大山倍達

「武道と空」 第11回
文:作家 森川哲郎

「美容教室」第2回
女性美について

「私の道程」第18話
文:極真会館館長 大山倍達


 今回はここで終了です。
 こう、時系列に「近代カラテ」を紹介していると、理解していたはずの物事の理解がより増すという気がしますね。
 松山警察への指導の件ですが、芦原先生の自伝を読むと、その前に警察の道場を借りて指導していた時期がある事が分かります。 一度そこから追い出された後、松山の警察学校で指導をする事になるのですが、この記事ではどちらの話なのかちょっと分かりません。 八幡浜では無く、松山警察と書いてあるので、後者だとは思うのですが。
 そう言えば、今号には当時の極真会館勢力図が載っていましたので、紹介しておきます。

極真勢力地図1967.jpg

それでは、また。


参考文献:
近代カラテ 1967年12月号
流浪空手 芦原英幸著 スポーツライフ社 1981年

参考リンク:
訃報 ジャック・サンダレスク師範 (2010/12/19)
Jacques Sandulescu: February 21, 1928 – November 19, 2010 (2010/12/19)

 






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ある日の極真会 7 (近代カラテ 1967年11月号)

JUGEMテーマ:空手
 年末だからという訳では無いかと思うんですが、最近忙しい上、風邪を引いているので先月16日に途中まで書いていた分を更新します。

近代カラテ1967_11.jpg

「空手ニュース」 海外から
・オーストラリア支部の審査会
 今年の春にオーストラリアで指導を開始した加藤重夫指導員が、この度審査会を催した。
 審査会では加藤指導員とアイブン・ザベチャーノ氏が審査を行い、その結果が本部に送附され、二段位1名、初段位1名、昇級者は21名が認可された。

・ライフ誌に載った中村忠指導員
 この程、「ライフ」誌にアメリカの空手の近況が載った。 その中でも極真会館の中村忠指導員が載っており、氏の活躍の成果と言えるだろう。

大山茂中村忠196711.jpg
ニューヨークの合宿: 中村指導員と左の後ろ姿が大山指導員

・ヨーロッパ空手チャンピオンシップ優勝のイギリス極真会館チーム
 イギリス極真会館のボブ・ボルトン支部長の便りによれば、先頃行われた全ヨーロッパ空手チャンピオンシップに、ボルトン支部長、スティーブ・アニール支部長も加わってチームを編成し参加した結果、チーム優勝とその他にも多くのトロフィーを獲得し、非常に良い成績を収めたという。

イギリス極真会196711.jpg
イギリス極真会館

・オランダ極真会館からの留学生
 オランダ極真会館ジョン・ブルミン五段の弟子である、ジャン・カレンバッチ氏が本郡で修行する為に来日する予定である。 氏はオランダでは二段として活躍している。

・グアム島からの留学生
 昨年、テッド・タオタオ氏が極真会館本部に来館、みっちり稽古を積んで帰国し、現在グアムに道場を建てて指導している。 その内の一人、メルビン・B・アンタラン氏が10月中旬に来日して、本部で厳しい稽古に没頭している。
 当初は短期間の修行だったのだが、本部の稽古を見て1年位稽古をしたくなって、現在ビザの変更申請中との事。

・海外からの留学希望目白押し
 極真会館は、近年中に国際空手専門学校を設立するだろう。
 と言うのは、大山倍達館長が長年に渡って蒔いてきた外国の種が芽を出し、留学希望者が殺到しているからである。
 これらの留学は、極真会館が海外からの多くの留学生に対処する設備や組織を造り直さなくてはならない事を物語っている。

「空手ニュース」 国内から
・極真会館秋期昇級昇段審査会
 10月1日、今年度の秋期審査会が催された。 100名を超す受験者が道場に溢れ、大山館長並びに諸先輩方、そして中国拳法の大家澤井健一先生がゲスト審査員として出席された。

大山倍達澤井健一196711.jpg
大山倍達館長と澤井健一先生

 又、多くの見学者が訪れていたが、特に米軍朝霞キャンプからの見学者が目立った。中にはベトナムからの帰還兵がおり、懐かしそうに見ていた。 内一人は、大山館長がアメリカに渡った初期に親切に遇してくれた人で、ベトナムでの戦いを終えて帰国の途中に大山館長との再会を果たしたので有った。

「この人に聞く」 第19回
 アルジェリア空手留学生 ライシュ・ヴェロニス氏

ヴェロニス.jpg

 松濤館フランス支部で空手を学び、大山館長の本を読み留学を決めた。 現在は極真会館で二級。

極真会館本部
秋期審査会を開催
 ニュースでも伝えた通り、極真会館本部道場では近郊支部からの参加者を交えて、本年度2度目の秋期昇段昇級審査会を開いた。 審査会は、極真会館では原則として春と秋に行われている。

審査会196711.jpg


「新しい武士道」第11回
文:歌人 草壁焔太

「古武道の研究(お留武術について)その1 示現流兵法」
文:松田鉦

「近代カラテ 誌上教室」 第4回

「空手と禅」 第3回
文: 極真会館館長 大山倍達

「武道と空」 第10回
文:作家 森川哲郎

「美容教室」第1回
女性美について

「私の道程」第16話
文:極真会館館長 大山倍達

「国の目」
見くびられたか空手家
文:大山国良
 先日、某レコード会社の若い女性流行歌手が極真会館に訪れ、3日間で空手を教えてくれと言ってきた。 大山館長は3日でマスターは無理だが、ちゃんと修行すればテレビで恥をかかぬ程度には出来ると答えたところ、入会せずに帰った。
 ところがそれから1週間経ったある日、週刊誌やテレビでその女性が黒帯を締めて空手の演武をしていたという話。
 

 本当は「空手バカ一代」の続きを書く予定でしたが、忙しいのと体調が悪かったので、ちょっと先延ばしします。
 今回もあんまり解説はいらない気がしますが、「国の目」について書いてみます。 すぐに「クニの目」と改題するんですが、「現代カラテマガジン」でも連載していたので、知っている方は多いかも知れませんね。 執筆されているのは大山国良という方で、名字は大山総裁と同じですが、血縁関係はありません。 元々はボクシングをやられた様ですが、田園コロシアムでの大山総裁と闘牛・雷電号との対決を見て入門されたそうです。 もう亡くなられたと聞きますが、70年代までは本部に顔を出されていました。

 ところで、先々のネタ用に、「空手バカ一代」でブルース・リーの師として登場する方の本を始め、15冊程買い込んでみましたw
 私が留学していた90年代でもこの方の本は何種類か書店で見掛けていたのですが、空手以外にも柔道、合気道、太極拳、サバット等の技術書を書いていたので、あまりにも胡散臭く、スルー気味で購入するのは初めてです。
 まぁ、元ネタシリーズでその内書くと思いますが、この先生が極真の有段者だったという記録が見付からないんですよね。 見ているのは73年の有段者名簿なんですが、そこには名前が無い。 で、60年代に出した空手の技術書を購入してみる事にした訳です。
 この辺りのネタは早くても来年2月以降に書く予定です。2月末頃に、ホットトイズのブルース・リー・アクション・フィギュアが手元に届くはずですので、入手後にテンションを上げて書きたいと思いますw

3204-12.jpg
【ムービー・マスターピース DX】 『燃えよドラゴン』1/6スケールフィギュア リー

 ちなみにこのフィギュア、出来が素晴らしく眼球まで動くみたいです。 私はブルース・リーは好きですが、マニアでは無いので、原著以外は殆ど持っていません。 ビデオも20周忌だったと思いますが、ワーナー・ブラザーズが出したセットのビデオぐらいしか持ってません(最近ブルー・レイで欲しいと思ってる)。 しかし、このフィギュアの剃り跡まで再現した精巧さに惹かれ、思わずネットでポチってしまいましたw その後数日で予約出来なくなっていたので、ラッキーだったと思います。

 それでは、また。

 
参考文献:
近代カラテ 1967年11月号

参考リンク:
【ムービー・マスターピース DX】 『燃えよドラゴン』1/6スケールフィギュア リー





 






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ある日の極真会 6 (近代カラテ 1967年10月号)

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 それでは、今回は「近代カラテ」ネタです。  昨日大半を書き終えていたのですが、帰宅したのが10時過ぎでしたので、遅くなりました。

近代カラテ1967_10.jpg


「空手ニュース」 海外から
・ニュージーランドからの空手留学生
 9月4日、ニュージーランドからアンドルー・バーバーという青年が日本に来た。
 バーバー氏は現在、極真会館で修業中のジャン・ジャービス氏の弟子であり、イギリス極真会のスティーブ・アニール支部長の下で共に師事した仲である。
 ジャービス氏が不在の間もよく道場を守っていたが、今回3ヶ月間日本で修業に明け暮れるとの事。

・ピーター・チャン氏、再び来日
 前回お伝えした様に、ピーター・チャン氏は父親の突然の逝去の為、一時的にシンガポールに帰国していたが、葬送一切を済ませて9月7日に再び極真会館に戻り修業を再開した。

・フィリピン統一空手協会の入会要請
 フィリピン統一空手協会という団体の会長である、アントニオ・ヴィラール氏より、極真会館の会員となる事を要請して来た。
 ヴィラール氏はフィリピンのナガ市にある「ブラック・コブラ道場」で柔道と空手を教えている。
 今回の申し入れは、協会の人々と自分自身の入会で、すでに写真やテープで審査して欲しいと準備しているという。

・アメリカからの入会希望
 アメリカオハイオ州のジェリー・バンクという52歳になるアメリカ人から入会したいとの便りが届いた。
 氏はシカゴでトーヘイ・コーイチという人物から、空手を学んだ事があり、現在はカルクッタ空手クラブというサークルを主催しており、大山倍達館長の”This is Karate”を教科書に修業しているとの事。
 本部では先方の状態を調査の上、入会を許可する方針だ。

「空手ニュース」 国内から
・秋田県の極真会支部長の便り
 秋田県の真壁忠支部長は、6月に自宅の空き地に真武館という道場を建てて、空手の指導に励んでいる。
 真壁支部長は、日中は病院の薬剤部部長を務め、その合間に空手や他の武道を修業して来た。
 氏のこれからの活躍に期待する。

極真秋田支部1967.jpg
秋田支部道場開き


・四国極真会館 芦原指導員よりの便り
 先だって、本部からの指導員として四国に赴任した芦原英幸指導員は、四国各地を飛び回って忙しく指導に励んでいる。
 芦原指導員が帰京していた頃は、道場生が稽古に来る率が少し減っていた様だが、今では生徒も増してきているという。
 9月10日は当地で演武会が催され、新聞にも報道された。
 本部道場のポスターを使って生徒の募集に一生懸命であり、安達氏の力添えで市長に会い、極真空手の普及の話をしようと交渉もしている。
 これら一連の動きが、八幡浜、卯の町、野村、宇和島と、大きくまとめて四国極真会館躍進の基礎固めとなるだろう。

・極真会館にステレオ音楽設置
 極真会館本部道場は、会館各所にスピーカーを設置し、数々の名曲が館内に溢れている。
 これはともすればぎすぎすとした雰囲気になる武道の道場には素晴らしい効果を発揮しているようで、会員からも喜ばれている様だ。

「この人に聞く」 第18回
日本空手競技連盟 日本拳法空手道師範 山田侃氏

日本拳法空手道山田侃.jpg

 
「極真会館の夏期合宿」

”LETTERS AND PHOTOS FROOM AMERICA” 1
中村忠氏より
 昨年春から、アメリカニューヨークに渡りブルックリンのアカデミー道場で極真空手を指導している中村忠指導員の近影を集めてみた。

中村忠196710.jpg


”LETTERS AND PHOTOS FROOM AMERICA” 2
大山茂氏より
 大山茂指導員は、本年7月よりホワイトプレイン道場とコネチカット道場の2カ所で指導している。

大山茂中村忠196710.jpg

 
「近代カラテ 誌上教室」 第3回

「新しい武士道」第10回
文:歌人 草壁焔太

「空手と禅」 第2回
文: 極真会館館長 大山倍達

「武道と空」 第9回
文:作家 森川哲郎

「私の道程」第16話
文:極真会館館長 大山倍達


 ちょっと解説。 トーヘイ・コーイチなる人物ですが、多分合気道の開祖、植芝盛平師の門下の達人、藤平光一師だと思います。
 藤平師はアメリカ各地を回って指導していた事があったので、バンク氏はその時に合気道を学んだと思われます。
 それから、フィリピン統一空手協会に出てくる「ブラック・コブラ道場」、どこかで聞いた事ある名前ですよね?
 というところで今回はここまで。
 それでは、また。


参考文献:
近代カラテ 1967年10月号
 






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ある日の極真会 5 (近代カラテ 1967年9月号)

JUGEMテーマ:空手
 ネタは多々あるものの、いざ何を書こうかと言ったらとても悩む今日この頃、皆様如何でしょうか?
 私はそれはもう古記事か海外記事かレアグッズか「空手バカ一代」ネタか、はたまた書評かーと迷いつつ気が付けば17時近くになっていたので、「近代カラテ」ネタにしましたw  週末までには何か選びたいと思います(※選べない可能性もあります)。 あ、リクエストがあれば検討しますよ。 言われると悩まなくていいですし。

近代カラテ1967_9.jpg

「私の道程」第14話
文:極真会館館長 大山倍達

大山倍達196709.jpg

「空手ニュース」 海外から
・ブラジル支部より指導員の要請
 リオデジャネイロの極真会館 田中ツネヨシ道場から、本部が忙しいのなら3ヶ月でも良いから指導員を送ってくれと云う要請が来ている。 この問題は昨年から要請されていた事で、早急に選定すべき状況となった。
 先方では切符と宿舎の手配も出来ているという事で、近日中に指導員が派遣される見込み。

・シンガポールの空手留学生、一時帰国
 シンガポールから空手留学に来ていたピーター・チャン氏は、父親の病の為一時帰国したが、先頃父親が亡くなられたと知らせてきた。
 しかし諸事万端済ませてから、また日本で修業を続けると言ってきている。

・アメリカ・アカデミー道場 ロナルド・ヤング氏よりの便り
 中村忠指導員が在籍しているアメリカ・ニューヨークのアカデミー道場、ミセス・ヤング支部長の所のロナルド・ヤング氏より便りがあり、「近代カラテ」に自分の道場が載った事を喜び、英語版を作りたいとの要望を言ってきている。
 アメリカでは空手の状況が中々厳しくなってきた事と、「近代カラテ」がアメリカで発行する武道誌「ブラック・ベルト」の様な規模と内容になれば極真空手にとって大きなプラスになるとの事。

・スウェーデン支部より
 スウェーデン支部長ハネス・ハーム・マース氏より近況報告が届いた。 スウェーデンでは夏期は休みになっているので、マース氏はオランダのジョン・ブルミン支部長の下に稽古に行くという。
 また、本部のマークやバッジを生徒達が大変欲しがっているとの事だ。

・ローデシアの大山倍達館長のファンからの便り
 ローデシアのホワン・シュングュという23歳になる青年は、大山館長の”This is Karate”を手本に一生懸命稽古を行い、疑問点をまとめて大山館長に手紙を出すという通信教育のような形を取っていたが、その熱心さに感心した大山館長が彼を日本に招く事になった。
 シュングュ氏は大山館長の直接指導が受けられるという事で大変喜んでいる。

「空手ニュース」 国内から
・オランダからの空手留学生ローレンス・ホランダ、ヘンリー・セリアス氏帰国
 8月18日ローレンス・ホランダ氏(※現在ではルック・ホーランダーと表記される事が多い)が、9月1日、ヘンリー・セリアス氏がそれぞれ半年間の空手修業を終えて帰国した。
 オランダ支部は日本で長年柔道の修業を積み、本国ではヘーシングを凌ぐ実力者と噂されているジョン・ブルミン支部長により立ち上げられた。 以来、オランダでは極真会館系だけでも道場が27カ所にあり、昨年は黒崎健時師範が現地で指導もしている。
 他流派の空手も約3派あるが、ヨーロッパ選手権を開催してもフリーファイティングで極真空手が出場すると皆怖がって選手が降りてしまうと云うほど、その実力が知れ渡っている。 そのオランダ極真会の優秀な代表がホランダ氏とセリアス氏で、ブルミン氏の肝煎りで日本に来ることになった。
 その実力はというと、ホランダ氏は外国人として2人目となる百人組手を勝ち抜き三段を允許され、セリアス氏は30人に勝ち抜き二段を允許された。
 8月15日、彼らの帰国に先立ち本部道場にて歓送会が開かれ、互いの精進を誓い合った。

・四国極真会館へ芦原指導員再び赴任
 暫く本部に滞在していた芦原英幸指導員が7月末に再び四国極真会館へと赴き活躍している。
 前回は春先から四国極真会館設立と共に赴任し、当地で成果を上げて一時帰館していた。
 四国極真会館の発足は、本年始め、大山館長の四国巡察の折りに栗田龍玄氏を始め、多くの人々との折衝の中から生まれたものである。

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極真会館八幡浜支部

・極真会館夏期合宿、千葉県一の宮海岸にて行われる
 恒例行事である夏期合宿が8月9日から14日まで千葉県一の宮海岸にて行われた。
 100名近い参加者が集い稽古する中、12日には極真会館の名高いアウトドア・トレーニングの実態を報道しようとばかりに、各種スポーツ紙、講談社の週刊現代、日本テレビなどが、合宿や稽古の様子を撮影、取材にと押しかけてきた。 テレビ放送は8月19日土曜日の朝に放送された。
 既に本誌でお伝えした通り、アメリカで発行されている「ブラック・ベルト」という世界唯一の武道専門誌でも、極真会館のアウトドア・トレーニングは有名である。

Blackbelt196609.jpg
”Black belt”誌(1966年)


・極真会館の新任職人
 極真会館の事務長の席が適任者不在のままだったが、この度新しく選任され、同時に空席であった外国文書関係の処理と大山館長の秘書も埋まり、万全の体勢となった。
 また、芦原英幸指導員の四国派遣により、8月8日に新しい指導員が誕生した。 廬山初雄指導員が本部指導の一員に加わった事で、その励みを増す事と思われる。

・大山館長渡米の予定
 大山館長を呼ぶ声は、世界各地から大変多く起こっている。
 韓国、マレーシア、フィリピン、ヨルダン、アフリカ、オーストラリア、イギリス、オランダ、アメリカの各地、とちょっと数えただけでもこれだけある。
 しかし大山館長の繁忙さの中では中々スケジュールを組むのが困難で、急務の多いアメリカだけでも、と行く予定を立てている。

・極真会館会長毛利松平氏渡欧
 極真会会長の毛利松平参院代議士は、8月11日にヨーロッパへ経済視察と出発した。 ヨーロッパの各地を視察する観点から、日本武道の、特に空手がどんな形で外国にあるのかを見回ってくるという事だ。

・講談社発行、大山館長著「百万人のカラテ」進行中
 現在、講談社発行予定の「百万人のカラテ」が進行中だ。

・海外からの極真会館新会員紹介
 イギリス:マウリス・ペンディング氏
 アメリカ:ケネス・ランバート氏

「この人に聞く」 第17回
オランダ極真会館 ローレンス・ホランダ氏
 百人組手を達成したホランダ氏は既に道場設立の準備が出来ており、9月1日にロッテルダム、11月にベルギーのアントヴェルペンにて道場を開くとの事。

ルック・ホーランダー.jpg
ローレンス・ホランダ氏

「カラテ人物描写」 第8回
極真会館事務局長 中山修氏

 「浅考書」 第3回
文:こうのりゅう夏

「新しい武士道」第9回
文:歌人 草壁焔太

「中国拳法 太極拳の研究」
文:岡崎極真会館 松田鉦

「モリイの目」 第1回
文:元極真会館事務局長 極真会館委員 森井嘉孝

「近代カラテ 誌上教室」 第2回

「空手と禅」 第1回
文: 極真会館館長 大山倍達

「武道と空」 第8回
文:作家 森川哲郎


 てー事で今回はこんな感じです。
大山倍達総裁と極真空手がアメリカで有名だったのは、1970年代半ばまでですので、今読んでいる人はちょっと違和感を感じるかも知れませんね。 ただ、個人的には動画投稿サイトとインターネットが広まったおかげで一時期よりもアメリカで知られている様にも思います。
 ロナルド・ヤング氏がアメリカの空手が厳しくなって来ているというのは、日本や沖縄に滞在していた米軍兵士や日本、韓国からの指導者が渡米して広め始めた1950年代末頃からの空手ブームがピークの時期です。 柔道や柔術は戦前から広まっていましたが、空手や合気道はこの時期に一気に広まりました。 このブームはブルース・リーの映画とマーシャルアーツ(プロ空手)により再燃する事になり、一説には最盛期で150万人近い修業者がいたと聞きます。
 ちなみに韓国から、と書きましたがこの頃の空手は「本土空手」、「沖縄空手」、「韓国タンスドー(コンスドー)/テコンドー」の諸流派がアメリカでそれぞれ活動していましたし、アメリカの空手の連盟には韓国人が沢山いました。 これは”Karate”がジャンル化してしまい、手足で打撃する東北アジアの格闘技は皆”Karate”の一派とされていたのが理由です(ブルース・リーの映画がブレイクするまでは中国拳法も”Karate”扱いでしたし、日本でも「空手映画」なんて云われていました)。 まぁ、空手ブームに便乗したというのが一番大きいかも知れませんが、当時のテコンドーは堂々と”Korean karate”を名乗っていました。 テコンドーの出自を考えたら間違いでは無いのですが、後の歴史の改竄から考えると、あの時のお前らは何だったんだと言いたくもなりますw

 参考までに、ここに1969年のアメリカの空手修業者の統計がありますので、提示してみます。
1 日本流:40000人
2 韓国流:38000人
3 沖縄流:35000人
4 その他:10000人 (中国拳法など、拳法修業者を指す)
計:123000人
 内、5200人が有段者だそうです。 ちなみに当時のアメリカにおける柔道の修業者は135000人なので、1900年代からアメリカに進出した柔道に対して、50年以上の遅れを一気に取り戻したと言えるでしょう。 同統計によれば60年代の空手ブームのピークは68年で、69年に7000人減ったそうですから、ヤング氏が厳しいと言っているのは地理的な要素があるんじゃないかと思います。 多分ニューヨークには無数の空手道場が乱立して生徒の取り合いになっていたんじゃないかと。

 何か後書きなのに沢山書いてしまいました。 そうそう、「ブラック・ベルト」誌の合宿の記事は夏期冬期の合宿風景が10ページに渡って特集されており、当時の高弟も多数写ってます。

Blackbelt196609top.jpg

 それでは、また。

参考文献:
"Karate Training at its Most Rugged", BLACK BELT, September, 1966
"THE GROWTH OF JUDO AND KARATE DECLINING", BLACK BELT, The yearbook, 1970
近代カラテ 1967年9月号
格闘技通信 「USAテコンドー」 1987年8月号

 






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